放送作家からスタートし、作詞家、さらにはアイドルプロデューサーとして大成功を収めている秋元康さんの年収は、現在では50億円以上とも言われています。
そんな秋元康さんの増え続ける収入や資産の秘密、そして秋元康さんが稀世の天才と呼ばれている理由についてまとめました。
秋元康さんのプロフィール
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プロフィール
名前:秋元 康 (あきもと やすし)
別名:高井良斉、やすす、秋元先生
生誕:1958年5月2日
出身地:東京都目黒区
学歴:中央大学文学部中退
ジャンル:歌謡曲、J-POP
職業:作詞家、放送作家、プロデューサー
活動期間:1977年~
事務所:株式会社秋元康事務所
放送作家として活躍しながら作詞家としてデビューする秋元康さん
秋元康さんは、高校時代から放送作家としてメキメキと頭角をあらわすと、当時の高視聴率番組、「ザ・ベストテン」や「オールナイトフジ」、「夕やけニャンニャン」など数々の人気番組の構成を手がけました。
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当時大人気だった「おニャン子クラブ」
懐かしい顔が並んでいます。
その一方で、ひょんなことから1981年、THE ALFEEの楽曲、「通り雨」のB面を作詞するチャンスを得た秋元康さんは、坂崎幸之助さんと高見沢俊彦さんの合作「言葉にしたくない天気」で作詞家デビューを果たします。
これが話題となり、1982年には稲垣潤一さんの代表曲「ドラマティック・レイン」、翌1983年には長渕剛さん自身も出演した人気ドラマ「家族ゲーム」の主題歌になった「GOOD-BYE青春」で、作詞家としての知名度を一気に高めることになります。
「おニャン子クラブ」のプロデューサーとして一躍有名になる秋元康さん
1985年からは当時の若者に絶大な人気を誇ったアイドルグループ「おニャン子クラブ」の楽曲を手がけるようになると、メンバーを次々とソロデビューさせるなど総合プロデュースを担当。
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「おニャン子クラブ」の会員番号16番、高井麻巳子さん
ポニーテール姿がとっても魅力的でしたが、1988年に秋元康さんと結婚し、突然芸能界を引退されました。2001年には長女を出産されています。
やがて“おニャン子クラブのプロデューサー”として、世間一般にも「秋元康」の名前が一気に知られるようになりました。
翌、1986年のオリコンウィークリーチャート52週のうち、実に36週でおニャン子クラブ関係の楽曲が1位を獲得するという、前代未聞の快挙を成し遂げました。
日本歌謡史に残るあの名曲も実は秋元康さんが作詞を担当
そんな秋元康さんは、1998年には渡米し、ニューヨークに1年半ほど滞在していた時期がありました。そして、その帰国後に手がけたのが……昭和の歌姫、美空ひばりさんの遺作となった代表曲「川の流れのように」の作詞なんですよね。
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この名曲によって、現在の秋元康さんの作詞家としての地位を揺るぎないものにしたと言えるでしょう。
そんな秋元康さんの作詞家としての実績は4000曲以上にも上ると言われていますが、彼の本当のスゴさは、アイドル曲から本格歌謡曲や演歌、果てはアニソンに至るまで、実に様々なジャンルの作詞をこなしている点だと言われています。
アイドルプロデューサー秋元康さんが満を持して立ち上げたプロジェクトが大成功
秋元康さんはそれまで、おニャン子クラブや少女隊、ねずみっ子クラブなど、様々なアイドルグループのプロデュースを手がけ、いずれも成功に導いてきました。
そんな秋元康さんは2005年、KRKプロデュースの窪田康志さん、office48の芝幸太郎さんらとともに「秋葉原48プロジェクト」を発足。オタクの聖地とも言われていた秋葉原で、女性アイドルグループ「AKB48」を立ち上げ、総合プロデューサーに就任します。
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AKB48の転換期となった「大声ダイヤモンド」
「会いに行けるアイドル」をキャッチフレーズにしたAKB48は、デビュー当時こそ地下アイドル的な位置づけでしたが、10thシングル「大声ダイヤモンド」以降、徐々に一般の人気を獲得し出し、2010年以降は出すシングルはことごとく100万枚を超える、日本を代表するアイドルグループに成長しました。
そして、このAKB48グループが、その後の秋元康さんの収入を爆発させることになるんですよね。
アイドルプロデューサー秋元康さんの年収がスゴすぎる
秋元康さんと言えば、現在のアイドルブームを牽引しているAKB48グループの生みの親的存在です。そんな秋元康さん年収については、もちろん明らかにはされていませんが、少なくとも50億円以上にのぼると言われています。
国税庁の調査では、「文筆・作曲・美術家」の区分で平成24年度の所得が50~100億円の人間が1人であることから、状況的にこれが秋元氏とみられているという。AKB48だけでなくSKE48やNMB48ら関連グループの総売り上げだけで200億円以上となるだけに、この印税だけでも十数億円。さらに同年にはパチンコ台のリリースもあり、同じく権利料として十数億円が入るのは間違いないという。
引用:秋元康の年収は50億円以上!? AKB48メンバーの事務所が嘆く“銭ゲバ”システム|サイゾーウーマン http://www.cyzowoman.com/
実は意外と儲からないアイドル運営
秋元康さんの年収が50億!なんて話を聞くと、どうしても「アイドルを使ってどんだけ儲けてんねん!」って話が出てくるわけですが、実は、AKB48などのアイドルグループの運営ではそれほど儲からないようなんです。
ある時、AKB48のファンがTwitter上で秋元康さんに、「ヤスス(秋元康さんの愛称)ってAKBでどんだけ儲けてんの?」と尋ねたところ、なんと秋元康さんが次のようなコメントを返信しました。
「全然儲かんないよ。CD売れても握手会とかの会場代とかで出てっちゃう。」
どこの誰ともわからないファンのつぶやきに、あの秋元康さんがちゃんと返事をすること自体驚きですが、アイドルの運営が全然儲からないというのにもビックリですよね。
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AKB48の握手会での一コマ
こんな表情で握手してもらえるとファンはひとたまりもありません。
でも、確かに握手会やライブ会場を押さえるのに莫大な費用がかかるでしょうし、特に最近では警備にはかなり気を遣っているようで、そちらの費用も大変そうです。また、メンバーの遠征費用や宿泊代、などを考えると儲けは出ないっても頷けますね。
となるとやはり収入のメインは印税?
となると、50億とも言われる秋元康さんの年収のメインは、やはり印税と言うことになりそうです。印税とはCDの売上やカラオケで歌われる度に、秋元康さんに支払われる権利収入です。
つまり、AKBの握手券や推しメンの選挙での順位を上げるために、同じCDを大量に買う熱狂的なファンもいますが、CDを買えば買うほど、秋元康さんの懐に入る仕組みが出来上がっているんすよね。
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もちろん、秋元康さんはこれまでAKB48グループの作詞だけでなく、1980年代以降、様々なアーティストの作詞を担当し、多くのヒット曲を世に送り出してきました。
2015年12月には、これまで秋元康さんが手がけてきた作詞シングルの総売上枚数が、前人未踏の1億枚の大台を突破したことが話題になりましたが、そんな大量買いされたCDも、その中に含まれていると考えると、ちょっと複雑な心境ではありますね。
カラオケ印税という自動集金システムがスゴい!
秋元康さんが作詞を担当した曲がカラオケで歌われる度に、秋元康さんの懐にお金が入って来ることは先ほど説明しました。1曲1曲の金額は微々たるものですが、実はこのカラオケ印税が今後の安定収入には欠かせない要素なんですよね。
と言うのも、一時期に比べるとAKB48グループの人気は落ちたと言われていますが、この先その傾向が進んだとしても、カラオケでAKBの曲を歌ってくれる人がいる限り、秋元康さんの収入が途絶えることはありません。
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しかもです!カラオケというのは新曲だけが歌われるわけじゃないんですよね。人それぞれ思い出に残る曲は必ずあるわけで、どれだけ時代遅れになろうと、歌ってくれる人は必ずいるはずです。
従って、ヒット曲を作れば作るほど、新しいCDが買われることによる印税が入るだけでなく、その曲がそれぞれの心に残ることで、カラオケでその曲が歌われる度に半永久的にカラオケ印税が入ってくるわけです。
実際、秋元康さんに支払われている、過去のカラオケ印税は相当な額に上るようです。
「また秋元氏には、過去のカラオケ印税でも相当な金額が毎年支払われています。これに関してはAKB48の楽曲だけでなく、美空ひばり『川の流れのように』やおニャン子クラブの各楽曲など、ヒット曲がいくらでも挙げられます。現在は活動をしていなくとも、毎年数千万単位のカラオケ印税が支払われるアーティストは大勢存在しますからね」(週刊誌記者)
引用:出典:秋元康の年収は50億円以上!? AKB48メンバーの事務所が嘆く“銭ゲバ”システム|サイゾーウーマン http://www.cyzowoman.com/
プロデュースしたアイドルが活躍すれば秋元康さんの収入に・・・
さらに、CDの売上やカラオケによる印税だけでなく、秋元康さんがプロデュースしたアイドル達が、たとえばCMやドラマに出演するなどした場合も、その出演料の数%は秋元康さんの懐に入ってくるのだとか。
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今や、テレビのCMやドラマ、バラエティ番組などで、AKB48グループのメンバーを見ない日はないと言っても過言ではありません。彼女達が芸能界で活躍を続ける限り、秋元康さんには安定した収入が入るシステムなんですよね。
秋元康さんにとってみれば、芸能界にコツコツと自動販売機を設置しているイメージでしょうか……
また、AKB48のパチンコ台などもありますから、そこからの収入も想像以上に大きいのかも知れません。と言うのも、AKB48のパチンコ台を製造・販売した“京楽”の社長、榎本善紀さんと伊東美咲さんの結婚披露宴に、秋元康さんも参加しているんですよね。
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榎本善紀さんと伊東美咲さんの結婚披露宴
真紅のドレス姿の神田うのさんの隣にいるのが秋元康さんです。
しかも、日本国内で行われた結婚披露宴ならまだわかるのですが、実はこれ、ハワイで行われているんですよね。忙しい秋元康さんがハワイにまで駆けつけるというのは、相当な結びつき(お金の)だと見たのですがいかがでしょうか?
秋元康さんの総資産は数百億円に達するとも・・・
そんな秋元康さんの総資産は、もちろん明らかになっていませんが、数百億円にも達するとも言われています。
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一部の噂によると、ラスベガスや香港マカオのカジノで散財しているなんて話もあるようですが、若い頃から高収入を得ており、現在では50億円以上もの年収があると考えれば、数百億円相当の財産を形成していても何の不思議もありません。
秋元康さんが天才と呼ばれる理由
2017年9月27日に、フジテレビ系で放送されたバラエティ特番「さんまの東大方程式 第4弾」の中で、“東大生196人が選ぶ、現代日本の天才ランキング”が発表されました。
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一般人から見れば東大生自体、立派な天才なのですが、そんな“天才が選ぶ天才”の中に、秋元康さんが何と4位にランクインしているんですよね!ちなみに、トップテン入りを果たした天才の中の天才は次の通りです。
1位 藤井聡太(プロ棋士)
2位 明石家さんま
3位 イチロー(野球選手)
4位 秋元康(プロデューサー)
5位 尾田栄一郎(漫画家)
6位 宮崎駿(映画監督)
7位 林修(予備校講師)
8位 落合陽一(メディアアーティスト)
9位 古澤明(物理学者)
10位 新海誠(映画監督)
引用:秋元康や尾田栄一郎もランクイン “東大生が選ぶ 現代日本の天才TOP10”とその根拠(2017年9月28日) – エキサイトニュース https://www.excite.co.jp/
そして、何より興味深いのは、番組スタッフが東大生たちに聞いた「その人を選んだ理由」です。秋元康さんに対しては次のようなコメントが寄せられていました。
男女の東大生からそれぞれ「2回も大きなブームを作るのは天才」、「オタクのお金がかなり動いたと思うので、日本の経済を変えたのでは」と評価があり、「アイドルをプロデュースして歌詞も60歳の人が書くとは思えぬもの、超能力があるのでは」という人もいるほどだ。
確かに、秋元康さんは“おニャン子ブーム”と“AKBブーム”という、2回のアイドルブームを起こしています。一度のブームを巻き起こして、いつの間にか静かに去って行く人は山ほどいますが、続けざまに二度もブームを起こせる人は、そうはいません。
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また、この記事の前半でもチラっと触れましたが、秋元康さんの作詞家としてのスゴいところは、その大きな“ふり幅”なんですよね。
60歳と言えば、今でこそまだまだ現役世代ですが、一昔前だと還暦を迎えて“おじいちゃん”と呼ばれてもおかしくない世代です。そんな世代の人が、10代の多感な子どもの心をも動かす歌詞をバンバン生み出せること自体、実はとんでもないことなのかも知れません。
まとめ
・秋元康の年収は少なくとも50億円以上にのぼると言われている。
・秋元康の総資産は数百億円にも達するとも言われている。
・秋元康は東大生が選ぶ天才ランキングで4位に選ばれたことがある。
いかがでしたでしょうか。
秋元康さんの驚くべき経歴から、現在では50億円以上とも言われる年収、そしてどんどん増え続ける収入の秘密についてまとめました。
秋元康さんに対しては、よく「アイドルを使ってボロ儲けしやがって……」なんて辛辣な言葉を耳にすることも少なくありません。
しかし、実はそんなことができるのも、常人には真似のできない特殊な才能があればこそだということがおわかりいただけたのではないでしょうか。
名無し
2023/03/09 22:56
返信
ちくわ
2023/03/09 23:52
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