性的マイノリティについて近年メディアで取り上げられることも多く、芸能界にも性同一性障害を理由に性転換手術をした方は意外に多いです。
今回は性同一性障害や性転換手術の基礎知識と、性転換手術をした芸能人10名を紹介します。
目次
性転換手術を希望する人の「性同一性障害」の症状とは?
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性同一性障害の症状は子供の頃から感じている人がほとんどです。
男の子の場合は、女の子の遊びが大好きな場合が多いです。
そして、女性の場合は男の子が好きな服などを着たがったりするという症状があります。
幼い頃から自分の性に違和感を感じて暮らしているのですが、周りの理解が得られず悩んでいる方がほとんどだと言われています。
性同一性障害の原因は今のところ不明とされていて、メカニズムなど詳しいことは分かりません。
性同一性障害の原因は、母親の体にいる胎児のときにホルモンバランスが崩れてしまい、脳が本来の性別と逆の性別を自分の性だと認識してしまうのではないか、という仮説があります。
性転換手術を受けるには?
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性転換手術を受けるためには、医師の診断が必要です。
風邪のようにすぐ診断できるようなものではないので、1年間は通って診断を確定させなくてはいけません。
その後に行うことのできるホルモン治療は、自分が認識している性に対して体を近づけるものです。
そして、性転換手術も診断が確定してからでないと受けることができません。
20歳以上の人で、診断が出ていて、ホルモン治療をしてもなお自分の体に納得できない人のみができる手術なのです。
女性が男性になる場合は、
- ■子宮や卵巣を切除
- ■膣閉鎖
- ■陰嚢と陰茎の形成
-
- 男性が女性になる場合は、
- ■造膣術
- ■バストの形成
- ■陰茎や精巣の摘出
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- という手術が必要になります。
性転換手術後の性別や戸籍はどうなる?
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性転換手術をした後は、性別や戸籍を変えることができます。
しかし、2018年になってからは性転換手術をしていなくても、家庭裁判所で本人の苦痛が認められ性別を変更できた人が2人います。
性転換手術は、体中の激痛に耐えなくてはならない過酷な手術で、外国での治療が必要な場合もあります。
そのような手術を必要としない変更方法が認められるようになったのは、素晴らしいことですね。
性転換手術を受けた芸能人① モデル5選
IVAN
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IVAN(アイバン)さんは、パリコレのモデルとして活躍する有名なモデルです。
しかし、最近フジテレビの「よかれと思って」という番組で自身が性転換手術を受けていることを告白しました。
もともとは男性だったのですが、女性になってモデル業をするようになったのですね。
KABA.ちゃんやGENKINGさんと同じ病院で手術を受けたそうで、13時間におよぶ大手術に耐え抜いたと告白しました。
KABA.ちゃんやGENKINGさんという有名なおねえキャラよりも、先に手術を受けていたそうです。
しかし、カミングアウトしたのは2018年に入ってからなので、カミングアウトしたのは一番最後です。
IVANさんは、Instagramもやっていて自分のウエディングドレス姿などを披露していますが、女の子みたいで男という感じが全然しません。
はるな愛さんがIVANさんの体を見せてもらったそうですが、女の子みたいでなんの不自然もなかったそうです。
きれいな体を手に入れられて良かったですね。
IVANさんは性同一性障害を抱えながらも頑張っている芸能人だったのですね。
GENKING
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GENKINGさんも性転換手術を受けた芸能人の1人です。
性転換手術を受けてその後、戸籍と名前も変えました。
最初は、男性としても女性としても活躍できる芸能人だということで注目を集めましたが、自分の本当の性別に嘘をついているということに苦しさを感じていたといいます。
2017年1月に性同一性障害と診断されて、同年5月18日に適合手術を受けて女性に生まれ変わったといいます。
GENKINGさんは女性として生まれ変わったことにとてもうれしさを見いだしているようで、結婚して子供もほしいと語っています。
自分が夢を叶えることによって、性で悩んでいる人には希望を与えて、普通の女の子たちにも夢は叶うということを教えてあげたいと意気込んでいます。
芸能人で人目につく職業だからこそ、困難があってもこのように人を勇気づけられることに昇華できるGENKINGさんはとても素敵です。
佐藤 かよ
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一見すると女性にしか見えないモデルの佐藤かよさん。
彼女もまた、性同一性障害に苦しみ、性転換手術に踏み切った人の1人です。
15歳のころからホルモン治療を受けるようになり、中学校を卒業すると家を出て幼なじみの女性の家を訪れたといいます。
そして、その幼なじみは黙って自分の洋服を貸してくれたといいます。
優しくて理解してくれる人がいて、それが佐藤さんの救いになりました。
その後、コンビニのアルバイトなどをしながら知人の紹介で婦人服売り場の店員になれたといいます。
その半年後、佐藤さんの運命が開けて、雑誌社からスカウトたことによりモデル事務所に所属することになります。
2010年に性転換手術をしたことと、性別を変えたことを告白しました。
告白することには、勇気も必要だったかもしれませんが、数々の困難を乗り越えてきた彼女にはむしろ喜ばしいことかもしれません。
椿 彩奈
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椿姫彩菜さんは、見かけも女性らしくて元男性だとは到底思えませんね。
子供のころから自分の性に違和感を感じていて、おままごとなどが大好きだったそうです。
椿姫さんが出てくる前は、KABAちゃんやはるな愛さんなどがいましたが、彼らとは違って元男性だったと言われないと、男性とは分からないほどです。
はるな愛さんやKABA.ちゃんは、骨格など少し男っぽい部分もありますよね。
椿姫さんは男子校出身ですが、髪の毛を校則よりも特例で少し伸ばすことが許されていたというほどで、努力して勉強で変わった部分をカバーしていたといいます。
しかし、大学に入ると女の子の格好をしていることで健康診断のときに不利益を被ったり、バイトでの扱いが不遇だったりととても苦労をしたといいます。
性転換出術前に高熱があったそうですが、このチャンスを逃すと二度と性転換手術ができないかもと外国に渡り手術を断行しました。
椿姫さんはゲームが大好きで、ゲーム関係の仕事で今、頑張っています。
真境名ナツキ
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真境名ナツキさんも典型的な性同一性障害の症状を抱えて生きてきた人です。
中学生からは女子の制服を着て学校に登校していたほど、自分の性別に違和感を感じていたといいます。
高校生からは、女子生徒として高校に通学するようになり、バレー部では女子のキャプテンを務めるほどだったそうです。
活発な方なんですね。
そして、10代の終わりには睾丸を除去して六本木のバーで働き始めます。
2015年からカマちゃん倶楽部で活動して、その後、芸能界入りします。
そして、その激動の人生が映画化されることになり、多くの人に感動を与えました。
2つの性別を経験する人生は、多くの人が送る平凡な人生とは少し違います。
映画を通して、性同一性障害への理解が深まると良いですね。
性転換手術を受けた芸能人⓶ タレント5選
カルーセル麻紀
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今の時代は、はるな愛さんや佐藤かよさんなどが台頭していますが、元祖おねえキャラはこのカルーセルさんではないでしょうか。
カルーセルさんの若いころはとても美人で、美輪明宏のそれのようにすごく大正ロマンな感じで素敵な顔だちでした。
15歳のときに家出をしてゲイバーで働くようになります。
しかし、幼いころから自分の性に違和感を感じていて、19歳のときに睾丸摘出を行い、モロッコで性適合手術を受けたといいます。
しかし、高熱が下がらず十分なアフターケアも受けられなくて、本当に命を落とすかもしれないと思ったといいます。
日本やタイなどで性転換手術を受けられれば良いのですが、当時はまだ医学や法整備が進んでいなかったので、現在よりもリスキーな治療をしなくてはならなかったのです。
その後、療養のためにフランスに渡り、芸能活動をお休みしながら友人の事業を手伝います。
カルーセルさんもすっかりもう大御所で、GENKINGさんやはるな愛さんなどはカルーセルさんと対面したら2人とも頭が上がらないでしょう。
ベル
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バラエティ番組「有吉ジャポン」でたびたび出演していたベルさん。
彼女も性転換手術を乗り越えて男性から女性の体を手に入れた芸能人です。
歌舞伎町のおかまバー「ひげガール」で指名ナンバーワンのキャストとして活躍している美人な女性です。
毒舌キャラで有名な有吉弘行さんや華原朋美さんなど、ひげガールにはいろいろな芸能人が訪れているようです。
有名になる前は、役者として活躍していたそうです。
その後、ドレスを販売する会社を共同で経営したりと、マルチな才能を発揮して活躍していた人です。
顔に関しては目と鼻を整形していて、体は性転換手術をほどこしているそうです。
自分の好みの体になれて良かったですね。
顔も気になる部分は直せたようですし、心機一転頑張れそうです。
性転換手術はつらいものですが、それを乗り越えると性同一性障害の人には本当の素晴らしい人生が待っているのですね。
はるな愛
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「言うよね~」で有名なはるな愛さんも、性転換手術を受けています。
はるな愛さんの本名が「大西賢治」というのは有名な話です。
子供の頃から歌が上手でCDなども出しています。
YouTubeにははるな愛のMVがたくさんあって、どれも元気をもらえる歌ばかりです。
子供のころは松田聖子の格好をしてテレビに出て、歌まで披露したというエピソードもあります。
はるな愛さんは23歳のときに性転換手術を受けました。
はるな愛さんが受けた手術は、性器の外見を女性らしく整えるだけではなく、性行為もできるような膣を作る手術で、とても苦痛を伴うものです。
膣の穴がふさがらないように、膣の穴に棒を入れて穴を固定しなくてはならず、とてもつらい手術です。
しかし、はるな愛さんのパワフルさを見ているとつらいところ1つ見えないので、とても強い女性だなと思います。
KABA.ちゃん
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KABA.ちゃんも、性転換手術を受けた1人です。
昔からオネエキャラとして売っていましたが、性転換手術を受けて女性になりました。
もともと振り付け師として有名でしたが、昔から自分の性に違和感を感じて過ごしてきたといいます。
タイで性転換手術を受けて、食の好みが変わったり力が弱くなってしまったりといろいろな副作用的な効果も出ました。
また、KABA.ちゃんもはるな愛さんと同じように、見かけだけではなく膣の中身まで造る手術をしました。
穴が塞がらないよう棒を入れて穴を少しずつ広げねばならないのですが、KABA.ちゃんはその治療を頑張りすぎてしまい、せっかく造った膣が壊れて再手術になってしまったとか。
KABA.ちゃんの腸を使って再度膣を作り直すそうです。
完全にまだ女の人にはなりきれてないようですが、頑張って治療を終えてほしいものです。
諭吉
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吉本芸人である諭吉は、女性から男性に性転換手術をしたお笑い芸人です。
自身をおなべ芸人として売っていて、新しいタイプの芸人として注目されています。
そして「ぼく、長女です」という本を出版し、性同一性障害への理解を世間に訴えています。
自身の性の問題と折り合いを付けてまじめに明るく生きる諭吉さんに、多くの奨励の声が集まっています。
まとめ
・性転換手術は20歳以上の人で、診断が出ていて、ホルモン治療をしてもなお自分の体に納得できない人のみができる手術。
・性転換手術をした後は、性別や戸籍を変えることができる。
出典:https://www.pakutaso.com/
性転換手術を受けた芸能人はたくさんいます。
今まで女性だと思っていてよく調べてみたら男性で驚いたと思われる芸能人や、男性であったことそれ自体を忘れられてしまった芸能人もいたでしょう。
性転換手術は大変な苦痛を伴うものですしリスクもあります。
そして、自分の性の悩みや葛藤を乗り越えて、ここまで活躍して人前に出るオネエキャラたちに敬意や応援したい気持ちが湧いてきますね。
パンツ
2023/03/11 02:12
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