サッカー選手の活躍の場はフィールドだけにとどまらず、その年俸や収入も一般人のサラリーマンとは桁違いです。
今回はサッカー選手の年俸と年収の違い、国内・海外で活躍する日本人・世界それぞれの年俸ランキングを紹介します。
サッカー選手の年俸と年収の違いとは?
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まず年俸とは、その契約で得られる金額の総額となっています。
基本給をベースにして、試合に勝利して得られる勝利給、試合に出場して得られる出上給などをめいっぱい得た金額が年俸の総額なのです。
年俸が1億円の選手だったとしても、全ての試合に出場して全ての試合で勝利するということがないと、1億円を得ることはできないのです。
年俸1億円と聞くと1年に必ず1億円もらえると勘違いする人もいますが、そうではないのです。
また、年俸は前年度の実績などが反映されることも多く、実力社会のサッカー選手ではこれまでの活躍の評価がダイレクトに影響するといってもいいでしょう。
年俸の目安は新人で480万円程度です。
月給にすると約20万円ですね。
ガンバ大阪や浦和レッズなどは高い年俸支給額で有名です。
次に、年収とは1年間に得る収入の合計です。
サッカーでの収入はもちろん、テレビ出演やイベント出演などの出演料なども含まれます。
つまり副業がある選手ほど、年収は増えていきます。
日本で活躍するサッカー選手の年俸ランキングトップ5
1位 遠藤保仁( 38歳 MF ガンバ大阪 )1億6000万円
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ガンバ大阪はサポーターが厚いので、高給の年俸で有名です。
日本で活躍する遠藤保仁選手もガンバ大阪に所属しているので、日本の選手の中で1位のお金を稼いでいます。
「名探偵コナン 11人目のストライカー」というコナンの映画では本人役で声優を担当しており、スクリーンデビューも果たしました。
メディア露出も多いので、もしかすると年俸以上のお金を稼いでいるかもしれません。
1998年に横浜フリューゲルスに所属、その後京都パープルサンガを経て、ガンバ大阪に所属することとなりました。
このまま移籍を続けると、もしかしたら海外のチームに行ってもっとお金を稼げるようになるかもしれませんね。
2位 中村俊輔( 39歳 MF 横浜F・マリノス) 1億3000万円
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3歳からサッカーボールを蹴り出したという中村俊介選手。
その後、日産のジュニアコースに所属した経緯があります。
1997年にはFIFAワールドユース選手権に出場するなど、そうそうたる経歴の選手で、なかなか芽が出なかった類の選手ではなく、早熟であったことが分かります。
現在は、ジュビロ磐田に所属していてこのような大金を稼ぎ出しています。
一昨年までは海外のチームを渡り歩いていましたが、去年日本に戻ってきました。
3位 中澤佑二( 40歳 DF 横浜F・マリノス) 1億2500万円
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中澤佑二選手は、横浜F・マリノスに所属しているサッカー選手です。
埼玉県立三郷工業技術高等学校が出身校なのですが、サッカーの名門校ではなかったのでブラジルにサッカー留学をしています。
サッカーを始めたのは小学校6年生と遅めでしたが、1990年にJリーグ新人王に輝くなどプロ契約が決まってからは活躍の場がたくさんありました。
着実にキャリアを積んだ中澤選手は、現在このような年俸を稼ぎ出すチームに所属することができるようになったのです。
中澤選手の愛車は日産・フェアレディZです。
中古でもお値段が張る高級な車に乗っているようです。
4位 レアンドロ( 33歳 FW ヴィッセル神戸) 1億2000万円
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レアンドロ選手は、日本に来てサッカー選手として活躍しているブラジルの選手です。
年俸は1億円超えです。
日本人でも年に1億円稼ぐ人はそういません。すごい額ですね。
Jリーグではトップを日本人よりも海外の選手が占めている状態なので、レアンドロ選手は例外ではないということです。
しかし、2017年にケガをしてしまったので、全治には8カ月以上かかるとのこと。
そうなると、出上給はもらえないでしょう。
年俸だけ見ると、たくさんのお金をもらっているように見えますが、今後の復帰が少し心配な選手になってしまいました。
現在は帰国して治療に専念しているとのことなので、復帰する日が来ることを祈っています。
5位 中村憲剛 (37歳 MF 川崎フロンターレ) 1億円
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川崎フロンターレに所属する中村憲剛選手は、小学校1年生のころからサッカーをやっていました。
川崎フロンターレに恩義を感じている中村憲剛選手は、オランダの名門PSVからオファーが来たときも、練習生から拾ってもらった身だからとオファーを断ったほどだそう。
川崎フロンターレに残り続けて、しっかりと成果を出し、今は立派なサッカー選手として活躍しています。
今は主将の座を小林悠選手に譲っていますが、3年間主将を務めました。
練習生時代からかなり進歩しています。
海外で活躍する日本人サッカー選手の年俸ランキングトップ5
1位 香川真司 (ボルシア・ドルトムント) 8億4000万円
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高校時代にスカウトされて、年俸360万円を手に入れたのが始まりです。
年俸を手に入れたけれど、年俸を初めてもらった年に彼は試合に出場していなかったので、基本給だけで360万円稼いだことになります。
年俸をもらい始めて4年目には、年俸2,000万円を超えていました。
早熟なサッカー選手であったことがよく分かります。
女性にもモテモテで女優の長澤まさみさんやハーフタレントのマギーさん、セレブタレントの紗栄子さんとの噂もありました。
本田圭佑選手よりもたくさんのお金を稼いでいて、日本人ではトップの年俸です。
2位 本田圭佑 (ACミラン) 7億7,000万円
本田圭佑選手の最高年俸は7億7,000万円です。
日本国内で戦っていたときでも、1,000万円を超えていましたが、順調にキャリアを伸ばしてACミランに移籍したときには、7億7,000万円になりました。
日本で行われるスポーツ全般に言えることですが、海外はスポーツが日本よりも盛んなので、たくさんのお金を稼ぐことができるのでしょう。
東日本大震災のときは5,000万円を寄付していました。
しかも、3月11日の3日後に誰にも話さず寄付をしていたそうなのです。
CMなどの出演料などを考えると、5,000万円は安い金額なのかもしれません。
しかし、気持ちがなかったら寄付などするわけがないし、売名のためだったら自ら公表するはずです。
週刊誌によるリークによって発覚というのが、本田圭佑選手らしいところです。
3位 長友佑都 (インテル) 5億2,000万円
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明治大学サッカー部に所属していたころから、スカウトされてJリーグデビューを果たした長友選手。
その翌年に開かれた2008年北京五輪では、日本代表として五輪出場を果たしています。
Jリーグの新人の年俸は480万円が相場なので、最初はこのくらいからのお給料だったと思われます。
その後、海外のチームに移籍を続けて億の年俸を得るようになりました。
そのほか、スパイクメーカーのスポンサードを受けたり、CM出演をしたりTV出演、印税収入などを得ると、年俸の他にもかなりお金を稼いでいると考えて良いでしょう。
これまでに稼いだお金は60億円を超えているという試算もある、お金持ちのサッカー選手です。
3位 長谷部誠 (フランクフルト) 5億2,000万円
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頼れる司令塔としての活躍を見せて、高く評価されているサッカー選手である長谷川選手。
彼は人望が厚い選手で、ゴールパフォーマンスをするときに天に向かって人差し指を突き上げるのは、亡くなってしまった祖父に対しても思いがあるからなのだとか。
優しくて人を大切にする選手なのだということが分かります。
長谷川選手が出版した『心を整える。』という自己啓発本は、100万部のミリオンセラーになりました。
しかし、その収益は出版した同月に発生した東日本大震災のために全て寄付しています。
お金持ちだけれど、人として大切なことをちゃんと分かっている選手であることがさまざまなエピソードから分かります。
5位 岡崎慎司 (レスター) 4億2,000万
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岡崎慎司選手は、子供のころからサッカーをしていて母親は元テニス選手だったとか。
高校を卒業したときに、清水エスパルスに入団しました。
このころから、年俸480万円を手に入れたのでしょう。
そのことが2005年のことでしたが、その6年後の2011年には年俸が1億円を越えました。
ドイツのチームに移籍したためです。
着実に力を付けて年俸を上げてきた岡崎慎司選手は、現在の年俸にたどり着いたのです。
テレビ出演やCM出演もしています。
これほどの大物選手だと、どれくらいのお金になるのかはわかりませんが、たくさんのお金を稼いでいることは間違いありません。
世界のサッカー選手の年俸ランキングトップ10
クリスティアーノ・ロナウド:9300万ドル
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本名はクリスティアーノ・ロナウド・ドス・サントス・アヴェイロというかなり長い名前のロナウド選手。
ロナウド選手は望まれた子として生まれたわけではなかったそうなのです。
今では実績を積んでかっこよくサッカーをしているロナウド選手ですが、母親は中絶を考えていたほどだったとか。
この衝撃の事実は、ロナウド選手の映画『Ronaldo』において、ロナウド選手が言及したことによって発覚しました。
しかし、ロナウド選手はそれを全て笑い話にして、今は僕がお母さんを全てにおいて助けているね、と話しています。
母親を助けるくらい稼いでいる上にとても優しい選手なのですね。
リオネル・メッシ:8000万ドル
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13歳でFCバルセロナに加入するという実力を持っていたリオネルメッシ選手。
2005年にはアルゼンチン代表に抜てきされて、2010年からはキャプテンを務めていました。
2008年には北京五輪に出場して、チームを金メダルに導くなど実力派の選手です。
子供のころは父親が工場員、母親が清掃業という低所得な家庭に生まれましたが、今は立派にサッカー選手で身を立て、素晴らしい年俸を手にしています。
幼いころは難病を患っても治療を受けられないということもあったようです。
しかし、リーガ・エスパニョーラの監督に才能を見いだされて、治療費を全額負担してもらえたなど、サッカー選手になるために生まれてきたような人間です。
ネイマール:3700万ドル
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ネイマール選手は幼少期よりサッカーがとても上手で、サントスFCのユースクラブで月収25,000レアルの収入があったといいます。
25,000レアルの収入で、子供ながらにして両親に家を建てたとか。
サントスFCとその後プロ契約を結び、パリのサンジェルマン時代を経て、ワールドカップに出場しました。
ロンドンオリンピックに出場するほどの実力の持ち主でその後、リオデジャネイロオリンピックにも出場しています。
ガレス・ベイル:3400万ドル
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ガレス・ベイル選手は、叔父もサッカー選手で、かなり早熟なサッカー選手だったそうです。
9歳のころにはスカウトに声を掛けられるようになり、16歳でサウサンプトンに所属しました。
その後、トッテナム・ホットスパーに移籍金700万ポンドで移籍するなど、かなり将来を期待されていたサッカー選手であったことは間違いありません。
年俸以外にも移籍金やCMなどの出演料などもあることは確実なので、年俸よりも、もっとお金を稼いでいることはほぼ確定です。
ズラタン・イブラヒモビッチ:3200万ドル
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ズラタン・イブラヒモビッチ選手は、FCバルセロナに所属してその後、ACミランに所属していました。
さらにパリ・サンジェルマンを経てマンチェスター・ユナイテッドに所属し、最後にLAギャラクシーに所属しています。
マンチェスター・ユナイテッド所属のときは、3200万ドルの大金を手にしていましたが、LAギャラクシーに所属になると、年俸は300万ドルとなっていました。
マンチェスター・ユナイテッドよりも減ってしまいましたが、負傷からの復帰を受け入れてくれたLAギャラクシー側はとても懐が広いですね。
負傷していた間は、練習もできなくて試合に出ることも不可能な状態です。
そのため、出上給や勝利給などの年俸を構成する基本給以外のお金はもらえなかったのではないでしょうか。
そのような困難から立ち上がり取った契約なので、このチャンスを大切にしてまた頑張ってサッカーをプレイしてほしいものです。
ウェイン・ルーニー:2360万ドル
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イギリスのサッカー選手であるウェイン・ルーニー選手。
16歳のころにはプロデビューを果たして、その後マンチェスターユナデットに入団します。
その後、エヴァートンに所属することになり、開幕戦で得点を決めるなど所属早々に大活躍をしました。
25歳で植毛を行ったことをTwitterで告白するなど大胆な一面もあります。
ハゲについてつらい思いをしている人には勇気を与えた内容で、メディアも大きく取り上げました。
ルイス・スアレス:2330万ドル
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ルイス・スアレス選手は、自伝を出すなどいろいろな活動をしていて、日本でも広く知られているサッカー選手です。
試合中に相手DFブラニスラフ・イバノビッチ選手の腕にかみついてしまったと言います。
自伝では、サッカー選手としてなぜかみついてしまったのかということが書かれているようで、予約購入したという人もいたそうです。
ということは、日本でも本がたくさん売れたということなので、きっと印税でまたすごく儲かったのかもしれません。
人気の選手なのでCMの広告費などもたくさん得ているでしょう。
また、スポンサードを受けて自分が使うタオルやスパイクなどを企業のものにしているという可能性もあります。
昔はゴールキーパーをしていたそうで、ボールをはじくのが好きな選手だったといいます。
今のポジションはフォワードです。
セルヒオ・アグエロ:2260万ドル
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セルヒオ・アグエロ選手はアルゼンチンを代表するすごい選手です。
アルゼンチンは日本よりもサッカーが強い国で本場の国として知られていますね。
インデペンディエンテに15歳で所属してその後、将来を期待されてアトレティコ・マドリードに入団しました。
現在はマンチェスター・シティに所属しています。
FIFAワールドユース選手権2005ではナイジェリアとの戦いでPKを獲得し、チームに貢献するなどしました。
そして代表として勝ち越しにも大きく貢献することになるのです。
2015年6月のボリビア戦では初めてのハットトリックを決めるなど、目立った活躍が絶えない選手です。
ハメス・ロドリゲス:2190万ドル
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ハメス・ロドリゲス(本名:ハメス・ダビド・ロドリゲス・ルビオ)選手は、コロンビア出身のサッカー選手です。
コロンビア代表にも選出されていて、実力のある人気選手です。
エンビガドに2006年に所属して、2007年いトップリーグへと昇格しました。
その後、版フィデューシャリー・デューティーエルドに所属して、アルゼンチンで活躍することとなります。
そして、2010年よりポルトに移籍しています。
その後、2013年ASモナコに移籍することが発表されて、4,500万ユーロの移籍金で移籍が確定しました。
これは史上最高の金額です。
それほどハメスが欲しかったのでしょう。
次に2014年、レアル・マドリードに移籍が決定し移籍金額は8,000万ドルにのぼりました。
ハメスは引っ張りだこでサポーターからもチームからも必要とされるすごい人物だということが分かります。
だから、お金持ちなのでしょう。
ポール・ポグバ:2120万ドル
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ポール・ポグバ(ポール・ラビイレ・ポグバ)選手は、フランスのサッカー選手です。
マンチェスターユナデットに所属して、フランス代表に選ばれたこともあります。
ポジションはミッドフィルダーです。
マンチェスター・ユナイテッドFCの下部組織を経て、マンチェスターユナデットに正式入団しました。
2012年はユヴェントスに移籍して、トップクラスの選手となります。
ここで、背番号を10に変更しました。
これは有名選手が着用していた番号のユニフォームで、名実ともにポールは最高の選手になりたかったのかもしれません。
2016年に、マンチェスター・ユナイテッドへ復帰しました。
移籍金は1億500万ユーロとなり、莫大なお金がポールのために動きました。
CM広告費やその他のメディア出演のお金を合わせると、もっと莫大なお金がポール選手のために動いているかもしれませんね。
まとめ
・日本で活躍するサッカー選手の年俸ランキング1位は遠藤保仁で1億6000万円。
・世界のサッカー選手年俸ランキング1位はクリスティアーノ・ロナウドで9300万ドル。
出典:https://www.pakutaso.com/
いかがでしたでしょうか。サッカー選手の年俸や収入についてまとめました。
年俸と収入は似て非なるものであるということがお分かりいただけたかと思います。
年俸は固定給に付け加えて、出場給や試合に勝利したときにもらえる勝利給などといったものがあり、それを全て満たさないと年俸の額ぴったりはもらうことができないのです。
しかし、有名なサッカー選手になればなるほど広告料や出版の印税が収入源になっています。
憧れのサッカー選手が使うのと同じスパイクを使いたいと思う人たちはたくさんいますし、企業のイメージアップにもつながるからでしょう。
今後もサッカー選手たちの活躍に期待したいですね。