理想の髪型作りにワックスは非常に重要ですが、ポイントを押さえることで簡単にセットできるのでおすすめです。
今回はメンズワックスの基本的な付け方、注意点、付け方2種類とポイント3つ、意見が分かれる付け方3つを紹介します。
目次
メンズワックスの基本的な付け方!
おしゃれメンズならきっと、ワックスを使って毎朝スタイリングのために時間をとっていることでしょう。
もしかするとワックスを買ったものの使い方がよくわからず、放置しているという方もいるかもしれません。
いろんな動画やサイトを見てスタイリングしているけど毎日うまくいかない、セットなんて面倒だ!そんな風に感じておられるでしょうか。
実は、簡単そうに見えるセット動画や、方法が説明されているサイトには、共通しているものがあるはずです。
そうしたものをきちんと行えばセットも今よりずっと上手にできるようになるでしょう。
ワックスの付け方の手順やつける量には決まりがあります。
そこを間違えてしまうと逆効果になり、きれいなセットどころか、べたべたしていて不潔に思える髪型になってしまうかもしれません。
ワックスを付けてセットするときに大切なのは、ワックスの付け方・量・付ける順番、この3つです。
この3つに関する正しい方法を知っておかなければ、上手にセットすることができません。
準備編
ワックスを手に伸ばして付ければいい、という安易な考え方はまず捨てましょう。
ワックスを付ける前の準備が重要なのです。
ワックスをつける前に、ベースとなる髪型を作れるようブローをします。
そうすることでワックスをつけた後の仕上がりがきれいになるのです。
ワックスをつける前はしっかりと髪を乾かすことがポイントです。
ブロー編
では、どのようにブローしていけばいいのでしょうか。
ブローするときに意識するべき3つの点をご紹介します。
①トップにボリュームを出す
②サイドをタイトにする
③後頭部にボリュームを出す
トップにボリュームを出すには、空気を入れながらブローするという方法が効果的です。
完成形よりももっとボリュームを出しておくのがおすすめです。
手で毛束を握りながら空気を入れて乾かしていきましょう。
サイドは手で押さえながら乾かすと、ボリュームを抑えることができます。
後頭部のブローは自分で見ることができないので少し難易度高めです。
乾かすときは半分ずつ行いましょう。
乾かす側の手で行うときれいにボリュームを出すことができます。
前髪はアップバングやオールバックにするときを除き、ドライヤーを上から当てるようにしましょう。
毛先を指で挟んで引っ張るように乾かすと、うまく根元から乾かすことができます。
ワックス編
ここでやっとワックスが登場します。
ブローをしてやっとワックスを付けられるのです。
ワックスの付け方のポイントは4つです。
①ワックスを適量手に取る
②手に取ったワックスを薄く伸ばす
③後頭部からワックスをつける
④ひし形になるよう調整する
ワックスの量は「適量」にしましょう。
適量とは指の第一関節分です。
そして掌の上でまんべんなく薄く伸ばしていくことがポイントです。
そうすることで、髪全体にむらなくまんべんなくワックスをなじませることができるのです。
一番最初は後頭部にワックスを付けることで、一部分へのワックスの付けすぎによる髪のへたりを防ぐことができます。
その後トップ→サイド→前髪の順番でつけます。
前髪は手に残っている少量のワックスで十分です。
ワックスの付け方で、最後に注意してほしいのは全体のシルエットがひし形になるようにすることです。
ひし形の形が最も顔がきれいに見えるフォルムであるといわれています。
そして、その整えた髪型が崩れないようにスプレーで固めると、キープ力を高めることができるでしょう。
メンズワックスの付け方の注意点!
ワックスをつけることで自分の描く理想の髪型をつくることができます。
ワックスを使わずに毎日出かけている男性のほうが今では珍しくなってきています。
しかし、ワックスの使い過ぎは要注意です。
これは量においても頻度においても言えることです。
ワックスの量が多いとうまくセットできないだけではなく、頭皮にワックスが付着してしまい、毛穴を詰まらせ炎症を起こさせる可能性があるからです。
ワックスを毎日使わななければならないことはないでしょう。
OFFの日や実家にいるときなど、見た目をそれほど気にしなくてもよい日はできるだけワックスを使わないようにして髪と頭皮のケアを心がけましょう。
ワックスの付け方は美容室によって異なる!
ワックスの付け方を一番よく理解しているのは美容師さんです。
美容室でカットしてもらった後に、スタイリングもしてもらうのではないのでしょうか。
その時にワックスの付け方を教えてもらうという方も多いでしょう。
これで自分もワックスの使い方がわかったぞ!と思ったのに自分でやってみるとなかなかうまくいかない・、ということもあります。
また、美容室を変えてみると、いえ同じ美容室でも美容師さんによってワックスの付け方、ポイントが変わる場合もあります。
①髪を散らしていく方法
一つのワックスの付け方としてよく知られているのは、2分間ワックスを使って髪を散らしていくという方法です。
メンズ美容界の巨頭とも呼ばれている、OCEAN TOKYOの美容師さんはこの方法を提唱しています。
この人の提唱しているワックスの付け方の影響を受けている美容師さんやアシスタントの方はこの方法を行うことでしょう。
そして、普段自宅でワックスをつけるときにも「2分間」ワックスでとにかく散らし続ける、ということを推してくるはずです。
この方法は、いきなり髪にワックスをもみこんで、シャンプーするように髪をもみこみ続けるというものです。
ぼっさぼさの完成形が想像できますよね。
しかし、こうすることで上手に束感を出せるそうです。
②髪全体を持ち上げる方法
もう一つの有名なワックスの付け方は、髪全体を一度上にすべてもちあげるという方法です。
スーパーサイヤ人のような髪型にするわけです。
そしてその上げた髪全てを下ろしていくようにしてセットするという方法です。
この方法はAKROSなどの有名なメンズ美容室で行われている方法です。
一度すべての髪にワックスをなじませるために、下から上に向かってワックスを付けるのです。
そうすることでワックスを均一に付けてムラのない仕上がりにすることができるのです。
メンズワックスの付け方のポイント2つ!
美容室によって提唱しているワックスの付け方は異なりますが、強調しているポイントは共通しているはずです。
2つのポイントをご紹介します。
①ワックスは後ろから前につける
一つはワックスを後ろから前に向かって付けるというものです。
ワックスを前髪からつけろ、と提案する美容師さんは絶対にいないはずです。
ワックスは表面ではなく内側からつけるのがポイントです。
一番髪の量が多い後頭部からワックスをつけることで、全体を均等にワックスがなじむようにすることができます。
後ろから前へ、下から上へとワックスをつけましょう。
②前髪にワックスはあまりつけない
前髪にワックスをつける必要はほとんどありません。
オールバックやアップバングの際は立ち上げるために必要ですが、基本的にはつけなくてもよいでしょう。
前髪以外のセットが完了して、手に少量残っている状態で整えてあげるだけでいいのです。
前髪は汗の影響を受けやすい場所です。
ワックスをべたっとつけていると割れやすくなります。
非常に見栄えが悪いので、ワックスはほとんど付けないほうがおしゃれに仕上がります。
メンズワックスの付け方で意見が分かれるポイント3つ!
美容室によって見解が分かれるワックスの付け方もあります。
それは次の3つの点です。
このワックスの付け方は正しいのでしょうか、それとも間違っていますか。
①根元にワックスをつける
一つ目は髪の根元にワックスをつけるというものです。
多くの場合毛の中間から毛先にかけてつけるように言われます。
しかし、中には根元から均一に付けるようすすめるところもあります。
これは、髪質によって異なるのです。
根元につけることによって髪の立ち上がりをより強化できる場合もあります。
また、逆に髪が重みでつぶれてしまうことも考えられます。
ここは美容師さんにお任せしましょう。
②こすりながら毛束感を作る
ワックスを手になじませて、毛束を出すためにこする、という方法も良くも悪くも取られます。
髪をこすることで髪のキューティクルが壊れてしまう、という意見があるからです。
確かにあまりにもゴシゴシしすぎると髪が傷んでしまう可能性も否めません。
しかし、束感を出すための一つのアレンジ方法として、柔らかくこするイメージで行うとよいでしょう。
③ワックスをつけた後にアイロンで整える
さらに、ワックスをつけた後にアイロンを使うか、使わないか、という点でも意見が分かれることがあります。
しかし、基本的にはヘアアイロンで形を作ってからワックスで整えるという方法です。
ワックスがヘアアイロンで熱されて、髪を痛める可能性があるので、逆方向でのセットの仕方はあまりおすすめできません。
部分的に足りない部分を補う程度に使うことには問題ないでしょう。
まとめ
・ワックスを付けてセットするときに大切なのは、ワックスの付け方・量・付ける順番。
・ワックスの使い過ぎは要注意で、予定がない時などはつけないようにした方が良い。
ワックスの付け方について基本的な方法はお判りいただけたでしょうか。
いろんなアレンジ方法が最近ではネットで調べることができます。
基本的なワックスの付け方がわかっていればきっと簡単に思えることでしょう。
美容室帰りと同じほどのセット力をつけて、いつでも完璧なセットで固められた状態で出かけられるようになるといいですね。