かつて、「巨人・大鵬・玉子焼き」と呼ばれていた時代、まさに巨人一辺倒とも言えるプロ野球界に、真っ向勝負を挑んだ男、星野仙一。「燃える男」「闘将」と呼ばれ、野球の本当の楽しさを教えてくれました。
まだ70歳という若さで、突然この世を去ってしまった星野仙一さんの死因や病気、死因のすい臓がんと亡くなる直前の様子についてまとめました。
星野仙一さんのプロフィール
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プロフィール
本名:星野 仙一(ほしの せんいち)
出身地:岡山県児島郡福田町(現在の倉敷市)
生年月日:1947年1月22日
没年月日:2018年1月4日(享年70歳)
身長:180cm
体重:80kg
出身高校:岡山県立倉敷商業高等学校
最終学歴:明治大学政治経済学部経済学科卒業
職業:元プロ野球選手、監督、野球解説者
ポジション:投手
闘将、星野仙一さんの足跡
現役時代は「打倒巨人」を掲げ、その闘志をむき出しにしたピッチング姿に「燃える男」と呼ばれた星野仙一さん。
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現役引退後は、生え抜き監督として古巣中日ドラゴンズを二度のリーグ優勝に導くと、2002年には当時低迷を極めていた阪神タイガースに請われ監督に就任。
すると、就任2年目にしてタイガースを18年ぶりのリーグ優勝に導くという快挙を演じます。
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2010年、63歳で楽天の監督に就任すると、その翌年に「東日本大震災」が発生するんですよね。
「スポーツを通じて東北を元気にしたい」
そんな熱い想いを胸に、“男・星野”が再び立ち上がりました。就任3年目の2013年に、当時のエース田中将大投手を擁して日本シリーズを制覇し、被災地東北を勇気づけるとともに、自身初の“日本一”に輝いたことは、今も記憶に新しいですね!
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星野仙一さんの突然すぎる訃報に飛び交う憶測
そんな熱い男、星野仙一さんの突然の訃報が飛び込んできたのは、2018年の年明け早々のことでした。
突然の訃報だった。星野氏が息をひきとったのは4日。球界関係者によると「がんで闘病していた」という。昨年末に体調が悪化し、年末年始を家族とハワイで過ごす予定だったが急きょ取りやめていた。
引用:星野仙一氏死去 がん闘病…「燃える男」「闘将」突然すぎる70歳― スポニチ Sponichi Annex 野球 https://www.sponichi.co.jp/
星野仙一さんは2018年1月4日午前5時25分、享年70歳の若さでお亡くなりになりました。
球団関係者による“がんで闘病していた”との証言はあったものの、当初は星野仙一さんの具体的な死因については明らかにされませんでした。
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しかも、亡くなるほんの1ヶ月前には、イキイキとした元気な姿を見せられていたことから、星野仙一さんの死因について様々な憶測が飛び交うこと・・・
亡くなる直前の星野仙一さんの様子
星野仙一さんは、2017年1月26日に野球殿堂顕彰者(エキスパート表彰)に選出され、“野球殿堂入り”が決定しました。
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これを受けて、楽天の三木谷浩史オーナーが発起人となり、2017年11月28日には都内で、3日後の12月1日には大阪で、「星野仙一氏の野球殿堂入りを祝う会」が開催されたのですが・・・
2017年11月28日と12月1日と言えば、星野仙一さんが亡くなるほんの1ヶ月前のことなんですよね。もちろん星野仙一さんご本人も元気に出席されていたのです。
特に、都内で開かれた2017年11月28日には、星野仙一さんの愛弟子とも言える“マー君”こと田中将大選手がわざわざニューヨークから駆けつけ、大変な話題になりましたね。
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星野仙一さん、野球殿堂入りおめでとうございます!
— 小松成美 (@komatsu_narumi) 2017年12月8日
星野仙一さん「野球殿堂入りを祝う会」参列 | 作家 小松成美オフィシャルブログ「colorful」Powered by Ameba https://t.co/US9PEpDl2T pic.twitter.com/DyJHbscrkk
確かに、監督として第一線で活躍されていた頃の星野仙一さんに比べると、若干痩せた感じはありますが、一部に噂される“激やせ”というほどではありませんよね。
むしろ、現役メジャーリーガーの横に立ってなお、星野仙一さんらしい威厳を感じさせるのはスゴいと思いました。もし普通の人がマー君の横に立ったなら、もっと貧相な感じになるに違いありません。
病気が心配された星野仙一さんの“激やせ”画像
ただ、この時はそれほどではないのですが、それよりも少し前には確かに、星野仙一さんの激やせが噂され、病気が心配されていた時期があったことも事実なんですよね。
その画像がこちら。
星野仙一さんの激やせ画像
この画像は、2017年2月14日、星野仙一さんがかつて監督をつとめた阪神の宜野座キャンプを訪問し、金本知憲監督と握手をしているシーンです。
写真の角度や服装のせいもあるとは思うのですが、確かにこの画像で見る限り、激やせが心配されてもおかしくないレベルではありますね。そんな星野仙一さんの姿を見て、病気を心配する声が少なくなかったわけです・・・
と、思わず話が前後してしまいましたが、その年の11月と12月に行われた「野球殿堂入りを祝う会」での星野仙一さんの様子を見て、そんな心配が杞憂に終わったことを実感し、多くの人がそっと胸をなで下ろしたんですよね。
特に、先ほどの田中将大選手とのツーショット写真がとられた3日後である、12月1日に行われた「祝う会」では、以前の元気な頃の星野仙一さんと何ら変わりのない姿と、野球への情熱を見せてくれました。
2,000人を超える球界関係者が集まる前で語った、今なお消えない野球への情熱は次の通りです。
「これだけの人が来てくれて野球をやってて良かった。野球と恋愛して良かった。もっともっと恋したい」
が、しかし・・・
結局これが、星野仙一さんの最期の晴れ舞台となってしまうことに・・・まさかこの1ヶ月後に星野仙一さんがお亡くなりになるとは、その場にいた誰も想像すらできなかったことでしょう。
星野仙一さんの病気は糖尿病…すい臓がんと以前から噂されていた
星野仙一さんは亡くなる少し前まで、テレビやラジオに出演されていて、前述したように、一時期は“激やせ”が心配されたものの、その時以外は多少痩せた感じはあるものの、そこまで深刻な病気と闘ってるようには見えませんでした。
しかし、星野仙一さんの訃報の中に、球団関係者の証言として、星野仙一さんが以前から“がんで闘病していた”との記述があったので、星野仙一さんが何らかのがんと闘っていた可能性は高そうです。
そんな中で浮上したのが、星野仙一さんがすい臓がんを発症していたのではないか?という噂だったんですよね。
ちなみに、星野仙一さんは長年に渡って糖尿病を患っていたことで知られており、糖尿病の人はすい臓がんを発症しやすいとのデータも出ているようです。
糖尿病の人では他の人に比べ膵臓がんが多いことが知られている。日本膵臓学会によると、糖尿病患者が膵臓がんを発症するリスクは、糖尿病でない人に比べ約2倍高い。
引用:糖尿病の人は「膵臓がん」を発症しやすい 早期発見プロジェクトの成果 | ニュース・資料室 | 糖尿病ネットワーク http://www.dm-net.co.jp/
すい臓がんは自覚症状が出にくく、すい臓自体、胃の後ろの体の深い部分に位置していることから、がんの中でも早期発見が難しく、生存率が低いがんとして知られています。
星野仙一さんの死因は“すい臓がん”だった
当初の発表では具体的な死因が発表されなかったのですが、ほどなくして、楽天の声明文という形で星野仙一さんの死因と、死に至る経過が発表されました。
全文を引用しておきます。
星野仙一取締役副会長が2018年1月4日(木)午前5時25分に永眠されましたことをご報告いたします。
2016年7月に急性膵炎を発症したことをきっかけに膵臓癌であることが判明いたしました。その後、体調に波はあったものの仕事に支障をきたすことなく過ごしておりましたが、2017年12月末より病状が悪化し、息を引き取られました。最期は昼寝でもしているような安らかな表情でご家族に看取られて旅立たれました。
故人の意思とはいえ、大変お世話になった方々に対し、十分なご報告をせぬまま、この日を迎えてしまいましたこと、心よりお詫び申し上げます。
人前では常に強気を貫いた「星野仙一」のスタイルを最後まで全うしようとしたことですので、何卒ご容赦ください。
息を引き取る直前まで「コーチ会議に出られるかな」と言っておりましたように、最後の最後まで野球に情熱を燃やし、野球に一生を捧げた星野副会長でした。
故人に代わり、今まで支えてくださった全ての皆さまに感謝申し上げます。
引用:星野仙一取締役副会長永眠に関して|東北楽天ゴールデンイーグルス https://sp.rakuteneagles.jp/
出典:https://sp.rakuteneagles.jp/
2018年の元日には、家族でおせち料理を食べられていたという星野仙一さんですが、翌1月2日に体調が急激に悪化し、倒れてしまったそうです。それでも、最期の瞬間は、愛する二人の娘さんに抱かれて、安らかに眠るように旅立たれたのだとか・・・
まとめ
・星野仙一は一時激やせが心配されたが、死ぬ1か月前には元気な姿を見せた。
・星野仙一の死因は「すい臓がん」だった。
いかがでしたでしょうか。
「燃える男」「闘将」と呼ばれ、多くの人に野球の本当の面白さを教えてくれた星野仙一さん。まだ70歳という若さで、突然この世を去ってしまった星野仙一さんの死因や病気についてまとめてみました。
星野仙一さんのご冥福を心よりお祈り申し上げます。