日本最大規模のネット上のショッピングモールである楽天の創業者である三木谷浩史さんは、今や日本を代表する経営者の一人であり、世界屈指の大富豪でもあります。
今回、そんな三木谷浩史さんの華麗な経歴から、現在の収入と総資産額、さらには総工費が30億円超で“楽天御殿”とも呼ばれている自宅についてまとめました。
目次
三木谷浩史さんのプロフィール
出典:https://kigyotv.jp/
プロフィール
本名:三木谷 浩史(みきたに ひろし)
生年月日:1965年3月11日
出身地:兵庫県神戸市
出身高校:兵庫県立明石高等学校
出身校:一橋大学商学部、ハーバード大学経営大学院
職業:実業家
受賞:ハーバード大学経営大学院卒業生功績賞、フランス共和国レジオンドヌール勲章、ルクセンブルク大公国メリット勲章
団体:楽天株式会社
旧勤め先:日本興業銀行(現みずほ銀行)
三木谷浩史さんの華麗なる経歴
まずは、三木谷浩史さんの一橋大学卒業後の華麗なる経歴についてご紹介しておきましょう。
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三木谷浩史さんは1988年に一橋大学商学部を卒業後、日本興業銀行(現・みずほ銀行)に入行されました。最初の配属先は名古屋支店でしたが、その後まもなく出世コースである本店外国為替部に配属されます。
日本興業銀行から米ハーバード大学へ留学
そして1991年、三木谷浩史さんは現在の妻である晴子さんと結婚されますが、同年、MBAの超名門校である米ハーバード大学への留学が決まります。そして、このアメリカでの留学生活が、その後の三木谷浩史さんの運命を決定付けることになりました。
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留学中にアメリカにおける「アントレプレナーシップ(起業家精神)」に対する社会的評価の高さを痛感したことで、三木谷浩史さんの中に起業家への夢が芽生えたと言われています。
1993年、ハーバード大学経営大学院でMBAを取得して帰国した後は、日本興業銀行の企業金融開発部で国際M&Aを担当。その2年後の1995年に、同行を退職し、慶応義塾大学大学院を卒業したばかりの本城愼之介さんと、二人でコンサルティング会社「クリムゾングループ」を設立しました。
コンサル会社で軍資金を貯めてインターネットビジネスに参入
ただ、三木谷浩史さんは、このコンサルティング会社を続ける気はさらさらなかったようで、同社を運営中に次なるビジネスプランを模索。そして最後に残ったのが、インターネットビジネス(インターネット上のショッピングモール構築)だったのだとか。
そして1997年、コンサル会社「クリムゾングループ」で稼いだ6,000万円の資金を元に設立したのが、株式会社エム・ディー・エム(現在の「楽天」)に他なりません。
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ちなみに、“楽天市場”の名前の由来は、戦国時代の覇者である信長が築いたとされる、「楽市楽座」から来ているそうです。
2004年にはプロ野球新規参入を表明し、当時ホリエモンこと堀江貴文さん率いるライブドアとの熾烈な競争の末、楽天のプロ野球加入が実現し、現在も“東北楽天ゴールデンイーグルス”会長兼球団オーナーなどを兼任されています。
三木谷浩史さんの評判は賛否両論
このように“楽天”を現在の規模にまで育て上げた三木谷浩史さんですが、彼に寄せられる評判は必ずしも芳しいものばかりではないことも事実です。
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「ワンマン経営者」など、三木谷浩史さんの経営手腕を否定する声もあれば、楽天としての事業自体に対して「せこい」「ダサい」などという批判の声も少なくありません。中には「三木谷浩史さんは在日」という、根も葉もない個人的な中傷までされる始末。
しかし、自らの手でハーバード大留学のチャンスをもぎ取り、そこで得られた新たな価値観に基づいて新規に事業を興し、それによって得られた軍資金を元手に“楽天”を一から立ち上げ、事業を軌道に乗せた手腕はやはり並外れたものがあると言えます。
三木谷浩史さんの現在の年収を推定
三木谷浩史さんの楽天からの役員報酬は驚くほど少ない
そんな三木谷浩史さんについて気になるのが、現在の年収ではないでしょうか。この点について色々と調べてみたのですが、残念ながら三木谷浩史さんご本人は一切公開されていないので、正確な数字はわかりませんでした。
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ただ、以前にある週刊誌が「年収1億円以上稼ぐ社長・役員実名ランキング」という企画をしており、日本企業のなだたる社長や役員がリストに名を連ねたのですが、実は、97位の1億5,600万円までに三木谷浩史さんの名前がなかったんですよね。
単に、当時の週刊誌が調べ切れなかっただけなのかも知れませんが、どうやらその当時の三木谷浩史さんの年収……と言うか、楽天からの役員報酬は、1億5,600万円未満だったと推測されており、一説には1億円に満たないとも言われています。
但し、大株主である楽天の株の配当金が莫大に……
但し、楽天の創業者である三木谷浩史さんは、もちろん楽天の大株主でもあります。一説には楽天が発行する総株式数の約4割を保有しているとも言われており、もしもそれが事実だとすると、保有する株式数は5億株程度になるとも……
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楽天株式5億株の配当金って一体年間いくらくらいになるんでしょう?一説には配当金だけで年間7億円に及ぶとも言われているようです。もちろん安定経営の楽天ですから、急な下落をすることもありませんしね。
また、三木谷浩史さんの場合は著書も出版しているので、それらの印税も年収に含まれますし、いくつもの外部の企業や団体の経営や役員にも名を連ねられているので、そこからの役員報酬もそれに加えなければなりません。最終的に、これらの収入を合計した年収は、一説には9億~10億に及ぶとも……
世界の長者番付にも名を連ねる三木谷浩史さんの総資産額
年間にそれだけのお金を使い切るなんてことは到底できません。当然、総資産額はどんどん膨れあがることは容易に想像できますね。そこで、三木谷浩史さんの総資産額について見ていくことにしましょう。
三木谷浩史さんの楽天社長としての年収は、同規模会社の社長職にある人よりも低いとされています。実際、「産業競争力会議」に議員として出席していた三木谷浩史さんが、「日本の社長の給料が低すぎる」と発言し、話題になったことがありましたね。
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長者番付1位の孫正義さんと対談する三木谷浩史さん
しかし、先の理由により、三木谷浩史さんの総資産額を見た場合には、世界の長者番付にも年々名を連ねるほどの資産を保有されています。
世界有数の経済誌「フォーブス誌(Forbes)」が発表する「日本長者番付2018」では、資産総額 5,660億円で第7位にランクインしています。
ちなみに、1b位はソフトバンクの孫正義さん、2位はファーストリテイリングの柳井正さん、3位はサントリーホールディングスの佐治信忠さんでした。この上位3名の資産額は、3兆、2兆にも及ぶので桁違いなんですが……
三木谷浩史さんの自宅は総工費30億円超の“楽天御殿”
今や日本長者番付にも名を連ねるまでになった三木谷浩史さんですが、東京の渋谷駅から10分ほど歩いたところにある、松濤地区とよばれる日本有数の高級住宅街に大豪邸を建設されました。
2016年に完成した、この三木谷浩史さんの自宅は総工費が30億円超とも言われ、俗に“楽天御殿”と呼ばれているようです。
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三木谷浩史さん松濤地区に建設した自宅
上空からとらえた写真です。まるで病院や工場と見まごうばかりのスケールですね。敷地面積はなんと270坪の広さを誇ります。日本有数の高級住宅街に270坪の敷地って……
この画像を良く見ると、敷地の四方が高い塀で囲われていることがわかります。なんとこの塀の高さ、約5メートルもあるのだとか!塀の外側から撮った写真がこちら。
出典:https://uranoura.lecoindesamis-pecheurs-chasseurs.com/
三木谷浩史さんの自宅を囲う高さ5メートルの塀
電柱とほぼ同じ高さの塀って……もはや民家の塀じゃないですよね。
ちなみに、この三木谷浩史さんの自宅を設計したのは、「時とともに建物が熟成していく深みのあるデザイン」に定評のある有名建築家の城戸崎博孝さんなのだとか。
出典:http://www.kidosaki.com/
城戸崎博孝さんが設計した家ってこんな感じ
参考までに、城戸崎博孝さんが設計した家の内装の画像を探してみました。三木谷浩史さんの自宅の内装もこんな感じなのでしょうか。とりあえず……ルンバが思う存分活躍できそうです。
ホリエモンに「スケールが小さい」と切り捨てられるの巻
そんな三木谷浩史さんの自慢の自宅、“楽天御殿”ですが、プロ野球加入の際に熾烈な争いを繰り広げたライバル会社「ライブドア」の当時の社長である、堀江貴文さんに「スケールが小さい!」とイチャモンをつけられたことが話題になりました。
堀江貴文氏が楽天の三木谷浩史社長の豪邸購入について、「スケールが小さい」とコメントした。三木谷社長が渋谷区の高級住宅街に約30億円の豪邸を建設していることについて堀江氏は「なんでこんなん買うのかなって思った」と語った。
引用:堀江貴文氏が楽天三木谷社長の23億円豪邸購入に「スケールが小さい」 http://news.livedoor.com/
確かに、ロケット開発など端からみると突拍子もないような夢に積極的に投資している堀江貴文さんから見れば、自宅なんかのために30億も使うのはもったいない!そんな発想になるのかも知れませんね。
出典:https://kaikai.ch/
もっとも、一度大コケをしているホリエモンから見れば、30億円って金額は色んなことが実現できる金額かも知れませんが、総資産額が6,000億円にも及ぶ三木谷浩史さんにとってみれば、30億円なんてその200分の1に過ぎないわけです。
一般的なサラリーマンの年収400万円で換算すると、たった2万円に過ぎないんですよね。三木谷浩史さんからすれば、「それくらい自由に使わせてよ~」って感じなのかも知れませんね。
まとめ
・三木谷浩史の年収は株の配当などを含めると一説には9億~10億円になると言われる。
・三木谷浩史の資産総額は5,660億円で日本では第7位にランクインしている。
・三木谷浩史の自宅は総工費が30億円超とも言われ、俗に“楽天御殿”と呼ばれている。
いかがでしたでしょうか。
今や日本を代表する経営者であり、大富豪でもある三木谷浩史さんの、華麗な経歴から現在の年収と総資産額、さらには“楽天御殿”とも呼ばれている自宅についてまとめました。
最後の堀江貴文さんとの考え方の違いみたいなものが、なんとも象徴的ではありますが、かたや財産形成なんて二の次で、自ら描いた夢を追いかけ続ける堀江貴文さんに対して、着々と資産を積み上げられている三木谷浩史さん。あなたはどちらの生き方に共感しますか?