ファミリーカー購入時に悩む方は多いですが家族の人数や使用目的に合ったものを選べばより快適に家族でドライブや旅行を楽しめるはずです。
今回はファミリーカーの選び方5つ、タイプ別に人気おすすめランキング19選を紹介します。
目次
ファミリーカーの選び方のポイント5つ
ファミリーカーを選ぶときは誰の意見を参考にしますか?
もちろん自分自身の意見や好み、趣味などを選ぶ基準にしたいと思われることでしょう。
もし結婚前なら、これから家族が増えていくことを見越してファミリーカーを選ぶというのもいいかもしれません。
しかし、すでに家庭を持っているのであれば、あなたの一存ではなく家族みんなの意見を聞きながらファミリーカーを選ぶ必要があります。
毎日仕事で忙しい父親であるあなたの代わりに、家庭内のあらゆる仕事をしてくれているのは誰でしょうか。子供の世話を一番していて、家族を気遣ってくれているのは誰でしょうか。
それは母親、つまりあなたの奥様です。そこで、ファミリーカーを選ぶときには奥様の意見を一番よく聞くようにおすすめしたいと思います。
また、ファミリーカーを選ぶときには、仕事の通勤用とは違うメリットがあるものを選ぶ必要があります。その点のポイントを5つご紹介します。
運転のしやすさ
まず、1つ目のポイントは運転しやすいかどうか、という点です。
運転がしやすい車というのは、視界が広く取られていたり、小回りが利くコンパクトボディであったり、坂道発進が楽な機能性が付いている車などです。
ファミリーカーと言えばミニバン、という意識が強まっており、常識の1つともなっています。
もちろんミニバンもおすすめなのですが、お母さんたちが使いやすいものを重視するのであれば、コンパクトサイズのものを選ぶと良いでしょう。
近頃の新型モデルは、見た目では想像できないくらい広い居住空間が確保されています。
ですから、見た目が大きければ大きいほどファミリーカーにふさわしい、とは言えないということを覚えておきましょう。
荷物の積載量
2つ目のポイントは荷物の積載量です。家族が増えるともちろん持ち運びしなければいけない荷物の量も増えていきます。買い物に行ってもその量は確実に増えます。
食材や日用品を休日にまとめ買いする、という家族も少なくないでしょう。その場合、荷物の積載量が多い車を持っていればかなり便利でしょう。
お子さんが小さいうちはベビーカーを持ち運びするでしょうし、少し成長してくればレジャーシーンに使うアイテムを運ぶようになるかもしれません。
そうした先のことを考えると、荷物の収納スペースの確保も重要です。
車種によってはシートをアレンジして収納スペースを増やすことができますし、もともとトランク部分が広いものもあります。
広い室内空間
3つ目のポイントは広い室内空間があるかどうか、という点です。
これは、家族とか独身とかに限らず、室内空間は広い方が非常に便利で快適です。狭い空間は窮屈な印象を与えるため、子供達にとってもストレスになるでしょう。
そうでなくても運転は神経を使うものです。子供が快適にドライブを楽しめるように、室内空間が広いファミリーカーを選ぶようにしましょう。
まるで部屋ごと移動するかのような快適さがある車が理想的ですね。
子供のお世話がしやすい
4つ目のポイントは子供のお世話がしやすい車かどうか、という点です。
例えば、駐車場が狭かったり、壁際に駐車してしまったときに乗車が難しくなる、ということはないでしょうか。ファミリーカーにおすすめなのはスライドドアです。
また、ドアだけではなく、シートもスライドできるものであれば、自分と子供との距離感を自由自在に近づけることができますので、お世話しやすいと言えるでしょう。
オムツを替えたりするのも、室内の空間が広いと便利でしょう。
コスパ優秀
5つ目のポイントは、コスパ優秀な車かどうか、という点です。
自分の趣味にお金をつぎ込んでいるときとは違い、家族のための車を選ぶということですから家計に優しいかどうかもチェックが必要です。
車本体の価格はもちろんのこと、燃費性能や自動車税などの購入後の維持にかかる費用がどれくらいなのかも計算しておく必要があるでしょう。
大きい車がいいから、といってLサイズのミニバンを購入したものの、結局出番が少なかったということになるとコスパ最低です。
いろんなところに乗って行きたくなるような、デザインも機能性も走行性もすべてにおいて価格以上の価値が認められる車を選ぶようにしましょう。
家族の系統別おすすめファミリーカー2種類
ファミリーカーを選ぶときの常識として、「大人数が乗車できる大きめのミニバン」というイメージがありますね。
確かにその通りですが、本当にそれだけ家族が増えるでしょうか。荷物をたくさん積んで出かける機会はどれほどあるでしょうか。
機能性だけではなく、また周りの人の意見ではなく、自分たちの家族はどんな用途や目的で車を使おうと思っているのかは非常に重要です。
家族の系統別におすすめのファミリーカーをご紹介します。
アウトドア好きファミリーには
アウトドア派の人口は最近上昇中です。スキーやスノボーなどのウインタースポーツが好きな家族や、キャンプに休みに入るたびに出かけるという家族もいることでしょう。
そんな家族には、オフロード走行できるミニバンタイプの車がおすすめです。
どんな道路状況でも安定した走りを見せてくれる4WDの車や、居住性の高い室内空間の広い車を選ぶと良いでしょう。
長距離ドライブを楽しむのであれば、環境に優しい機能を備えている車を選ぶのもおすすめです。
走るの大好きお父さんには
家族というより、お父さんが運転が好きだから車を持っている、そんな家族もいるはずです。
そんな時は、家族も楽しめて、父親であるあなた自身もドライブを堪能できるような理想的な車を見つける必要があります。
そこで、スポーツカーとしての魅力を持ち合わせているステーションワゴンやSUV車がおすすめです。また、最新テクノロジーを搭載しているセダン車も人気があります。
パワフルな走りと快適な室内空間を提供してくれる車を選びましょう。
ファミリーカーの人気おすすめランキング① SUV4選
結婚しても、家族が増えても、オフロード走行にも適していて、スタイリッシュでかっこいいデザインの車に乗っていたいですよね。
そこで、今最も人気の車のタイプであるSUV車の中でも、家族向け4選を紹介します。
①トヨタ ランドクルーザープラド
SUV車にはなかなか感じられない、乗用車のような乗り心地の安定性が特徴です。また、オフロードSUV車としての本格的な性能が多くの男性を魅了しています。
走行状況に合わせた走りをしてくれる自動制御システムを採用しているため、安心して家族でドライブを楽しむことができるでしょう。
これ以外にも、駆動制動制御システムの操作もマルチテレインセレクトによって行うことができます。このため、乗り心地は非常に快適です。
スキーやキャンプなどのアウトドアが大好きな男性にとっては、見逃せない車種となることでしょう。
②日産 エクストレイル
日産のエクストレイルは、SUV車の定番としてよく知られています。
車体の大きさの割にラゲッジスペースは広いとは言えませんし、天井も低く開放感があまりない…というデメリットの声もよく聞かれます。
しかしハイブリットタイプであれば、かなりの低燃費性能を実現してくれるものですので、長距離ドライブを楽しみたい家族や、家計に優しい車を選びたい方には非常におすすめです。
また、SUV車ならではの非常に高級感のある内装もシンプルで実用的です。
③三菱 アウトランダー
三菱のアウトランダーは、クロスオーバーSUV車として非常に人気の車です。3列シートで7人乗ることができます。
電子制御システムが搭載されており、道路環境が悪い時や雪が降って滑りやすい路面でも、優れた走行性を発揮してくれるオフロード性能の高い車とも言えます。
また、安全運転支援パッケージが搭載されており、安心して運転ができるでしょう。
④マツダ CX-8
マツダのCX-8も、7人乗りのSUV車としてファミリーカーにおすすめの車です。マツダ自体も予想できなかった人気の高さです。
ファミリーカーとしてよく選ばれるミニバンにはあまりない、かっこいい外装と運転の楽しさを教えてくれる走行性の高さが人気の理由と言えるでしょう。
輸入車のSUV車に比べてクオリティーは高いのに価格は安いので、コスパ優秀な車としてもファミリーカーによく選ばれています。
ファミリーカーの人気おすすめランキング② ミニバン11選
最も人気のファミリーカーのボディタイプと言えば、ミニバンです。
家族が増えても快適な乗り心地を実感できるようなファミリーカーを重点的に選び、人気ランキング11選を紹介いたします。
①トヨタ ノア
トヨタのノアは、車の乗り降りがしやすい低床設計のミニバンです。車高が低くなっていることによって、低重心で安定した走行を実現してくれます。
ロングスライドドアを採用することによって、トランクスペースから荷物が取り出せない時でも、重宝します。
さらにシートアレンジも多彩ですので、人数や荷物の量に応じて自在に変えられます。
②日産 セレナ
日産のセレナは、ファミリーカーにおすすめのミニバンです。
足をかざすだけでドアを開閉できるスライドドア機能や、スマートマルチセンターシート機能など、ファミリーカーとしても嬉しい機能が満載です。
子育て中の移動時には、荷物や子供を抱っこしていたりで両手が使えないこともしばしばあります。ですので、スライドドア機能はかなり便利ですね。
また、世界初の自動運転技術プロパイロットが搭載されています。
③ホンダ ステップワゴン
ホンダのステップワゴンは、2017年9月にマイナーチェンジし発売されています。
ホンダセンシングが標準装備されており、誤発進抑制機能やアダプティブクルーズコントロール、車線維持支援システム等事故を減らすための安全機能システムが完備されています。
また、1.5リッターのターボエンジンが搭載されており、従来通りの快適な走りを見せてくれるミニバンです。
さらに室内空間の機能性が高まって、よりファミリーカーとしても人気の高い車です。
④トヨタ アルファード
トヨタのアルファードは、高級車ならではの豪華で充実した装備が人気の理由です。
ミニバンの中でもLサイズのボディーとなっており、大人数が乗っても広くて余裕のある居住空間を提供してくれます。
さらに静粛性にも優れているので、長時間のドライブもストレスを最小限に抑えられることでしょう。乗り心地が良いミニバンとしてファミリーカーとしても非常におすすめの車種です。
⑤ホンダ オデッセイ
ホンダのオデッセイは安定した走行力の強さと、燃費性能が魅力的なミニバンです。
ミニバンとしては低重心設計になっているので、安定した快適な走りを実感させてくれます。また、お年寄りからお子さんまで、乗り降りがしやすい作りなのも魅力的でしょう。
3列目のシートの下には収納スペースがあり、2列目のシートまで持っていくと足元の空間をより広げることができるという、シートアレンジ多彩な車でもあります。
さらに、ホンダの先進安全装備システムが搭載されており、安全面でもこだわりが見られるミニバンといえます。
⑥日産 エルグランド
エルグランドのファミリーカーにおすすめのミニバンです。
日産の中でも最上位クラスのサイズとなっています。ボディーサイズを拡大し、ライバル車よりも大きい車体となり、迫力と存在感があります。
また、車高より高く延長することによって、広い空間を保持することができています。
レザーシートを採用し、ハイウェイスターモデルでは高級感のあるシートが装備されています。
サイドカーテンエアバック、ブザー機能付きタイヤ空気圧警報システムなど、安全面や機能面でも高級志向の方を満足させることのできるミニバンとして非常におすすめです。
⑦トヨタ ヴォクシー
トヨタのヴォクシーは、ミドルサイズのミニバンで、ハイブリットタイプはミニバントップクラスの低燃費を誇っています。
すべての席に大人が乗っても快適に過ごせるような、広い空間となっています。
また、低床設計になっているため小さいお子様も乗り降りしやすい、どんな世代にも優しい作りになっているミニバンです。
3列目のシートはレバー操作によって跳ね上げることができるため、人が乗らないときには荷物を載せることができます。
⑧トヨタ シエンタ
トヨタのシエンタはコンパクトサイズのミニバンです。
ミニバンの中でもコスパ優秀で、燃費性能も良く、家計にも優しくファミリーカーとしてもよく選ばれます。ミニバントップクラスの低燃費を誇るハイブリットカータイプもあります。
シエンタは薄型燃料タンクを採用することによって、コンパクトカーではありますが、余裕のある広い居住空間を提供してくれています。
⑨ホンダ フリード
ホンダのフリードは、コンパクトミニバン車をフルモデルチェンジした車です。もともとのエクステリアを残しながらも、最新のデザイン性の高いフロントマスクが採用されています。
運転席からの見える角度が広がることによって、より視野が広がり最適な乗り心地を実感できるでしょう。
さらに、スライドレールカバーの分割線を目立たないようにすることによって、ボディーの一体感が高まり、より美しい印象を与えるものとなっています。
ボディーサイズはキープしながらも、車体を低くし、走行性が高まっています。
キャプテンシートのロングスライドも実現され、スライドドアの開口幅をより広げることで、以前よりも乗降性が向上しています。また静粛性も高まり、快適なドライブが期待できます。
⑩トヨタ ヴェルファイア
ヴェルファイヤは、豪華で高級感の感じられる車内装備が人気のミニバンです。
1列目から3列目まで、どのシートも快適に過ごせる車高の高さが魅力的です。また3列目シートは格納できるため、大容量のトランクスペースにも変えることができます。
人数が多い家族にも、荷物が多いドライブや旅行時にも実用性の高い車と言えるでしょう。
ただし、国産ミニバン最大級のボディーサイズとなっているため、市街地で乗るときには注意が必要かもしれません。
⑪トヨタ エスクァイア
エスクァイアは内装の質の高さが人気のミニバンです。
シートは3列目まで開く空間が保持されており、いっぱいいっぱいまで乗車しても余裕が感じられるものとなっています。
3列目シートはレバー操作で格納できる仕組みになっているため、荷物が多いときには広い空間を作ることもできるでしょう。
このミニバンにはスポーティーなモデルがなく、エクステリアのデザイン性にこだわる方にとっては少し物足りなく感じるかもしれませんが、ファミリーカーとしてはおすすめです。
ファミリーカーの人気おすすめランキング③ その他4選
ファミリーカーの人気ランキングをご紹介してきましたが、ミニバンなど定番タイプ以外にも、最近人気が出始めている車種をご紹介していきます。
①トヨタ プリウスα
トヨタのプリウスαは、ハイブリッドカーとして非常に知名度の高いプリウスから派生した車です。ハイブリット専用モデルであり、ミニバンタイプもラインナップされています。
7人乗りのミニバンタイプは、小型のリチウムイオン電池バッテリーを採用しています。
広々とした社内空間と充実した装備が魅力です。シートはワンタッチで簡単に倒せるようになっています。
車内を移動するのもスムーズに行えるほど、広々とした空間が保持されています。従来のプリウスよりも多くの収納ができるファミリーカーとしておすすめです。
②トヨタ プリウス
プリウスは、1997年から製造されてきたある程度歴史のあるハイブリッド車です。世界では初めて量産されたハイブリッド車として人気と知名度の高いものです。
どの国でもプリウスという名前で販売されており、日本車の中でも特によく知られているものでしょう。
そんなプリウスも年々改良が重ねられており、軽量で高効率のエンジンモーターが組み合わされています。そして、世界最高レベルの低燃費を達成するという快挙をなし遂げました。
安全装備として衝突回避支援パッケージなど、先進的な安全装備が充実している安全面でも信頼度の高いハイブリッド車です。
③トヨタ カローラフィールダー
トヨタのカローラフィールダーは室内空間が広く、一切狭さを感じさせない車としておすすめです。ステーションワゴンタイプの車となっています。
スタンダードなシルバーカラーのアルミホイールはどんなボディーカラーにも合わせやすく、トータルコーディネートに違和感を感じさせないものです。
インテリアは自分好みにカスタマイズすることができますし、交換することも可能です。高級感あふれる中に自分の個性を表現するルームの1つにすることもできます。
一昔前はフィールダーは乗り心地が悪いというイメージがついていましたが、最近は足回りが交換され、よりスポーティーな車高調になっています。
④スバル WRX
スバルのWRXは、ファミリーユースできるセダン車として人気根強い人気があります。
基本的な作りはインプレッサと共通ですが、ボディーサイズはセダンタイプとで、室内の収納スペースも大きめに用意されていますので、非常に使い勝手の良い車と言えるでしょう。
トランクも昔のものよりも拡大されており、ボディーの基本構成にも自信がある作りとなっています。
まとめ
・ファミリーカーの人気おすすめランキング1位のミニバンは「トヨタ ノア」。
・ファミリーカーの人気おすすめランキング1位のその他の車種は「トヨタ プリウスα」。
家族が増えるとそれだけ、車の大きさもサイズアップしていかなければなりませんね。
ファミリーカーで最もおすすめなのはミニバンですが、最近ではSUV車やクーペなども人気が出ています。
スタイリッシュで見た目重視で選ぶにしても、長距離ドライブに快適な機能性を重視するにしても、家族の意見を参考にしながら、みんなが楽しく出かけられる車を選べるといいですね。
今回ご紹介した、ファミリーカーの選び方ポイントや、おすすめランキングを参考に、ぜひ家族にぴったりの車選びをしてみてくださいね。