髪型に躍動感を与えてくれるピンパーマはおしゃれなメンズの間で大流行中のパーマの種類でお手入れも楽になるのでおすすめです。
今回はピンパーマのやり方とメリット3つ、持ちなどの特徴5つ、おすすめの髪型10選を紹介します。
目次
メンズピンパーマとは?
ピンパーマとは一体どんなヘアスタイルをさせているのでしょうか。
ピンパーマとは、適度な毛束をペーパーで包み、デジタルパーマのようなロッドよりも、もっと細いピンや指などに髪を巻き付けてパーマをかけるスタイルです。
根元にピンで止めた状態でパーマをかけます。
太めのものに巻きつけるパーマに比べて、緩くウェーブやカールをつけることができます。
また、髪の流れを一定にすることはできません。
ですから、ピンパーマをかけたヘアスタイルは無造作な感じ、くせ毛のような自然な仕上がりになると言えます。
はっきりとしたパーマをかけたい人にはおすすめできないスタイルです。
しかし巻き方によっては、髪の根元からか毛先だけ巻くか、髪を立たせるのか寝かせるのかによってアレンジの幅は広がります。
メンズピンパーマのやり方
ピンパーマの具体的なやり方は以下の通りです。
①カット・シャンプー
②ピンか指で巻いて固定
③髪にパーマ液を塗布
④10分間放置
⑤ピンパーマのかかり具合を確認
⑥1つ目の薬剤を洗い流す
⑦2つ目のパーマ液を塗布
⑧放置
⑨2つ目の薬剤を洗い流し固定していたものを外す
⑩トリートメント・スタイリング
メンズピンパーマのメリット3つ
では、ピンパーマをかけるメリットについてご紹介したいと思います。
ピンパーマはロッドで巻くことはしませんが、ロッドで巻くパーマのようにボリュームを出したり抑えたり、捻りを加えたヘアスタイルを作ることができます。
全体的に、一般的なパーマよりも弱くてナチュラルなテイストのウェーブを作ることができます。
そんなピンパンはのメリットを3つご紹介します。
①短髪もOK
1つ目のメリットは短髪もパーマをかけることができるという点です。
短髪の方が爽やかですし、特に暑い時期である夏にはショートやベリーショートにイメチェンされるメンズの方も多いことでしょう。
しかし髪を短くしたら、毛先に動きが出なくなってしまった、ボリュームがなくなってしまったということもあります。
しかし短髪であれば、熱を加えるパーマを行うことができません。
そんな短過ぎる髪の毛にもピンパーマならかけることができます。
なぜならピンパーマはピンや指などの細いものに巻きつけてパーマをかけることができるからです。
髪の短さ長さがパーマに影響しないのです。
髪全体にかけることももちろんできますが、部分的なパーマをかけることも可能です。
②くせ毛感が出しやすい
2つ目のメリットは無造作な感じ、くせ毛のようなイメージを持たせやすいということです。
ロットなどに巻いて普通に行われているパーマは、いかにもパーマをかけていますというのがよくわかるスタイルになってしまいます。
不自然なウェーブやカールがついてしまうということです。
勿論、強くてはっきりとしたウェーブやカールをつけたい方には、その方がおすすめです。
しかし、天然パーマのような無造作なヘアスタイルやくせ毛感を出したいという方にはピンパーマの方がおすすめです。
③種類豊富
3つ目のピンパーマのメリットは種類が豊富であるということです。
ピンパーマにはさまざまな種類があります。
ピンパーマでできるヘアスタイルは一つではありません。
例えば、ツイストピンパーマはピンパーマの種類の一つです。
ピンのような細いものに巻きつけてパーマを作りますが、さらに毛束をひねることで、よりパーマのウェーブ感がアップします。
毛束をどれほどねじるかによってパーマのかかり具合を操作することもできます。
またねじりながら巻くのではなく、ねじった毛束をさらに巻くことによっても、また印象が違うパーマの仕上がりになります。
メンズピンパーマの特徴5つ 【持ちやダメージの強さも紹介】
ピンパーマは色々なアレンジができる、種類の豊富なパーマ方法の一つです。
中でも髪の長さが短くても綺麗なパーマやウェーブがつけられるというのは非常に人気の理由となっています。
そんなピンパーマの特徴を5つ説明します。
仕上がり
ピンパーマの仕上がりは軽めのウェーブやゆるいカールとなります。
無造作感のあるヘアスタイルやくせ毛風なヘアスタイルを希望の方は、自分の期待通りの髪の仕上がりとなるでしょう。
パーマをかけています、というアピールがすごい髪型ではなく、自然なテイストに仕上げてほしいという方は、ピンパーマがとてもおすすめです。
向いている髪質
ピンパーマが向いている髪質や髪の長さというものは特にありません。
ピンは非常に細いものですから、どんな髪でもたいてい巻けます。
ですから短めの髪でも十分かけられます。
ピンパーマは、一般のパーマと同じ2種類の薬剤を使う工程を踏んでいます。
ですから髪に与えるダメージもほとんど同じと言えます。
しかし、傷みの酷い髪にはかけることができません。
非常に傷んでいる髪にパーマをかけてしまうと切れ毛になってしまいます。
ですから、美容院としても「断る」という選択を取っているところがほとんどです。
基本的にどんな髪質でもピンパーマはかけることができます。
しかし、硬すぎる髪やくせの強すぎる髪では思ったようにはかからないということも考えられます。
これは美容師さんの腕次第ですので、美容院や美容師さんを選ぶときは口コミなどをチェックしていくと良いでしょう。
ダメージ
先程も述べたようにピンパーマは他の一般的なパーマの施術の方法と同じです。
ですから、一般のパーマをかける時と同じように髪は傷みます。
傷みの酷い髪にかけるとさらに傷んでしまい、髪が切れたり枝毛が増えたりしてしまいます。
美容院でも断られると先程述べましたので、パーマをかけたいのであれば、まずはダメージを修復してから美容院に行きましょう。
毎日しっかりお手入れを欠かさず、トリートメントをしているなら、髪がそれほど傷むことはないと考えられます。
日々の手入れが重要です。
持ち
ピンパーマはどれ程持つかというと、一般のパーマと同じです。
髪のくせがどれほど強いか、美容師の技術力、また使用している薬剤の種類などでピンパーマの持ちも変わってきます。
もし、くせが強い髪や硬い髪質の方であれば1ヶ月持たないということも考えられます。
しかし髪質が良く、美容師の腕も良く、薬剤が適切なものであれば、3ヶ月以上持つと考えられます。
しっかりパーマの薬剤が髪に浸透し、それを逃がさない適切なケアを毎日行うことで出来るだけ長持ちさせることができます。
時間・料金
ピンパーマの施術時間は1.5~2時間程度です。
普通のパーマもそれほどでしょう。
値段に関しては5000円~1万円ぐらいが相場となっています。
パーマは髪の長さによって値段が異なる美容院がほとんどです。
自分の髪型だとどれほどのお金がかかるのかは、美容院に直接問い合わせるようにしましょう。
美容室やサロンを選ぶときは高いか安いかに関わりなく、良い評判かどうか、技術の高い美容師さんがおられるかを重視した方が良いでしょう。
安いからピンパーマの腕が悪いというわけでもありませんし、高いから必ず成功するとも限りません。
メンズピンパーマのセット方法
ピンパーマをかけた髪のセット方法はとても簡単です。
ピンパーマは無造作な感じや自然なテイストでのパーマを楽しむことができます。
ですから、あまりしっかりワックスなどで固めないほうがいいでしょう。
セット方法は他のパーマと同じようにして構いません。
①まず、薄くスタイリング剤を手のひらに伸ばします
⓶手にしっかりなじませた後、パーマの部分にワックスをすり込んでいきます
③毛束を捻りながら束感を作ります
④最後に毛束を細く散らして毛先は遊ばせるようにし、上下左右自然に流れるように整えていきます
ピンパーマをかけることで、毎日朝のセットが圧倒的に楽になります。
ワックスをつけるだけでオシャレになれます。
こんなピンパーマ、是非試してみたいと思われませんか。
メンズピンパーマおすすめ髪型10選
ピンパーマは、最近短髪の男性に非常に人気のあるパーマスタイルです。
短髪でも施すことができるというメリットだけではなく、根元からパーマをかけることができるので、本当に自然なゆるいパーマスタイルになります。
無造作なスタイルや、外国人のようなパーマスタイルにすることもできます。
今話題ピンパーマのおすすめしたい髪型を10選紹介いたします。
①無造作ヘア
1番目におすすめしたいのは、無造作ヘアです。
まさにピンパーマで表現できる代表的なヘアスタイルで、簡単にスタイリングができる髪型です。
特に無造作感は、あまりセットしない方がこなれた感じを出せます。
フロント部分はマッシュベースでカットし、後頭部部分はレイヤーカットを施して髪全体にピンパーマを強めにかけます。
そうすることで、無造作な髪の動きを演出できます。
セットの方法は、まず全体に空気感を意識しながら乾かします。
水分が全部飛ばないうちにファイバーワックスをなじませます。
ワックスでウェーブ感を強調させながら水分量を調整してパーマの形を作ります。
②べリーショート
2つ目におすすめしたいのは、ベリーショートとピンパーマの組み合わせです。
ベリーショートは普通パーマをかけることができません。
しかし髪の長さに関係なくかけることが出来るピンパーマは、ベリーショートとも組み合わせることができます。
全体を4センチから6センチにカットし、顔周りを内巻きにするピンパーマをかけます。
そうすることで清潔感溢れる短髪スタイルになります。
小顔効果も期待できるでしょう。
直毛の方は特に、髪の毛が立ち上がるようにピンパーマを施すと自然なカールを作ることができます。
セットの際は全体をまずしっかりドライしましょう。
そしてハードワックスを根本からつけて顔周りの束感を出します。
前髪はアップバングにしたり、アシメスタイルを取り入れたり、アレンジは自由自在です。
③ソフトモヒカン
3つ目におすすめするのはソフトモヒカンのスタイルです。
ピンパーマをかけたなら、思い切って髪色もチェンジしたいという方は、人よりも目立てる明るめのカラーにしてみてはいかがでしょうか。
全体はショートレイヤーベースでカットし、モヒカン部分は少し重ために長めに残します。
全体にピンパーマをランダムにかけます。
そうすることで動きのあるモヒカンスタイルになります。
セットの際は、全体の50パーセントをドライし、水分量が残っている状態でワックスを根本からなじませます。
ウェーブ感を出せるように髪を立ち上げながらワックスをつけていきます。
最後に、トップ部分の束感を作るとオシャレなソフトモヒカンスタイルが出来上がります。
④クラウドマッシュ
4つ目はクラウドマッシュです。
今若い世代の男性に大人気のマッシュスタイルです。
ピンパーマと組み合わせることで、周りの人とは少し違うオシャレなイメージを作ることができます。
ピンパーマの緩やかな束感とマッシュスタイルはとても相性が良いものです。
耳周りと襟足部分はすっかりスッキリとさせ、トップをチョップカットで動きを出します。
全体的にグラデーションカットをほどこして、ピンパーマは中巻きと外巻き両方を使ってダイナミックな動きを出します。
セットする際は水分を残せるようにドライヤーをかけ、ジェルワックスをなじませます。
一番最後にアウトラインの外ハネとトップの毛束を作るようにすることで、全体的にバランスの良い髪型になります。
⑤ショートウルフ
5つ目はショートウルフのスタイルです。
全体的に束感の強いメンズならではの髪型です。
まるで狼のような男らしく野性的な髪型に、自然な束感のあるピンパーマを施すことでまさに狼のたてがみのようなヘアスタイルになるでしょう。
襟足は長めに残したショートウルフベースでカットして、トップからサイドにかけての部分的なピンパーマを施します。
セットする際は根元から立ち上がるように乾かしていきます。
トップに水分を含ませ、束感と動きをワックスでつけていきます。
前髪は上げずにサイドに流すような形で整えると、より鋭いイメージを与えるヘアスタイルになるでしょう。
⑥ミディアム
6つ目はミディアムのピンパーマスタイルです。
ミディアムヘアは髪の毛が長めですからピンパーマをかけることで、まるで天然パーマのような自然なテイストになります。
全体の緩やかな動きは女性の好感度をアップさせることは間違いありません。
全体はショートミディアムペースでカットします。
トップから前髪の部分は重めに長さを残します。
ロッドとピンパーマの両方を使うことによって、普通のピンパーマもよりもさらにダイナミックの動きを作ることもできます。
セットする際はドライヤーを使ってシルエットをくせ付けし、ワックスで束感と動きを作ります。
トップが寝てしまいがちな方は、毛束をつまみながら引き上げてスプレーで固めると良いでしょう。
⑦センター分け束感ショート
7つめはセンター分け束感ショートのピンパーマスタイルです。
センター分けは毛先を大胆に動かすことで、より爽やかで男らしいスタイルになります。
サイドと襟足は刈り上げ、トップと前髪は長めに残し、束感を作りやすくします。
ピンパーマは前髪からトップにかけて強めにかけ、全体は弱めのスタイルにする事で強弱をつけたオシャレなヘアスタイルになります。
セットする際はトップを握るようにドライヤーで乾かし、ワックスはバックからサイド、サイドからトップ、トップからフロントの順になじませていきます。
最後に、センターは毛をつまむようにウェーブの感じを出し、完成です。
⑧刈り上げ七三
8つ目にご紹介するのは刈り上げ七三です。
全体はルーズなパーマスタイルとなるようにしますが、七三で仕事のできる男に見せることができます。
襟足は少し長めに残して刈り上げ、全体からトップにかけても長めに残します。
オールバック風にパーマをかけ、毛先に強いピンパーマを施します。
そうすることで、毛先に動きがある、ちょっと遊び心の感じられる七三ヘアスタイルになります。
セットする際は根元を動かしながら乾かし、ハードワックスでスタイリングします。
サイドや襟足はタイトにし調整していきましょう。
⑨アップバングショート
9つ目にご紹介するのは、アップバングショートです。
アップバングヘアは爽やかな若者にぴったりのヘアスタイルです。
耳周りはスッキリとさせツーブロックスタイルにカットして、前髪はアシメスタイルを取り入れるとアップバングがしやすくなります。
また、アップバングにしていない時でもオシャレに見えますので、2wayな髪型になります。
ピンパーマで全体の動きをつけて自然なパーマのスタイルになります。
セットする際は前髪にクセ付けをしながら乾かしていきます。
その後ワックスで束感と動きを出します。
サイドからフロントへと流すように毛束を持っていき、モヒカンラインの毛束も前髪に流すようにすることで、全体的にバランスの取れたきれいめのスタイルになります。
⑩黒髪マッシュ
最後にご紹介するのは、黒髪マッシュのピンパーマスタイルです。
黒髪は男性の髪色の中で、最もウケの良い色と言われています。
それに今流行りのマッシュスタイルを取り入れることで、まさに女性ウケナンバーワンの髪型とも言えるでしょう。
これにピンパーマを加えることで、全体的にシックなイメージなのですが、オシャレでこなれた感じを演出できます。
前髪は重めに残して束感が出やすいように間引きます。
ロッドとピンの両方を使いパーマをかけます。
そうすることで、動きの大きなマッシュスタイルになります。
セットの際はエアリー感を意識しましょう。
ワックスで外ハネを作ります。
ウェーブ感があまり出ない時は、ドライヤーでくせ付けすることも可能です。
まとめ
・ピンパーマは短髪でも可能で、種類も豊富。
・ピンパーマの施術時間は1.5~2時間程度で、相場は5000円~1万円程度。
ピンパーマは今旬のパーマのスタイルです。
髪型に自然の躍動感をプラスしてくれる、大人気のヘアスタイルとなっています。
ショートやツーブロックなど、短髪の男性の方でもピンパーマをかけることができます。
今回ご紹介したピンパーマのセットの仕方やおすすめの髪型をぜひ参考にしてみてくださいね。