薄毛やハゲには育毛剤が効果的ですが副作用もあり、正しい知識と商品を選びが大切です。
今回は育毛剤の副作用の症状7つ、副作用が出やすい人、副作用が強い薬3つ、グレード別の効果と副作用、おすすめの育毛剤2つを紹介します。
目次
育毛剤には副作用とは?
薄毛対策の一つとして育毛剤を使用している人は少なくないでしょう。
これから育毛剤を使い始めようとしている人もおられることでしょう。
しかし、副作用の恐れが全くない育毛剤は存在していない、ということを知っておく必要があります。
育毛剤として効果を発揮することのできる医薬品や医薬部外品は、どれも効果に応じた副作用が確認されています。
絶対に副作用が出ることのない育毛剤はありません。
ですから、育毛剤を使用するときや、選ぶ際には、副作用もチェックポイントの一つとして意識しておく必要があるでしょう。
育毛剤で副作用が出た人たちは多い!
薄毛対策に育毛剤は効果的です。
頭皮環境を整えて育毛剤の育毛成分がしっかり浸透することで、健康な髪の毛を成長させることが出来るようになります。
しかし、この育毛剤を使うことによって、逆に体に不調が出た、という方も少なくありません。
育毛剤は薄毛対策に効果がある反面、体調がすぐれない時に使用すると副作用が現れることがあります。
また、この副作用は多くの人たちによって確認されています。
頭皮や毛髪の状態が改善していく中で、体調が徐々に悪化していくようでは効果も喜べませんよね。
どれほどの副作用なら耐えることが出来るのか、よく考えておきましょう。
育毛剤の副作用症状7つ!
では、実際育毛剤の副作用にはどのような症状があるのでしょうか。
副作用がどの程度出るのかは個人差があるので一概には言えません。
しかし、こうした副作用が予想される、ということを覚えておきましょう。
①にきび・吹き出物
まず、一つ目に説明していく副作用はニキビや吹き出物が出来るというものです。
育毛剤には、頭皮環境を整えて血行を促進させるという効果があります。
そのようにすることで、摂取した栄養素をしっかり頭皮や毛母細胞まで送り届けることが出来るようになります。
しかし、こうして血行が良くなると同時に皮脂が大量に分泌されるようになります。
そして、その皮脂が毛穴に詰まると炎症を起こし、ニキビが出来たり、吹き出物になったりするのです。
ニキビの原因となっているアクネ菌は皮脂によって繁殖するため、育毛剤の効果がこうした副作用を引き起こすことを覚えておきましょう。
この副作用を抑えるためには、清潔な状態を常に保ち、不必要な皮脂をこまめに取り除くようにすることが必要です。
②かゆみ・発疹
2つ目に考える副作用は、かゆみと発疹です。
育毛剤の成分との相性が悪いと、頭皮が炎症を起こし痒くなったり、発疹が出ることがあります。
頭皮の血行が良くなるとかゆみを感じる人は、特にこうした副作用を強く受けることでしょう。
かゆみに我慢できず強くかいてしまうと、頭皮の環境改善どころか、フケの発症や炎症の悪化にもつながっていきます。
炎症が悪化してしまうと、薄毛が促進されてしまい、改善どころか、さらにハゲになってしまうことになります。
かゆい時は掻くのではなく冷やすようにしていきましょう。
③初期脱毛
3つ目の副作用は初期脱毛です。
育毛剤を使ってしっかり対策しているのに、抜け毛が一気に増える時期があります。
これも個人差がありますが、およそ2カ月経過後でしょう。
これは、育毛剤の効果が出てきて、正常なヘアサイクルが形成されつつあり、細くて弱々しい髪の毛はすべて抜け落ちてしまうからこそ起きる現象です。
ですから、副作用というよりも、育毛剤の効果が表れている証拠ということが出来るかもしれません。
しかし、育毛剤を使用している人は常に薄毛や抜け毛を気にしているので、一大事の副作用となるかもしれませんね。
④むくみ
育毛剤は医薬部外品ですが、手足のむくみが生じることがあります。
体の中にいつもは存在していない、摂取していない成分が入り込むと、体は自然と解毒しようと動き始めます。
そのため腎臓に負担がかかってしまい、利尿作用が低下し、むくみが生じます。
体の中の水分がうまく排出されず、ずっと蓄積していくため、浮腫みが生じるのです。
また、血管が拡張されて、血行が良くなると濃度を一定にしようと血液中の水分を血管外に排出する働きが強まり、体内の水分が多くなってしまうのです。
⑤体調不良
育毛剤の副作用がさらに深刻なものになると、嘔吐などの体調不良が生じます。
育毛剤の薬の中には、高血圧を治療するための成分が使われていることがあります。
こうした成分は一時的に血圧を下げる働きをするため、嘔吐したり、めまいや倦怠感などの体調不良を生じさせることがあるのです。
もともと低血圧の方がさらに血圧が下がるといった場合に、こうした副作用を強く感じることでしょう。
これら副作用は命の危険にもつながりかねません。
血圧が下がることによって血管の中に血栓が生じ、その後血行が回復して一気に脳梗塞になる、ということもあります。
⑥動機・息切れ
動機や息切れがするといった体調不良を起こす方もおられます。
血管が拡張し、血行が促進されることで育毛剤の効果が期待できますが、これは主に動脈に関係しています。
静脈の方は何の変化もないのに、急に動脈の血管が活発になると、心拍数が上がり動悸がするということになります。
もとから心臓疾患を抱えている方であれば、特に血管や血液の異常に敏感であるため、他の人よりも強い不調を感じるかもしれません。
そのような場合は使用を中止することをお勧めします。
⑦男性機能の障害
7つ目の副作用は、男性機能の障害です。
薄毛や抜け毛の原因の一つは男性ホルモンです。
ですから、育毛剤の中には男性ホルモンの分泌を抑制するものも含まれています。
そのため、男性らしい機能がすべて機能低下してしまうことがあるのです。
薄毛や抜け毛が減る、という嬉しい効果がありますが、男性機能障害は、非常に深刻な副作用と言えるのではないでしょうか。
育毛剤の副作用を出やすい人とは?
育毛剤には男性ホルモンの分泌を抑制させること、血行を促進させることといった効果をもつ成分が配合されています。
そのため薄毛や抜け毛対策には非常に効果的です。
しかし持病がある方や、体調が悪い時に使用すると、思いもよらない副作用に苦しめられる可能性があるのです。
ですから、以下の方は育毛剤の使用をしないことをおすすめします。
①持病がある
まず、持病がある方です。
血管拡張・血行促進効果、ホルモンの調整、血圧を下げるといった、薄毛や抜け毛を対策するには効果的な働きが、持病を持っている方にとっては命取りになるかもしれません。
例えば低血圧・高血圧・心臓疾患を患っている方などです。
現在通院していたり、服薬している方は特に、育毛剤の成分との相性が悪いとショックを起こしてしまう可能性もあります。
育毛剤の使用に関して医師に相談することをお勧めします。
②未成年
さらに、未成年も育毛剤を使用するのは控えたほうが良いでしょう。
最近では、若いころから薄毛や抜け毛を気にする男性が増えているようです。
確かに早めに対策すれば効果も早く、効率よく改善できるかもしれません。
しかし、未成年ということは、まだ成長段階です。
これから男性としての体や機能が発達していく、というのに、男性ホルモンを抑制させる成分が含まれた育毛剤を使用していると機能障害が起きてしまうかもしれません。
副作用が強い育毛剤3つ!
育毛剤には頭皮に直接塗布するものもありますが、内服する錠剤タイプのものもあります。
特にAGAを治療している方が医師から処方されるというタイプのものですが、最近ではネットやお店でも販売されているため、誰でも使用できるようになっています。
しかし、治療薬ですから当然効果が高い反面、副作用も強くなっています。
①デュタステリド
デュタステリドは最も副作用が強い育毛薬である、といわれています。
前立せん肥大症の治療に用いられていましたが、今では5αリダクターゼを抑える効能が育毛効果があるとして使用されています。
しかし、このデュタステリドは育毛効果が非常に強いため、同じほど強い副作用も生じます。
ジヒドロテストステロン形成をを抑制しているため、ホルモンバランスに影響を与えます。
そのため、性的不能や性欲減退などの副作用が生じるのです。
②ミノキシジル
ミノキシジルは、血管を拡張させて血行を促進させる効果のある育毛薬です。
フィナステリドと一緒に服用することによって、より強い育毛効果を期待できるようです。
しかし、頭皮のかゆみから始まり、低血圧や頭痛、不整脈や動悸、浮腫みやしびれ、性欲減退、体重増加など、ありとあらゆる副作用が生じる恐れがあります。
血液に関係しているため、人工透析を受けている方や高齢の方、心臓病を患っている方など、使用禁止されている人がいます。
③フィナステリド
フィナステリドは、5αリダクターゼの働きを抑えるという効果があります。
しかしデュタステリドほどの効果はありません。
育毛の効果がしっかり認められていますが、3大育毛薬の中では比較的副作用があまり見られていないものです。
しかし、体調などによっては、男性機能障害、更年期障害、肝機能障害などを引き起こす可能性があります。
デュタステリドもフィナステリドも、未成年や女性は使用できません。
育毛剤の効果と副作用の関係!【厚生労働省によるグレード別に紹介】
副作用の心配がない育毛剤は存在しません。
しかし、副作用が100%生じる、という訳でもありません。
副作用が出にくい育毛剤を探して、自分に最適な育毛剤を使用することが必要です。
日本では厚生労働省によって3つのグレードに薬が分類されています。
第一類医薬品・医薬部外品・化粧品の3つです。
このグレードに沿って確かめていけば、副作用の少ない育毛剤を見つけることが出来ます。
第一類医薬品は副作用率高い!
第一類医薬品は、効果が高い分副作用が強くなっています。
効果があり過ぎるものは、事前に医師と相談して副作用の対策も練っておく必要があります。
日本で販売されている医薬品グレードの育毛剤は「リアップ」です。
リアップを使用している人たちによる副作用の報告によると、血圧低下、心拍数の増加、心筋梗塞、発疹やかぶれ、頭痛やめまい、手足のむくみなどの副作用が生じているようです。
販売方法までしっかり決められている医薬品は、副作用が出る確率は高いといえるでしょう。
医薬部外品なら副作用はあまりない
医薬部外品のグレードになると、副作用の恐れがないと言い切ることはできませんが、発症する確率は限りなく0に近いでしょう。
安全と認められた量しか配合できないようになっているので、できる限り副作用が生じないように国が管理してくれています。
メーカーによっては、1年に1~2例ほど副作用を訴えるユーザーがいるようです。
しかし、命にかかわるほど大きな不調はなく、何か違和感を感じるという程度で済むようです。
内臓系まで影響を与える副作用はないため安心して使用できるでしょう。
化粧品ならデータがない
化粧品グレードになると育毛剤としての効果はほとんどありません。
ですから副作用もほとんどないといえます。
しかし、公式なデータがないため0であるとは言い切れません。
化粧品グレードの育毛剤は、育毛剤という商品名ではあっても、髪の毛の健康を維持する程度の効果しかない為、発毛効果も育毛効果も持っていません。
ですから、副作用が生じるといったら、成分が肌に合わず炎症を起こす程度のものでしょう。
副作用の心配がない医薬品レベルの育毛剤を選ぶ方法!
では、できるだけ副作用が少なく、効果がしっかりある第一類医薬品の育毛剤を選ぶにはどうすればよいのでしょうか?
実のところ、そのような方法は日本に存在しません。
体調を万全にして、医薬品を使うのも一つの手ですが、どうしても副作用が怖い時は医薬部外品を使用するようにしましょう。
安心できる成分配合量で、効果が口コミでしっかり確立されており、副作用の報告もあまりないものを選ぶと良いでしょう。
もともと肌が弱いという方はどの育毛剤でもいくらか副作用が生じるかもしれません。
できれば、ノンアルコールの育毛剤を使用すると刺激が強すぎず良いでしょう。
副作用が少ないおすすめ育毛剤2選!
副作用が少ない育毛剤にはどのような種類があるのでしょうか?
①チャップアップ
チャップアップの主要成分は海藻エキスですから、副作用の心配が少なくて済みます。
しかし、ミノキシジルと同じような育毛効果が期待できます。
また天然成分を使って5αリダクターゼを抑制することもできます。
口コミも良いものばかりで、実際に効果があった方がたくさんいますので安心して使用ですることが出来ます。
購入する前に配合成分をしっかり確かめて、自分にアレルギーはないか確認しておくことをお勧めします。
②マイナチュレ
マイナチュレは無添加の育毛剤ですから、肌に刺激が少なくて済むことで人気です。
女性用の育毛剤なので、男性への効果が少ないかもしれません。
しかし、男性ホルモンに関係なく薄毛が進行している場合にはこちらも、副作用の心配が少ない育毛剤として使用するのをお勧めします。
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まとめ
・育毛剤の副作用が出やすいのは「持病がある人」「未成年」。
・育毛剤は効果が高いほど副作用が出る可能性が高い。
副作用は怖いですよね。
しかし、薄毛対策に最も効果的なのは育毛剤です。
では、副作用の恐ろしさと効果どちらを取りますか?
上手に育毛剤を選ぶことさえできれば、怖がる必要はありません。
効果はしっかりしていて、副作用の心配が少ない医薬部外品の中から選びましょう。
しっかり成分を調べて自分に最適なものを選ぶのです。
そうすればきっと快適に薄毛対策を行っていくことが出来るでしょう。