芸能人のできちゃった結婚のニュースは多く、一般人でも今や珍しくない結婚の形ですが、後悔したり離婚率も高いことは否めません。
今回はできちゃった結婚の割合、後悔する理由、離婚率、心構えや報告方法、芸能人の例を紹介します。
目次
できちゃった結婚は今や珍しくない
「できちゃった結婚」とは、結婚する前に子供ができてしまって、その子供ができたことがきっかけでする結婚のことを言います。
中には結婚するつもりはなかったけど、子供ができたから仕方がなく…なんて人も多いです。
本来は結婚してから作る子供ですが、最近ではこの「できちゃった婚」が増えています。
考えられる理由の1つとしては、昔に比べて結婚をしなければいけない、という世の中ではなくなったことが挙げられます。
その結果、結婚に対してあまり積極的ではない人も多く、きっかけがつかめないままズルズルと付き合っている人が多いからかもしれません。
また、避妊をしっかりせずに性行為を行うため、結果として「できちゃった結婚」が増えているわけです。
「できちゃった結婚」と言うと何となく結婚したくないのにできたから嫌々結婚する…なんてネガティブなイメージがあります。
世の中は少子化傾向ですし、本来子供ができること自体が喜ばしいことですので、最近では「授かり婚」とポジティブな言い方をする場合もあります。
確かにこちらの方がポジティブなイメージですが、世間ではまだまだ「できちゃった結婚」と言う人が大半です。
「できちゃった結婚」にマイナスのイメージを持つ人が少なくなってきたとは言え、自分の娘が結婚前に妊娠となるとやはりショックを受ける親御さんも多いようです。
やはりできれば、結婚の後に子供、の順番が理想と言えるでしょう。
できちゃった結婚の割合
ちなみに「できちゃった結婚」が増えているということですが、実際にはどの程度の割合なのでしょうか。
できちゃった結婚は恥ずかしいと思っている人が多いので、正確なデータは不明ですが、厚生労働省の平成22年のデータによると約25%のカップルができちゃった結婚だそうです。
こちらのデータは少々古いので、恐らくは今は30%を超えているのではないでしょうか。
そう考えると3組に1組の割合でできちゃった結婚をしているということになりますので、これは非常に多いと言えます。
また、できちゃった結婚の割合は若い世代ほど多く、20歳未満では85%を超えるカップルが「できちゃった結婚」という統計データもあります。
これは当然と言えば当然で、10代で結婚なんて普通は考えませんから、理由としては「子供ができた」くらいしかないでしょう。
ちなみに20代前半でも65%ほどができちゃった結婚が理由になっているので、現在は晩婚化が進んでいるのがよくわかりますね。
都道府県別で見ると、沖縄県が非常にできちゃった結婚が多く、全体の42%程度という統計データもあります。
もはや沖縄県では、できちゃった結婚が「普通」と言っても過言ではないかもしれません。
できちゃった結婚で後悔する理由
できちゃった結婚をした人は後悔する可能性が高い、と言われています。
この理由は至極当然で、なんとなくみなさんも分かるでしょう。
結婚を決意するきっかけが子供ができたことですから、ある日突然決断を迫られるわけです。
しかも、選択の余地はあまりありません。
特に女性の場合、子供ができると産みたいと思うのが本能ですし、中絶をするとしても体に負担がかかるため産む決断をする人が多いでしょう。
子供を産むと決めたとしてもシングルマザーになりたい、と思う人は日本ではあまりいませんので、必然的に結婚を相手の男性に迫ることになります。
男性も子供を作った手間、結婚を断りにくいでしょう。
要するに、自分の結婚の意思とは関係なしに「結婚しなければいけない」状況になるわけです。
もちろん、避妊をせずにあえて結婚のきっかけになるから、という理由で作ってしまう人もいますが、大抵の場合は「青天の霹靂」であることが多いのです。
結婚は本来なら、相手の性格や生活環境など色々と考えてから決意するのが普通です。
できちゃった結婚の場合は、下手をするとたった1回の性行為で妊娠、なんてこともあります。
こうなると、相手のことを何もわからないまま結婚することになるわけです。
これらのことにより、当然結婚してから性格や価値観が合わない、なんてことも多く発生します。
相性が合わなければ当然のごとく喧嘩が多くなりますし、結婚を継続することも難しくなってくるでしょう。
このように、できちゃった結婚は後悔するリスクが高いわけです。
できちゃった結婚をする男性の心理
できちゃった結婚をする際の男性の心理としては、いきなり子供の面倒を一生見なければいけないという責任の重さで不安いっぱいになる人が多いようです。
確かに、体に変化が訪れる女性と比べて、男性には子供ができたと言われても実感がないものです。
男性はただ、女性から「できちゃった…」との告白を受け入れるしかないわけです。
「子供ができたら結婚する」と決めていた男性なら、動揺はしないかもしれませんが、避妊していなかったけどできるとは思わなかった、なんていう男性は不安しかないでしょう。
中には「本当に俺の子?」なんて訊いてくる最低の男性もいるでしょう。
女性としては、男性と性行為をする前に、本当に覚悟があって避妊しないのか、単に面倒だから避妊しないだけなのかを見極める必要があります。
単に面倒なだけで避妊を行わず、子供ができたら動揺する男性と結婚したところで、幸せになる可能性は低いでしょう。
このあたりは女性にも責任はありますので、妊娠をしたくなければ、性行為をする前に避妊は女性の方から言うようにしましょう。
できちゃった結婚する女性の心理
できちゃった結婚をする際の女性の心理ですが、女性は男性と比べて体の変化を感じている場合も多く、男性と比べるとかなり実感があります。
なので、女性の方が男性と比べると現実的な心配が襲い掛かります。
子供の将来、自分の将来、具体的にはお金の心配ですね。
一般的に女性は、子供ができると自然と旦那より子供の方が大切になるので、子供と自分の体を守ろうとします。
なので、旦那は二の次三の次…。この感覚のずれが後々離婚へと繋がってしまうことがあります。
男性としては子供ができた実感がなく不安がある中で、女性とは今まで通り仲良くしたいと思っていますが、女性は現実的に子供と自分を守らないといけないので、男性にきちんと責任を取って欲しいと思うのです。
できちゃった結婚した夫婦の離婚率
30代の夫婦ともなれば、男性も奥さんの気持ちを汲み取ることができますが、10代や20代前半ではなかなか相手の気持ちを推し量ることができません。
そして、すれ違いが起こり、離婚になってしまうケースが多いのです。
できちゃった結婚をした後で離婚になる確率というのは、やはり高いのでしょうか。
実際の統計データを見てみましょう。
■10代…81.7%
■20代前半…58.3%
■20代後半…19.6%
■30代前半…10.9%
■それ以降…10.3%
離婚率は以上のようになっています。
年代によって非常に数字の開きがありますね。
10代だとなんと驚愕の8割超えで、これは10代に結婚しても子供のための我慢が辛い年頃で、お互いに喧嘩が絶えなくなってしまうからだと思われます。
やはり若いとまだまだ遊びたいですから、自分の時間がなくなるのは耐えられないのでしょう。
10代と言えば現代ではまだ大人になりきれていない感じなので、当然と言えば当然の結果かもしれません。
しかし、このデータを見ると、20代後半から一気に離婚率は減ります。
日本人の離婚率は全体を通すと(できちゃった結婚でない人も含む)、30%程度と言われていますので、20代後半以降はできちゃった結婚でも離婚率は大して高くないことがわかります。
そう考えると「できちゃった結婚」をするのであれば、20代後半以降が良いでしょう。
また、30代以降なら、むしろ子供がいることが離婚を思いとどまらせる原因になるので、離婚率が平均以下になります。
離婚をしたくないなら30代あたりで「できちゃった結婚」をするのが一番いいのかもしれませんね。
できちゃった結婚をする際の心構え
できちゃった結婚をしたからと言って、全員が離婚するわけではないことがわかっていただけたと思います。
できちゃった結婚をする際には心構えが大事なのです。
30代以降はその心構えができているので、離婚率が低いとも言えるのです。
その心構えとは男性、女性とも同じで、「相手と子供を幸せにしてあげよう」という気持ちです。
よく男性が「幸せにする」と言って女性にプロポーズしますが、女性も「幸せにしてもらう」という心構えでは結婚生活はうまくいきません。
女性も男性を幸せにしてあげようと思わないとダメなのです。
お互いに相手のことを常に考えて結婚生活を送る、この心構えが大事なのです。
そして、できちゃった結婚ですから、ほどなく生まれてくる子供は絶対にお互いに幸せにしようと誓い合うと、2人の想いはここで1つになります。
もちろん長い結婚生活の中で喧嘩もあるでしょうし、別れたいと思うこともあるでしょう。
しかし、最初にこの心構えがあれば、初心に戻ってやり直そうと思うことも多いのです。
最初にきちんと心構えをしないと初心に戻ると言っても、戻りようがありませんよね。
できちゃった結婚だからこそ、きちんとした心構えが必要なのです。
もし、それができないのなら、シングルマザーの道を選ぶのも一つの選択でしょう。
子供の前で夫婦が常に喧嘩しているなんて、教育上これ以上良くないことはありません。
できちゃった結婚の親への報告の仕方
「できちゃった結婚」の場合、親への報告は心が重いものです。
特に女性の両親に報告する際は勇気がいることでしょう。
この時のポイントをいくつかご紹介しましょう。
まずは、女性の両親にとって大切な娘さんを結婚前に妊娠させてしまったのですから、誠意を示す必要があります。
一昔前だったら殴られても文句が言えない行為なのですから、服装はスーツなどできちんとした格好で行った方が無難です。
だらしない格好で行くのは年上の方から見ると、それだけで誠意がないように見えてしまいます。
また、手土産も忘れずに持って行きましょう。
手土産を持って行くことで誠意を見せることができますので、それほど高いものである必要はなく、3000円~4000円程度のものでOKです。
中身はお菓子などがいいでしょう。
そして、きちんと謝罪の言葉を言うようにしてください。
籍を入れるのと妊娠の順番が逆になってしまって申し訳ないことを伝えます。
もちろん結婚を許して欲しいことも伝えます。
また、男性が若いと、女性側の両親は子供を育てるために必要なお金の心配をするはずです。
事前に女性と2人で、仕事のことや将来の展望を考えておいてください。
もし、両親が反対するようであれば、その場ですぐに説得をするのは難しいと思いますので、まずは一旦帰宅して女性とどうすれば説得できるかを考えてください。
できちゃった結婚の芸能人は非常に多い
ちなみに芸能人で「できちゃった結婚」をした人はどの程度いるのでしょうか?
調べてみると、非常に多くの芸能人が「できちゃった結婚」をしています。
■木村拓哉・工藤静香夫妻
■TAKAHIRO・武井咲夫妻
■瑛太・木村カエラ夫妻
■杉浦太陽・辻希美夫妻
■赤坂仁・黒木メイサ夫妻
などなど。
どちらか片方が芸能人という夫婦であれば、とんでもないくらいの割合になるのではないでしょうか。
もしかしたら、結婚してから妊娠という順番の夫婦より「できちゃった結婚」で結婚した夫婦の方が多いくらいかもしれません。
芸能人のできちゃった結婚はもはや普通になっているので、一般の方もそれほど抵抗がなくなっているのかもしれませんね。
まとめ
・できちゃった結婚は後悔することが多くて離婚率も高い。
・できちゃった結婚をしている芸能人は非常に多い。
今回は「できちゃった結婚」について解説していきましたがいかがでしたでしょうか。
できちゃった結婚は今やそれほど珍しいことでもなくなっていますが、やはり若いうちのできちゃった結婚は離婚することが多いようです。
できちゃった結婚をするなら、20代後半以降が良いかもしれません。
どちらにしても「できちゃった結婚」ということは、子供がすぐに生まれます。
子供の幸せを考えつつ、お互いに思いやりを持った夫婦生活にしていきましょう。
縁あって結婚したのですから、できれば離婚はしたくないですからね!