今どきの中学生＆高校生の恋愛事情とは？

現在の中高生の恋愛事情はどのようになっているのでしょうか。

大人になると、自分の中高生時代の恋愛事情なんて忘れてしまいがちですし、そもそも時代が変われば事情も変わります。

今時の中学生・高校生はどんな恋愛をしているのでしょうか？

恐らくほとんどの大人の人（親の世代以上の人）はこう思っているのではないでしょうか。

「最近の若い子はすぐに付き合って、エッチまでしているのでは？」と。

しかし、実際は全然違います。

意外に中学生・高校生の子たちは「恋愛離れ」が進んでしまっていると言います。

現代では若者の「〇〇離れ」が社会問題化していますが、恋愛もそれに漏れずにいるようです。

これは原因は色々と言われていますが、主に言われているのが、レジャーの多様化、アダルト動画を簡単に見られることなどが挙げられます。

昔は極端な話、恋愛しかやることがなかった、というと言い過ぎかもしれませんが、少なくとも恋愛より面白いことはなかったのです。

心をウキウキワクワクさせるものと言えば恋愛。

これは実は、平安時代などの昔はもっとそうでした。

源氏物語なんてよくよく読んでみると、貴族が恋の駆け引きをひたすらしているだけです。

昔はレジャーがなかったので、本能とも言える「恋愛」という遺伝的な楽しみしかなかったわけです。

しかし、今はどうでしょう。ゲーム、スマホ、インターネットなど娯楽で溢れています。

昔から人間の1日は24時間です。

特に平安時代から長くなっているわけではありません。

そうすると、趣味や興味がある、やりたいことが増えてしまえば、恋愛に割く時間が減るわけです。

更にインターネットなどの普及でアダルト動画を簡単に見ることができますので、性的な欲求は簡単に満たせるようになったのです。

これでは恋愛離れするのは当たり前かもしれません。

今どきの中学生＆高校生で恋人がいる割合とは？

では、実際に中学生・高校生が恋人がいる割合というのはどの程度なのでしょうか。

調査によると中学生の恋人がいる割合はおおよそ13％で、高校生の恋人がいる割合は10％という結果に。

これは当然地域によって異なると思いますが、意外にも高校生の方が恋人がいる割合が低いということが判明しました。

これは一体どういうことでしょうか？

もしかしたら、高校生にもなると就職や大学受験が控えていて、それどころじゃないからかもしれません。

また、今の高校生の方が中学生よりも控えめな年代ということも考えられます。

いずれにしても大部分は恋人なしと答えているので、大人の人からするとやはり意外な結果だったのではないでしょうか。

大人はいつでも「今の子は進んでいるな」と言いたがりますが、実は意外にもちょっと前の中学生・高校生と比べても恋人がいる割合は高くはないのです。

この結果からしても先に紹介したように若者の恋愛離れは加速していると言えるでしょう。

これが進んで行ってしまえば人口の減少にもつながります。

若い中学生・高校生に、もっと恋愛に興味を持ってもらうようにするのは、大人の役目なのかもしれません。

今どきの中学生＆高校生の恋人の作り方とは？

中学生・高校生で恋人がいると答えた子は10％程度なのですが、この10％の子たちはどのように恋人を作っているのでしょうか。

答えは昔と同じで「告白」して付き合っているのです。

告白というのはもちろん「付き合ってください」と申し込むことです。

自分の若い頃と同じだな、と思った方も多いでしょうが、告白という行為自体は同じなのですが、告白する方法が異なります。

告白は主にLINEを使います。

おそらく今の中学生・高校生でスマートフォンを持っていない人は少数派でしょう。

スマートフォンを持っていれば、当然LINEも使っているのが当然になります。

今は中学生・高校生の間でLINEはコミュニケーションの手段の一つとして完全に浸透していて、LINEを通して約束もしますし、クラス連絡もします。

なので、当然の流れとしてLINEでの告白になるわけです。

LINEで告白するとニュアンスが伝わらないので、直接言った方が良いという子もいるにはいます。

ですが、LINEで告白するのは非常に手軽ですし、振られた時のショックも小さいです。

自分が傷つかないように告白するには、本当に良いツールなのです。

また、LINEで告白すると断られた時に本気であるニュアンスが伝わっていなければ、冗談で済ませることも可能です。

次の日から顔を合わせるのがつらい…なんてことも避けられるのです。

中学生＆高校生が恋人と会う頻度は？

中学生・高校生で恋人ができたら、基本的には毎日会うことになるでしょう。

同じ学校の同じ学年で付き合うことが多いからです。

下手をするとクラスまで同じになるので、学校に行けば自動的に顔を合わせることになります。

しかし、大人になるとわかるのですが、大抵の場合はこの毎日顔を合わせるということがマイナスになってしまい、付き合いが長く続かないことが多いのです。

人は必ずと言って良い程、毎日のように顔を合わせているとマンネリ化を起こします。

これは大人になってもそうなのですが、中学生・高校生の方が飽きがくるのが早いため、毎日会わない方が長く続くはずです。

できれば、LINEや電話は毎日でも良いですが、会うのは週に2、3日程度に抑えた方が良いでしょう。

結婚すれば毎日会うことになると割り切っている大人とは違うのです。

ただ、大人のように理性的でもないので、週に1回のデートだけで済ませるというのもできないでしょう。

同じ学校やクラスならどうしても会ってしまいますが、デートするのは週に2、3日がおすすめです。

下校時に手をつなぐ程度で我慢しておくといいかもしれません。

中学生＆高校生が恋人と付き合う期間は？

ちなみに中学生・高校生の付き合いというのはどの程度続くのが平均的なのでしょうか。

中学生・高校生はまだまだ大人になりきれておらず、好奇心だけで「付き合おう」と軽く言ってしまうことも多いので、大人に比べて圧倒的に付き合う期間が短いです。

また、お互いに相手のことを尊重することもなかなかできず、自分の我儘を通そうと思ってしまうことも多いので、長くは続きません。

さらに、先に説明したように毎日会うことで逆にマンネリ化を起こして、早く別れてしまうケースもあります。

そもそも中学生・高校生だと「付き合う」という意味は大人の「付き合う」という意味とはかなり異なります。

大人になってからの「付き合う」というのは結婚を前提として、恋人同士になろうという一種の契約のようなもの。

ですが、中学生・高校生の場合は、結婚を意識して「付き合おう」と言う人は少ないはずです。

なので、そもそも「付き合う」という定義自体が非常に軽い意味しか持たないため、長く付き合うことができないのです。

平均的に言うと半年前後で別れてしまうカップルが多いようです。

もし、数年もっても進学とともに自然消滅してしまうカップルも多いです。

中学生・高校生の時から付き合って大人になって結婚した、という人が少ないのはこのためでしょう。

中学生＆高校生の我が子に恋人ができたら親がするべきこと①

中学生・高校生で恋人ができたら親が気を付けることは、やはり「妊娠」でしょう。

中学生・高校生の付き合いは先に説明したように、一生を共にする（結婚する）という気はほとんどの場合はありません。

しかし、体はそれなりに成熟してきているので、性行為をすることは可能です。

というか生物的に言えば、この頃がもっとも「さかり」がついている時期とも言えます。

なので、異性に興味が出て、付き合いたいと思うわけです。

先に説明したように中学生・高校生で恋人がいる割合はかなりの少数派ですので、その少数派になっている時点で、かなり積極的とも言えます。

なので、十分性行為に及ぶ可能性はあります。

これは親がどんなに注意しても本能的なことなので、恋人がいれば隙を見て行動を起こしてしまうでしょう。

なので、親が子供にすべきことは、「避妊の大切さ」を教えることでしょう。

特に女の子の親は注意すべきです。

「あなたの体が大事だから避妊は必ずして欲しい」ことを伝えましょう。

中学生＆高校生の我が子に恋人ができたら親がするべきこと⓶

中学生・高校生のメインにやるべきことは恋愛ではありません。

中学生・高校生は将来に備えた準備の時期であり、夢をかなえるための大事な期間です。

この時に恋愛ばかりに目を奪われていると、将来に影響が出てしまいます。

ですので、恋愛が学校生活のメインになり過ぎないように、親としては注意しなければなりません。

将来的に必ず結婚するような相手であれば、ある程度仕方がありませんが、中学生・高校生の恋人は非常に別れてしまう可能性が高いです。

なので、その恋愛のために将来が台無しになってしまっては意味がありません。

勉強などするべきことをきちんとやってからデートをする、などの癖をつけさせる必要があります。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

今回は今どきの中学生・高校生の恋愛事情についてご紹介しました。

今の中学生・高校生は意外に恋愛には奥手ですが、一旦付き合ったら性行為などもする可能性も高いです。

親としては子どもが望まない妊娠、望まない将来の落とし穴に落ちないよう、避妊だけは忠告するようにしてください。

このあたりは日ごろのコミュニケーションも重要です。

恋人ができたら教えてくれるくらいの親子関係にはしておきたいものです。