大型バイクよりも気軽な原付や125cc以下のバイクですが、メーカーや車種で機能性もデザインも様々で、自分に合ったタイプ選びが大切です。
今回は原付&125cc以下のバイクの選び方、人気ランキング25選を紹介します。
原付&125cc以下のバイクのメリットとデメリット
普通自動車免許を取ると必然的に乗ることができるものと言えば、排気量50cc未満のバイクです。
燃費が良く駐車場のスペースもとらないため、まずは原付の免許をとって、通学や通勤のために使う、という男性は少なくありません。
原付や排気量の少ないバイクは驚くほど維持費がかかりません。任意保険や自賠責、税金など、車やバイクを維持して行くためにどうしてもかかるお金がほとんどかからないのです。
ですから、初めての乗り物としてはリスクが低く、学生に大人気なのです。
また、原付免許は16歳から取ることができます。高校入学とともに原付を使用できる人もいることでしょう。さらに、普通の免許取得よりも簡単なので挑戦しやすいのもメリットです。
そして、125cc未満の排気量のバイクは種類が豊富です。様々なメーカーからたくさんの車種が展開されているため、デザインも選びたい放題です。
高速や有料道路に乗れないこと、制限速度が低いこと、二段階右折が必要な場合もあることなどのデメリットももちろんいくつかあります。
しかし、日常における通学通勤ならかなり便利で、お金のかからないものであると言えます。
原付&125cc以下のバイクの種類&選び方のポイント
種類
初めてのバイクが原付、もしくは125cc以下のバイクという方は少なくないはずです。これらのバイクには大きく分けて、スクーター、スーパーカブ、ミッションの3種類があります。
スクーターは特に通学などによく使われているタイプです。実用性が高く荷物を入れる場所が多かったり、最近では電源装備まであるものも存在しています。
生活上の足として非常に便利な乗り物です。
スーパーカブは、独特のギア操作が必要です。特殊な作りになっているため、初めてのバイクとしては戸惑いがあるかもしれません。
しかし、世界中で愛用されており、みんなと同じは嫌だ、という方におすすめです。
ミッションタイプはクラッチ操作が必要です。趣向性が高く、排気量が低いのでギア操作が忙しく、中型バイクや大型バイクに乗る練習として使用する人が多いでしょう。
選び方
一番おすすめなのはホンダのバイクです。ヤマハやスズキなども信頼できるメーカーと言えるでしょう。
原付や小型バイクを選ぶ際には、まずは価格から決めましょう。その予算内で自分の好みのデザインを見つけましょう。
最後にスペックをチェックして、価格以上の価値があるかどうかを確認するという選び方の流れになります。
原付バイクの人気ランキング10選
原付バイクの人気ランキングをご紹介します。ランキング10選を是非参考になさってください。
①ホンダ ダンク
2014年に販売開始してから順調に売れている、若者に人気の原付はホンダのダンクです。
このバイクは若者の通学や通勤だけではなく、普段から生活の楽しみを広げるために生産されているものです。
ホンダの独特のフォルムを採用し、話題になった原付です。
多角形ラックが設けられていたり、電源ソケットが装備されているなどの、便利で効率よく生活を楽しめる乗り物として若い世代に親しまれています。
②ホンダ ディオ50
ホンダのディオは1988年に登場して以来、ホンダのフラッグシップ的存在として扱われており、支持層を増やし続けています。
本来は簡素な作りでしたが、人気が出たため、徐々に装備を充実させていき、ディオにはたくさんの派生モデルが存在しています。
現在のモデルは第7世代にあたり、パワーダウンしているのですが、始動性が高く、通学や通勤に活躍してくれることでしょう。
加速力はそれほどありませんが、順調で安定した走りが若者に人気です。
③ホンダ モンキーシリーズ
ホンダのモンキーシリーズも長年多くの男性に愛用されてきたバイクです。ホンダのバイクの中でも特に認知度が高いものかもしれません。
去年歴史に終止符が打たれましたが、依然と人気は衰えておらず、中古車でもよく販売されています。
ハンドルを折り畳むことで車に積載できるという機能も便利です。
また、カスタムの可能性が生まれてからさらに人気が高くなり、カスタムを付属すればするほど、中古車としての価値も高まる、まれな車種であると言えるでしょう。
④ホンダ スーパーカブ
世界最多量販バイクとして人気があり、知名度の高いバイクと言えばホンダのスーパーカブです。
このシリーズでは高性能で高耐久性が高く評価されています。今年で60年の歴史があり、長年基本的なスタイルを変えることなく維持し続けているバイクシリーズです。
自動遠心クラッチやロータリー式変速機構など、より便利に運転できるような機能がたくさんついています。
こうした利便性がデリバリー業界から熱い支持を受けて、より人気が高まったようです。世界各国に人気のバイクとして売り出されており、競合ライバル車も多数存在しているようです。
⑤ホンダ マグナ50
スーパーカブ譲りのタフな作りが人気の理由となっている、ホンダマグナもおすすめです。
250ccクラスの中でも大ヒットした種類として知名度の高いもので、ホンダが誇っているバイクシリーズである、スーパーカブシリーズを改良したものです。
コンパクトな作りになっていますが、スーパーカブと同じほどの機能性を持ち合わせています。
最高出力は弱めになっていますが、それだけ耐久性が高まっており、メンテ不要で10万キロメートル走れるほどのタフさが魅力です。
⑥ヤマハ VOX
トヨタのレクサスエンジンを供給し、世界的に人気で、実績を上げ続けているヤマハのバイクも人気です。
ヤマハのバイクはスリムでコンパクトな作りになっており、都会で生活する日本人の若者たちから熱い支持を得ているものです。
特に、軽快なハンドリングとスムーズな操作性が魅力的なバイクです。実用性があり、バイクとしても乗り心地を楽しめるというのが、ヤマハVOXの大きなメリットと言えるでしょう。
オートバイの分野でも、たくさんの優れた車両を展開しているヤマハならではの魅力的なバイクです。
⑦ヤマハ RZ 50
当時50ccクラスでは希少価値のあった、水冷エンジンを搭載したバイクです。このクラスでは上限のパワーを持ち合わせており、サイズは大きめに設計されています。
全体的にスタイリッシュなデザインが人気の理由でしょう。
フロントディスクブレーキや6速クロスミッションなど、本格的にライダーを楽しめるような機能もしっかりついている、50ccのバイクの中では特に人気のあるシリーズです。
ノーマル状態でも時速100km/を超えることができるほどの加速力を誇っています。
⑧ヤマハ ビーノ
ヤマハのビーノシリーズは、スクーターとして人気のあったアプリオのエンジンを流用し、ダッシュ力を付け加えてできた種類のものです。
女性に扱いやすいというのが売りとなっているだけあって、初心者でも乗りこなしやすいバイクです。
ヤマハのビーノシリーズはポップカラーが特徴的で、可愛らしいデザインになっています。
女性ファンを意識しているようですが、最近では男性にも人気で、ファッションの1つとして取り入れている人もいるでしょう。
⑨ヤマハ DT50
ヤマハのDT50シリーズはアクティブユーザーにおすすめのバイクです。
日本では生産が終わっていますが、欧州では2011年まで製造販売されていたほど、エンジンの元気な力が世界的に認められていたバイクです。
最高出力の公表値があまり大きくないのですが、軽々と時速80kmを超えることのできるバイクです。原付とは思えないほどの走行能力が男性に人気の理由と言えるでしょう。
また、生産当時の上限値であるパワーと瞬発力に優れた仕様が人気の理由です。
⑩ヤマハ TZR50
日本では下火ではありますが、海外では依然と人気の高いヤマハのTZR50はスポーティな見た目と走りが人気です。原付最高クラスのパワーを持っており、ライダーを魅了しています。
フルカウルマシンタイプの原付はあまり見られないため、もうすでに動かない車体でも10万円近くまで値段がつくほどのプレミアムバイクです。
構造は比較的単純で、乗りやすいのも魅力的でしょう。カスタムのハードルもの低めなので、自分好みにカスタムしたいが規制が怖い、という方にもおすすめです。
125cc以下のバイクの人気ランキング15選
普通免許だけでは乗れなくなりますが、扱いやすい小型の125cc以下のバイクランキングです。
15車種紹介しますので、バイク選びの参考にしていただければと思います。
①ホンダ PCX
125ccのバイクの中でもHONDAのPCXは高級感があり、スクーター人気ランキングでも常に上位を獲得しているものです。新車販売価格は約37万円です。
レッドやブロンズメタリックなど、高級感を感じられるカラーバリエーションも特徴的です。
スクーターにしてはかなり高性能で、燃費も良いものです。流線型のフォルムは男女関係なく人気が高くなっています。
ラグジュアリータイプのボディの外装は、若い年代のメンズにもおすすめです。
②ヤマハ NMAX
ヤマハのNMAXも人気の高い125ccのバイクです。
第1位のホンダPCXより2万円程価格が安くなっていますが、ABSを標準装備しているなど、価格以上の価値を見出すことができるはずです。
ハイビームにしたときには3眼となるため、かなり明るい視野を作り出すことができるはずです。
マットグレーやブルーなど、爽やかなカラーや大人っぽさを感じられる落ち着いたカラーバリエーションになっています。
3種類のカラーから選ぶことができますが、どれも車の人気色に含まれているもので、スタイリッシュな印象を与えることができるでしょう。
③スズキ GSX–125
「これで125ccとは思えない!」と言われるほどの高性能バイクをスズキが販売しています。
初心者にも若年層にもかなり人気の高いGSXシリーズを、コンパクトサイズ化したものと言えるかもしれません。
水冷エンジンを搭載しており、シリーズの名を汚さない高い性能を実現させています。
ABSを標準装備していますし、スズキ独自のスズキイージースタートシステムを採用するなど、ドライビングを快適に行うための機能がたくさん付いています。
見た目は非常にスポーティーな作りになっており、昔からの伝統的なGSXらしさを受け継いでいるバイクと言えるでしょう。
④ホンダ CBR125R
このバイクはホンダです。欧州市場で125ccクラスのバイクがかなり売れ始めたのをきっかけに発売されたものです。
お手軽なスポーツバイクとして高評価を得てきました。海外限定モデルがかなり人気がありましたが、日本には入ってきていません。
日本では国内仕様車も販売されましたが、実質の販売期間が短いこともあり、稀少性が高く価値のあるバイクと言えるでしょう。
125ccクラスのスポーツバイクが多様化していった時代に生まれたバイクです。
⑤スズキ GSX-S125
GSXの伝統を受け継ぎ、その魅力を最大限に発揮してくれるGSX-S125も大変人気があります。
戦闘的なスタイリングとなっており若い年代のメンズのウケもよく、乗車姿勢が楽なことから、幅広い年代に愛用されているバイクです。
フォルム自体は非常にコンパクトですが、限界までスポーティーな印象を追求している外装となっています。
ヘッドライトの位置からも、走り心地の快適さを追求していることがよくわかります。
⑥ヤマハ YBR125
125ccとは思えない車体の大きさが魅力的で、存在感があるので男性に人気です。スポーティーでスタイリッシュなデザインが都会で走り回るのにも申し分のないものと言えるでしょう。
250ccクラスにも負けない車体ですが実際は125ccですので、とても軽量で軽快でスポーティーな走りを楽しむことができます。
通勤や通学に最適ですし、街中でちょっと出かけたい時の移動手段にもおすすめです。さらに20万円以下で購入できるという、同クラスの中では特に低価格な設定が魅力的です。
⑦カワサキ エリミネーター
カワサキのエリミネーターは125ccのアメリカンバイクです。
「排除するもの」というその名の意味の通り、無駄なものが一切ない、125ccクラスの排気量とは思えない、車体がしっかりしているバイクです。
エリミネーターならではの流れるようなスタイリングが非常に魅力的です。規制に対応するためにモデルチェンジを経て、より美しいスタイリングへと変わっていっています。
特に125ccのエリミネーターは、グローバルモデルとして世界的に流通しているバイクです。
⑧ヤマハ XV125ビラーゴ
アメリカンバイクの中でも、カワサキのエリミネーターとよく比較されるのがビラーゴです。見た目重視の方であればビラーゴを選ぶ方が多いでしょう。
125ccとは思えない車体の作り、デザインが魅力的です。
ユーザーのレビューを見てみると、250ccの部品を全て流用することができるタイプであるため、修理に時間を取られることなく便利であることも魅力だと言えます。
ただ、輸出用車種ということもあり、国内で見つけるのには根気強さが必要でしょう。
⑨ホンダ GROM
気軽にマニュアルバイクを楽しめる人気車と言えばグロムです。
グローバルモデルを生産しているタイのホンダが発売した、新型のスポーツバイクです。世界的に有名になり、モーターサイクルショーでもかなり人気の出たバイクです。
軒先でもワンボックス車でも収まってしまうほど、コンパクトなサイズ感が一番魅力です。
タイで生産されたものを搭載したパワーユニットも特徴的で、耐久性があり、扱いやすいバイクと言えます。一般的なマニュアルバイクと同じように操作するバイクです。
⑩SYM JOYMAX125i
きりっとした外観と、特徴的なヘッドライトが魅力的なバイクです。SYMが発売しているラグジュアリーな印象を与えるバイクの1つです。
125ccとは思えない豪華なボディを持っています。また、バイクには勿体無いような快適で豪華な装備をたくさん付属している、贅沢なバイクと言えるでしょう。
LED灯火が使用されており、スペックも250ccとほぼ変わらないものとなっています。
乗るだけで迫力が出るので、街中で使用するのにもおすすめです。被視認性が高いボディタイプとなっているため、安全面でも少し安心できるバイクと言えるでしょう。
⑪ヤマハ VOX125
VOX125はヤマハの個性的なモデルと言えます。使い方はその人次第というデザイン力の強いバイクです。
シンプルでモダンなデザインになっており、個性的なイメージとともに大人っぽさも感じさせるバイクです。大容量のシート下収納が魅力的です。
若者がーゲットですが、ゆったりとした乗り心地や125ccとは思えない走行性能、動力性能はビッグスクーターからしても魅力的で、人気の高いバイクとなっています。
ドレッシーで高級感の感じられるバイクの代表と言えるでしょう。
⑫KYMCO K–XCT125
台湾で人気のあるKYMCOのバイクです。ラグジュアリーな雰囲気を醸し出すロードスポーツタイプのバイクです。
原付にしてはかなり大柄なボディとなっています。排気量が300ccのボディサイズと同じものとなっているため、戦闘的なイメージさえ植え付けるものとなっています。
野生動物の目を感じさせるヘッドライトや、エッジの効いたスクリーンなども特徴的と言えるでしょう。見た目だけでもかなり走行性能が高い、と期待することができるバイクです。
昼間の視認性にも優れているカラーとなっており、安心して運転できるでしょう。
⑬ジレラ ランナーST125
イタリアメーカーであるジレラのランナーST125はバイクの歴史に名を重ねている老舗ブランドならではのこだわりが感じられるものです。
このバイクは最高速度110kmにも達するというポイントがあります。
もちろん、そこまで加速することは普段ないとしても、それだけ速度を上げられるパワーがあるので、日常的なドライブでパワー不足で悩まされることがないといメリットがあります。
⑭スズキ アドレス110
スズキのアドレス110は、昔ながらのシンプルなスクーターから一気にデザイン性にこだわりを持ち始めた原付2種バイクです。
リアスボイラーを標準装備しているバイクで、ランクアップしたバイクと言えるでしょう。
112ccのエンジンを搭載していたり、1インチホイールを採用しているため、あらゆる道路状況でも安定した走りを見せてくれることを期待できます。
ボディ剛性もしっかりしているため、今後同じようなモデルが登場するのではないか、と予想されています。
⑮プジョー
車でおなじみのプジョーとは違い、おしゃれな大人スクーターにもプジョーという種類があります。
シックで高級感のある作りが都会的でおしゃれです。丸みを帯びた曲線主体のボディデザインとなっていますが125ccには珍しいサイズ感となっています。
12インチの前後ホイールはさすがフランスメーカーなだけあって、デザインの彫り込みがありエレガント雰囲気を生み出しています。
シートのクッション性も申し分がなく、スタイリッシュなシングルカバーも素敵です。上品なバイクとして非常に人気の高いものです。
加えてスマートフォンを立てておけるホルダーまで完備されています。充電までできるという機能性においても申し分ないものです。
穏やかで安定した走行性も魅力的です。余裕を持った大人のバイクと言えるでしょう。
まとめ
・原付バイクの人気ランキング1位は「ホンダ ダンク」。
・125cc以下のバイクの人気ランキング1位は「ホンダ PCX」。
バイク選びについて参考となる情報をいくつかご紹介しました。
趣味というよりは利便性を重視しがちなのが原付や小型バイクです。しかし、これから中型バイクや大型バイクを乗りこなして行くための準備とすることもできるでしょう。
初心者からライダーまで、125ccとは思えないほどの魅力を持ち合わせた小型バイクをみつける参考になればと思います。
今回ご紹介した人気ランキングに挙がっていたバイクは、あらゆる年代のメンズに人気がありますので、今後バイクを購入する際には是非参考にしていただければと思います。