元野球選手でタレントやキャスターの長嶋一茂さんですが過去にパニック障害とうつ病を患っていた時期があります。
今回は長嶋一茂さんのパニック障害とうつ病発症の詳細、一般的な原因と症状、一茂さんの改善方法3つをまとめました。
長嶋一茂のプロフィール
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名前:長嶋一茂
生年月日:1966年1月26日
出身地:東京大田区
身長:181センチ
体重:90キロ
小学生のころから野球を始めたのですが一度挫折していたようで、その後立教高校に入ってから野球を再開しました。
立教大学進学後も野球を続け、1987年のドラフト会議では1位指名になるほどになりました。
ヤクルトスワローズに入団し、その後、読売ジャイアンツに移籍します。
巨人時代はスタメンを勝ち取ってもなかなか活躍の機会がなく、右ひじの故障で一軍出場はゼロに終わります。
そして同時期、バント練習を指導してきたコーチに対し暴言を吐くなどして、二軍に降格させられてしまいました。
巨人に入ったころからパニック障害に悩んでいて、その後、日本ハムなどが獲得の意向を見せたのですが、野球選手という職業を続けていくことはできないと現役引退してしまいます。
明石家さんまさんとの縁で芸能界で活躍できるようになった長嶋一茂さんは、その後スポーツキャスターや俳優、タレントとして活動しています。
長嶋一茂は現役時代パニック障害を発症していた
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長嶋一茂さんはパニック障害を患っていた時期がありました。
花火を見に行ったときに、地震かと思うほど周りの景色が揺れ始めた、というのが最初の兆候だそうです。
周りの様子を見ても地震に慌てている様子がなかったため、最初は飲み過ぎたのだと思っていたそうです。
しかしその後、車で出勤するときに過呼吸を起こしてしまい、出勤できないくらいの苦しさで当日欠勤してしまったのです。
1週間後に友達と食事をするために出掛けたホテルで過呼吸に再び襲われて、今度は倒れてしまいました。
大学病院に運ばれたことによりパニック障害と診断されたそうです。
長嶋一茂さんはこのとき30歳でした。
この前後の時期に一軍から外されてしまったことやコーチとのいざこざがありました。
そして、父親でもある長嶋監督から戦力外通告を受けるなど、苦しい日々を送っていた時期でした。
つまり一言で言うと、ストレスでパニック障害を発症してしまったのでしょう。
パニック障害は、人が多い場所が極度に苦手になってしまったり、過呼吸を起こすという症状が出るので、長嶋一茂さんの症状も典型的なものだといえるでしょう。
長嶋一茂は現役時代うつ病も発症していた
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パニック障害のほかにも、重度のうつ病を患ってしまっていたそうです。
この時期、二軍降格、戦力外通告の他にも、長年お世話になったお手伝いの女性や祖母、そして母といった、身近な大切な人を立て続けに亡くすという悲しい出来事が起こります。
これにより、うつ病も併発することとなってしまったのです。
「お前が死ね」という幻聴がしょっちゅう聴こえるようになり、とても苦しい日々だったと言います。
うつの症状は芸能界に活動の場を移してからもずっと続き、そして、2008年には重度のうつ病と診断されるまでになってしまいました。
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2004年に生まれた娘の存在が支えとなったこともあり、2013年には「いつ死んでもいいや」と開き直ったそうです。
服薬していた薬も止めたところ元気になり、現在はうつ病からは回復したのだそうです。
とても元気で明るい、ちょっと天然な人物としてテレビでは有名なので、このような過去があったことに驚く人もいるのだとか。
パニック障害&うつ病の原因&症状とは?
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現在はうつ病とパニック障害を克服し、芸能人として成功を収めている長嶋一茂さんですが、過去には重度のストレスにより精神病でとても苦しんだ人物でもあります。
そもそも、うつ病やパニック障害とはどのような原因で発症するのか、どのような症状があるのかをまとめました。
パニック障害の原因と症状
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パニック障害の原因は、7割が環境的な要因とされています。
具体的に挙げると、性格傾向、ストレス、トラウマ、喫煙、カフェインといった原因が挙げられます。
パニック障害はこれらの要因が引き金となり起こることが多いようです。
パニック障害は、パニック発作、広場恐怖、予期不安があります。
パニック発作とは、強い不安を感じる症状があり、目まいやふらつきを覚えます。
これは長嶋一茂さんが感じていた症状と一致します。
広場恐怖という症状は人混みが苦手になってしまうという症状で、予期不安は何か起こるかもしれないという不安を抱え、それで気が重くなってしまうという症状です。
うつ病の原因と症状
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長嶋一茂さんはうつ病にもかかっていました。
うつ病の原因は遺伝的要因と環境的な要因があります。
環境的要因はどのようなものかというと、幼い頃の厳しい体験や親しい人の死、仕事の喪失などだそうです。
長嶋一茂さんの場合、父親が偉大な人物過ぎて幼い頃からずっとプレッシャーを感じていたそうです。
そして、うつ病を発症する直前には祖母と長い間お世話になっていたお手伝いの女性、そして、母親を相次いで亡くしました。
さらには、時期を同じくして野球選手での仕事で二軍降格という出来事がありましたから、これらがうつ病の原因になったことはうなずける話です。
そして症状としては自殺願望が生まれたり、自分を責めるといった行動が出てくるのだそうです。
長嶋一茂さんも自殺願望があったりしたようで、うつ病でとても苦しんだということは確かな話なのでしょう。
長嶋一茂のパニック障害&うつ病改善方法3選
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多くの人がうつ病やパニック障害で悩んでいる中で、長嶋一茂さんがどうやって病気を克服したのか気になる方もいるかと思います。
ここでは、長嶋一茂さんの克服方法を3つご紹介します。
自分を責めずストレスをためない
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長嶋一茂さんは、子供のころから父親の存在が大きすぎて期待を寄せられたり、好奇の目で見られていたそうです。
そのため、幼少期よりストレスをためていたのだとか。
そして、一軍から外れてしまったときに芸能界に入る決意をした長嶋一茂ですが、野球を辞めてから症状がかなり良い方向に進んだのだそうです。
このときに「自分を責めずにストレスを上手に抜く」ことが重要だということに気付き、病状が回復方向に向かったそうです。
ものすごい重圧から解放されて、本当の自分が見つかったのかもしれませんね。
好きなことに打ち込む
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長嶋一茂さんは有名な野球選手でありながら、現役時代から「極真空手」に憧れていたといいます。
野球選手引退後は、田園調布の実家で極真空手にのめり込んだのだとか。
長嶋一茂さんは、極真空手にのめり込むことで苦しい気持から気をそらせる、つまり好きなことに打ち込むことで気を紛らわせる方法を学び、これが病状改善につながったのだとか。
独りの時間を大切にする
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長嶋一茂さんがうつ病とパニック障害を抱えていたときは、ネット普及が進んできているときでした。
インターネットを介したメールなどで、誰とでもどこにいてもつながれる時代です。
この時代の便利さは一見すると素晴らしいものですが、長嶋一茂さんの病気には良い影響を及ぼさなかったようです。
そのため、薬に依存しないと決めてからは、長嶋一茂さんは1人の時間を大切にして、あまり周りの人と群れない生活を実践し、徐々に体調を戻していったそうです。
まとめ
・長嶋一茂は現役時代にはパニック障害と重度のうつ病を患っていた。
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長嶋茂雄監督の息子ということで、幼い頃からプレッシャーにさらされて、うつ病とパニック障害を患ってしまった長嶋一茂さん。
しかし、薬に頼った治療方法を辞めて、自力で生活を改善することで、仕事ができるほど回復しました。
長嶋一茂さんは今、スポーツキャスターやタレントとして活躍しています。
以前は仕事ができないほど苦しい症状を抱えていた長嶋一茂さんですが、現在はストレスを上手に発散する方法を覚えて野球選手ではない天職を見つけて活動しています。
辛い過去を抱えていながらも、ここまで飛躍した長嶋一茂さんの今後の活躍に期待です。