M字ハゲを治す手段は無いと嘆く前に、初期の段階から正しく対策をとることでM字ハゲを予防・改善できます。
今回はM字ハゲの初期症状3つ、レベル3段階を写真付きで解説し、原因3つ、初期症状の場合の対策法3つを紹介します。
M字ハゲの初期症状3つ!
最近前髪のサイドが薄くなってきたかも!?と危機感を感じておられるでしょうか。
もしかしたら、それはM字ハゲかもしれません。
M字ハゲなのか、そのような生え方なのかどちらかが識別できない時は、M字ハゲの初期症状を確認してみると良いでしょう。
M字ハゲは初期に気づいて、適切な対策を講じれば、改善も早くなります。
頭皮の状態は年を重ねるごとに悪化していくというのは、もう防ぎようのないことですから、初期症状のときに気づくように心がけましょう。
おでこのかゆみ
まず、M字ハゲの初期症状として挙げられるのは、おでこのかゆみです。
M字ハゲが始まっている場合、前髪の両サイドがかゆみを生じます。
なぜ両サイドがかゆくなるのでしょうか?
これは髪の毛一本一本が細くなっている、その変化によるものです。
頭皮全体がかゆいとなると、また違った対策を講じなければなりませんが、おでこがかゆいということは、M字ハゲの初期症状ということが出来ます。
それは毛根が悪い方向に変化していってるのです。
シャンプー時の抜け毛が多くなる
2つめの初期症状として挙げられるのは、シャンプー時の抜け毛の増加です。
シャンプーをしているときに髪の毛が全く抜けないのが正常である、ということではありません。
しかし、これまでの抜け毛の量に比べて、明らかに抜け毛が増えているようであれば、それはハゲの兆候です。
シャンプーをする前にいったん排水溝のごみをきれいにしておきましょう。
そうすればどれほどの量の髪の毛が抜け落ちているのかを確認することが出来ます。
長期間チェックを続けていくと、明らかに抜け毛が増えていることに気づくことでしょう。
両サイドの生え際の後退
3つめの兆候は、両サイドの生え際の後退です。
これがM字ハゲに気づく一番大きなポイントとなることでしょう。
常におでこが見えるヘアスタイルであれば、鏡を見るたびに、額がM字型に広がっていくのに気づくことでしょう。
定期的におでこの状態をチェックしておけば、早い段階でM字ハゲの進行に気づくことが出来ます。
しかし、生え際の後退はM字ハゲの初期症状とはもう言いづらいタイミングですから、できるだけ早く対策しなければなりません。
M字ハゲのレベル3段階!初期~後期【写真あり】
M字ハゲの状態が、今どのレベルなのかはどうすればわかるのでしょうか?
ここでは3段階に分けて画像と共に解説していきます。
レベル1
まずは、レベル1の段階です。これはまだM字ハゲであることになかなか気づかないでしょう。
ひょっとしてM字ハゲ?きてるかも?と感じる程度です。
全体的に髪の毛の量が多いと特に、気づきにくいかもしれません。髪型にもよります。
しかし、久しぶりにあった友達に指摘されたり、海や温泉など髪が濡れる場所で自分の額を見た時にあれ、これはおかしいかも、と気づくかもしれません。
以前と比べて前髪の左右の髪の毛が多少減ったかも、と感じた時はM字ハゲの初期症状であることを覚えておきましょう。
レベル2
レベル2では、すでにM字ハゲがわかる段階です。
このままではやばいかも、早く対策しなきゃ!と思わさせられる段階ですね。
年齢と共に髪の毛が細くなるにつれて、M字型の髪の毛の後退も著しくなってきます。
風呂場や寝起きの時の枕についている抜け毛が増えてはいないでしょうか?
産毛があるから大丈夫!と思っていても、いつか全体的にその産毛だけになってしまうかもしれませんよ?
M字の形が形成され続けないように気を付ける必要があります。
髪が多いと隠せば大丈夫!と思ってしまうかもしれませんが、意地を張らず、気づいたときにはすぐに、早めの対策が肝心です。
レベル3
レベル3の段階になってしまうと、産毛がなくなり、髪の毛では隠せなくなってきます。
完全におでこが広がっている状態をレベル3ということができるでしょう。
これはもう初期症状ではありません。
こうなる前に、改善していく必要があります。
回復不可能なM字ハゲになる一歩手前の状況がレベル3です。
このまま放置しておくことは非常に危険です。
M字ハゲであることを認めたくない、という気持ちもわからなくはありませんが、放置するのではなく、きちんと対策していきましょう。
M字ハゲの三大原因!
一度気づいてしまうと、人の目が気になってしょうがなくなるM字ハゲ。
いったいどうして、こんな形にハゲが広がっていくのでしょうか?
M字ハゲの原因は大きなものが3つあります。
それは男性ホルモン、生活習慣、遺伝です。詳しく見ていきましょう。
①男性型脱毛症(AGA)
1つ目に紹介するのは男性型脱毛症です。
男性ホルモンであるテストステロンと5αリダクターゼが結びついてジヒドロテストステロンという脱毛ホルモンが生成されます。
これによって、毛母細胞が刺激を受け、髪の毛が弱弱しくなり、すぐに抜けていくようになるのです。
特に生え際には5αリダクターゼが多く存在しているため、薄毛になりやすくハゲやすい部位ということが出来ます。
男性型脱毛症になって最も症状が目に見えて分かりやすいのもおでこでしょう。
男性型脱毛症は放っておくと進行し続けますから注意が必要です。
②生活習慣
2つ目の原因は生活習慣です。
現代人は特に、乱れた生活習慣で頭皮環境の悪化が加速しています。
毎日忙しい生活を送り、ろくに栄養ある食事もとれず、十分な休息もとることなく、目まぐるしく過ごしているからです。
血行不良
髪の毛は血管を通しておくられてくる栄養素をもとにして、元気に成長しています。
しかし、ストレスがたまったり、運動不足が慢性化すると血行不良を引き起こし、髪の毛にいきわたらなければいけない栄養素が不足してしまいます。
眼精疲労
仕事でずっとパソコンを触っていますか?
スマートフォーンなど電子機器を常に使用していますか?
小さい画面、電磁波を発している画面をずっと使用していることで、気づかないうちに眼精疲労を引き起こしているかもしれません。
目の周りは特に、血流の流れが悪くなりやすい部分です。
疲労をため込まないようにマッサージを行ったり、仕事中でも目を休ませる必要があるでしょう。
髪の毛へのダメージ
髪の毛のダメージがM字ハゲを引き起こしているかもしれません。
シャンプーや、カラーリング、パーマなどがダメージを与える代表例ということが出来ます。
シャンプーは毎日使うものですから、気づかないうちにダメージが蓄積されて、薄毛や抜け毛としてあらわれることもあるのです。
ストレス
現代人の中でストレスを抱えていない人が果たしているでしょうか?
ストレスを感じるな、というのは無理な話です。
しかし、ストレスを感じてもそれをうまく発散させることが必要です。
自分にとってストレス発散となる上手な時間の過ごし方を見つけると良いでしょう。
生活習慣の悪さや、眼精疲労で気づかないうちに体にストレスを与えていることになるので要注意です。
食生活の乱れ
食事とハゲも大きく関係しています。
食生活の乱れは、栄養不足や血行不良に陥る原因となります。
栄養豊かな食事を毎食取るように心がけましょう。
特に、ビタミンやミネラル、亜鉛などは不足しがちな栄養素ですから意識的に摂取することが必要です。
③遺伝
3つ目の原因は遺伝です。
生活習慣の改善ではなかなか効果が感じられない場合は、遺伝が原因となっているのかもしれません。
この場合は、生まれ持ったものですから簡単には改善することが出来ません。
親のどちらかが5αリダクターゼの因子を多く持っていたのかもしれません。
家族と同じような後退をしているようであれば、遺伝が原因となっている可能性は非常に高いですね。
初期のM字ハゲの対策法3つ!
M字ハゲを初期症状の段階で対策していくために、M字ハゲの原因を知っておくと良いでしょう。
最も的確な仕方で対策していかなければ効果は感じられないでしょう。
特にM字ハゲの場合は5αリダクターゼがネックになっていることが多いので、専門的な治療が必要になるかもしれません。
①生活習慣の改善
M字ハゲを改善するためには生活習慣を改めていく必要があります。
例えば睡眠はしっかり取るようにします。
喫煙は避け、アルコールも摂り過ぎないようにします。
規則正しい生活を心がければ、いつか治療の効果が表れやすくなることでしょう。
②病院で診てもらう
男性型脱毛症が原因となっている場合は、専門クリニックで診てもらう必要があります。
料金が安い、近いなどの選び方ではなく、無料カウンセリングを受けて、自分が最も安心できる納得のいくクリニックを選ぶぶようにしましょう。
③市販の育毛剤を使用する
M字ハゲは育毛剤では絶対に治らない、という時代は過ぎました。
現在は市販の育毛剤でもM字ハゲを改善することが可能になっています。
育毛剤と合わせてマッサージや、シャンプー、サプリなど、育毛効果を持つアイテムを併用していくとより効果的になるでしょう。
まとめ
・M字ハゲの原因は「AGA」「生活習慣」「遺伝」の3つ。
・M字ハゲの対策は「生活習慣の改善」「専門クリニックで診てもらう」「育毛剤を使用する」の3つ。
M字ハゲは初期症状の段階で気づいて、早め早めに対策していくことがポイントです。
治らない、とあきらめてしまう前に自分でできる改善ポイントを探しましょう。
きっと気になるおでこの広がりも徐々に収まり、どんな髪型もカッコよく決まる前髪になれるでしょう。