社長車と言えば人も羨むおしゃれな高級車が相場ですが、実は高級車を選ぶ明確な理由はステータス以外にもあるのです。
今回は社長車に高級車が多い理由、世界的に有名な社長5人の愛車、おすすめの車種ランキング15選を紹介します。
社長の年収
「社長=お金持ち」、このようなイメージを思っておられる方は少なくないでしょう。
そのイメージは間違ってはいないでしょう。良い家に住んで、良い車に乗って、良いものを食べている…妬ましく感じることもあるのではないでしょうか。
しかし社長はその会社の社員以上に働いている場合も多々あります。では、社長はいったいどれくらい年収をもらっているんだろう、とお考えになったことはあるでしょうか。
企業全体の売り上げや社員の年収は分かっても、その経営者の年収まではなかなか分からないものです。
社長は企業のトップですから、役員報酬というものを受け取っています。企業の規模にもよりますが、ある調査結果によると日本の社長の平均年収は約4500万円といわれています。
ただ、社長の年収は会社の規模だけではなく、何を優先しているかによっても異なります。中小企業の社長の場合は、税理士と相談して年収を決めることがほとんどのようです。
社長車にベンツが多い理由3つ
社長が乗っている車といえば高級車ですよね。
中でも、社長はベンツに乗るという噂がありますが、それは事実です。いったいなぜ、儲かっている社長はベンツに乗っているのでしょうか。
社長車にベンツがよく選ばれる理由には3つあります。
①ステータス
1つ目の理由は、高級感あるベンツに乗ることよって、自分のステータスを誇示しているのです。
ベンツに乗っている人はお金持ちで成功者である、という世間一般的な偏見に基づくイメージがこれを作り上げているのかもしれませんね。
②減価償却
2つ目の理由は減価償却です。
車を購入すると、そのお金は経費になります。新車の減価償却は6年間であり、毎年6分の1づつ経費とすることができるのです。
例えば1000万円のベンツを買ったとすると、6年間その車代を経費として落とすことができます。つまり、1年あたり166万円を経費にすることができているのです。
もっと賢い社長の場合は、4年落ちのベンツを購入し、2年間の減価償却期間を活用しています。ローンを使えば払う金額は少なくても、それ以上の節税ができる結果になるのです。
③財産
3つ目の理由は、売ることによって財産に変えることができる、というものです。
減価償却期間を終えると、ベンツはある意味無価値なものになりますが、中古車として売ることによって財産を生み出すことができます。
ベンツを買って節税し、ベンツを売って会社のために投資することもできるのです。
最近の社長車はSUVが人気の理由3つ
以前は、社長車といえばセダンが一般的でした。クラウンが高級車の代名詞ともいわれていたほどです。
クラウンは、役員クラスから中小企業のオーナーたちにとっても、憧れの的となっている車です。
しかし、最近ではセダンよりもSUVを購入する社長が増えています。セダンよりもSUVの方が魅力的なのはなぜでしょうか。3つのメリットをご紹介します。
①セダンに変わらないデザイン性の高さ
1つ目の理由は、セダンと変わらないフォーマルなデザインが増えていることです。
もともとはSUVはレジャーを意識した車であったため、アウトドアやスポーツに使い勝手の良い車でした。そのためビジネスシーンや格式高い場所には乗れない風潮がありました。
しかし、最近ではセダンに近いフォーマルに近いデザインになっているため、オフの時だけではなく、ビジネスで使用できる社長車として人気のある車となっています。
また、車体が大きく乗り心地はセダンと変わりません。佇まいにも落ち着きがあり、高級な料亭やホテルなどに行っても全く違和感のない存在感となっています。
スーツスタイルも決まる車となっています。
②リセールバリューが高い
2つ目の理由は、リセールバリューが高いというものです。
セダンは最近ではあまり人気がなく、中古車での買い取りても少なくなっている現状です。価格は高いのに燃費は良くないため、人気が衰えているのは事実です。
中古車市場でもSUVは非常に人気があるため、若い世代をターゲットに高値で買い取ってくれます。車の価値がなかなか落ちていません。
将来売ることを見据えると、SUVの方がはるかに良い車であると言えるのです。そのため、SUVを社長車にすることによって、経費削減にもつながるのです。
③自宅にも置きやすい
3つめの理由は自宅に置きやすい、というものです。社長車を選ぶときに世間体を考える方は少なくありません。
もちろんステータスにしている社長なら問題ないのですが、落ち着きや目立ちすぎない車を好む方にとってはSUVが最適でしょう。
社長だからセダンに乗らなければいけないわけではなく、高級セダンよりも嫌味がなく、とがりすぎておらず、どんなシーンでも気軽に乗ることのできるSUVは最近本当に人気です。
世界的に有名な社長5名の愛車を紹介
世界的に有名な会社の社長たちは、いったいどんな車に乗っているのでしょうか。
楽天やアップル社、トヨタをはじめとする有名な経営者5名の愛車を紹介したいと思います。
「楽天社長」三木谷浩史:マイバッハ
楽天社長は6000万円以上もする超高級者であるマイバッハを愛車としているようです。
装備や仕様はすべてオーダーメイドになっており、内装を大理石にすることも可能な、庶民から見ると、映画やドラマの中の世界の車とも感じられる高級車です。
「ソフトバンク社長」孫正義:ローレル
ソフトバンクの社長はローレルを愛車としているようです。
こだわりを持って改造する人が多いといわれている車種ですので、もしかすると社長なりのこだわりを持って、ソフトバンク社長しか持っていない車を作り上げているかもしれません。
ありきたりにとらわれない高級車を選んでいます。
「トヨタ社長」豊田章男:テスラロードスター
トヨタの社長はテストロードスターです。
車好きで、世界的に有名なトヨタの社長なだけあって、最も高級な電気自動車に乗っているようです。
どんな状況でもスピードが落ちない自慢のモーターが搭載されているのが魅力です。
「Apple社長」スティーブジョブス:ポルシェ911
Apple社長はポルシェ911です。社長の定番車種とも言えるかもしれません。
デザインにうるさいスティーブジョブス氏に選ばれたポルシェは、確かに最高のデザインが世界的に認められています。
クラシックでありながら最新機能を搭載している車です。
「Facebook社長」マーク・ザッカーバーグ:フォルクスワーゲンゴルフGTi
Facebookの創業者はフォルクスワーゲンゴルフです。
社長だから超高級者を乗っているというわけではないようです。見た目のカッコよさやブランド価値、価格などをよく検討して購入したのかもしれません。
家庭的な社長ならではのチョイスですね。
社長車におすすめの車種ランキング15選
日本には300万人以上の社長が存在しています。
会社の顔でもある社長はいったいどんな車に乗っているのでしょうか。社長にもなれば持っているものすべてが注目されます。
社長車におすすめの、ステータスとしても機能性においても魅力的な車をご紹介します。
①メルセデスベンツ
社長のほとんどがチョイスする車といえばメルセデスベンツです。ドイツの有名な自動車メーカーの車で、車種展開は多彩で、自由自在に選ぶことができるでしょう。
メルセデスベンツならではのボリュームのある外装と、流麗なデザインがこの車の非常に大きな魅力といえます。
また、最近ではクルーンディーゼル車やPHVモデルも導入されているようで、環境面でも魅力的な車種です。
②レクサス
2番目に人気の車種といえばレクサスです。レクサスはトヨタ自動車が展開しているブランドの高級車です。
もともとは欧州や北米で販売されていましたが、今では日本で知らない人はいないほどの有名で人気の車種です。
レクサスでは定番化されているスピンドルグリルが搭載されています。
③BMW
社長に人気の車種第3位はBMWです。BMWは小型の高級乗用車で、セダンタイプとステーションワゴンタイプから選ぶことができます。
ドイツメーカーの自動車だからこその、美しいデザインと、確かな機能性が魅力的です。
BMWはただかっこいいだけではなく、低排気量化したり、小型化することによって、環境に優しく、走行性もどんどん進化している高級車です。
④プリウス
プリウスは燃費が抜群に良いため社長車におすすめです。特に長距離を走る用事がたくさんある社長にはもってこいです。
また、同クラスの車よりも税金が安く、壊れにくいため節税対策にもおすすめです。
⑤C-HR
トヨタのC-HRはコンパクト車で、燃費性能と安全性能の点でとても優秀です。プリウスのフォームを使用しており、コンパクトですがかっこいいので社長にも好まれます、
ブレーキディスクやスタビライザーなどにも手を込んだ開発がなされており、スポーティな外観ですが上質な走行性を見せてくれます。
取り回し性が良いので、都会の街中でも安心して運転できるでしょう。
⑥ヴェゼル
ヴェゼルはリーズナブルながらも実用性に優れている車です。
コンパクトサイズの車なので街中で運転しやすいでしょう。快適な乗り心地で、居住性と実用性を備えているため、家族用に購入するのも良いでしょう。
上級車クラスにしかない機能が標準装備されています。
価格がリーズナブルなだけではなく、燃費性能に優れており、悪条件な道路状況でも安心できる走行性が魅力的です。
⑦Cx-8
CX-8は3列シートの車です。デザイン性に優れており、上質な印象の内装になっています。
最新の安全技術が搭載されているため、乗り心地だけではなく安全性能に関しても信頼できます。
⑧ハリアー
ハリアーは、上質な乗り心地が魅力的な高級車です。国内専用車となっており日本の社長だからこそ乗ることができる、特権意識が持てる車です。
走りのパフォーマンスだけではなく、足回りやクッション性にもこだわりが見られる車です。
モデルチェンジするたびに、内装の質感は向上しています。高級車にふさわしい高級感あふれるデザインや質感は社長にピッタリと言えるでしょう。
⑨エクストレイル
エクストレイルは本格的なオフロード走行が楽しめる高性能な車です。
シティ派の外観ですが、悪い状態の道でも安定した走りを見せてくれます。路面状況に左右されない安全性が高く評価されている車です。
また、上から自分の車が見えるアラウンドビューモニターやエマージェンシーブレーキなどが搭載されています。
モデルが新しくなるたびに、内装の質感のグレードがアップしており、高級感ある車です。
⑩アウディ
アウディは、フォルクスワーゲンと同じプラットフォームで開発されている車です。
ボディサイズがアップしてからは、室内空間が広めに設計されています。室内空間の補充や空気抵抗の削減により走行性と快適性に優れた車になっています。
⑪アテンザ
アテンザはフラッグシップセダンタイプの車です。
高級車と変わらない外装がとてもおしゃれでかっこよく、ステータスにもなるでしょう。まるで生きているかのような躍動感を感じるデザインになっています。
エンジンも改良化されており走り心地も抜群です。
⑫ジャガーXE
ジャガーはXEはイギリスのメーカーが製造しているセダンタイプの車です。
走行性と軽量化を同時実現しており、先進的な技術が詰め込まれた最先端の外車です。高級なセダンといえばドイツだけではなくジャガーXEもおすすめですよ。
⑬スカイライン
スカイラインは日産を代表している高級車です。世界的にも有名な車種です。
今ではハイブリッドモデルをラインアップしており、環境に優しくパワフルな走りを実現している車です。
⑭マセラティ
マセラティは高級スポーツカーです。
ミドルクラス設定となっていますが、日本の大型セダンと同じサイズ感です。
エンブレムデザインとフロントノーズの突き出しは、印象に残りやすいおしゃれな外観です。
⑮レジェンド
レジェンドはホンダが販売しているセダン型の高級車です。レクサスなどと同じ高級ブランドのフラグシップモデルともなっています。
ハイブリッドのみのグレードで開発されており、環境に優しいの会社としてイメージアップにも貢献しています。
まとめ
・最近ではセダンよりもSUVを購入する社長が増えている。
・社長車におすすめの車種ランキング1位は「メルセデスベンツ」。
社長が高級車に乗っている意味がよくお分かりいただけたのではないでしょうか。
節税対策など、あらゆる機能性やメリットを考慮した上で、最適な車種が社長車に選ばれていました。また、最近の社長車によく使われている車種はSUV車でした。
次車を購入する際や、いつか社長になった時のための参考にしていただければと思います。