一時そのファッションや発言・態度で物議を醸した國母和宏選手ですがタトゥーのモチーフや意味が素敵だと話題です。
今回は國母和宏さんが話題になった事件、タトゥーの意味&場所、スノーボードへの姿勢やその他の活動も紹介します。
目次
國母和宏選手のプロフィール
出典:https://www.redbull.com/
名前:國母 和宏(こくぼ かずひろ)
生年月日:1988年8月16日
出身:北海道石狩市
血液型:AB型
4歳の時にスノーボードに出会い、競技を始めたという国母さん。
当時は、子ども用のスノーボードなどなかったために、大人用のスキー板を使って、お父さんが手作りしてくれたそうです。
子供のころから独学で、テクニックを身に着けていったそうです。
史上最年少の11歳でプロ試験に合格、12歳でプロ契約を結び、選手生活をスタートさせます。
高校の時には、すでにワールドカップで優勝するなど、早いうちから才能を認められていた選手です。
國母和宏選手が世間の注目を集めた事件とは?
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2004年「X Games」で4位に入賞、日本オープンでは史上最年少王者となりました。
17歳の時にトリノオリンピックに出場しましたが、この時には予選敗退しています。
国母選手が一躍話題となったのは、その次のバンクーバーオリンピックでした。
この時に、日本選手団公式ユニフォームを着崩して登場します。
腰パン、ネクタイは緩めてあり、シャツの裾が出ている、というものでした。
成田空港で、ドレッドヘア、鼻ピアス、サングラスをして、「最近のスノーボードはダセェ」といった発言をします。
若さゆえ?反省はなし
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このことから抗議が殺到することとなりました。
服装程度で…という気もしますが、日本選手団公式服装着用規定違反でもありました。
日本オリンピック委員会は、スノーボードの監督に厳重注意するなど、騒動になりました。
その後、記者会見で「反省してまーす」と言いながらも、舌打ちしつつ「チッ、うっせーな」と漏らしています。
競技の辞退などという話も持ち上がり、国内外のマスコミの注目を集めました。
また、練習後のインタビューにマウスピースをはめたまま答えた際には、これもマナー違反だと指摘されました。
帰国時には、公式スーツをきちんと着こなし、無難なコメントを寄せ、騒動になるようなことはありませんでした。
國母和宏選手のタトゥーの意味とは?
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そんな国母選手ですが、スノーボード界ではレジェンド級の存在です。
2012年ごろからは、競技の世界からスノーボード映像の被写体として活躍されているそうです。
2016年には「Stronger」という作品でメンズ・ビデオ・パート・オブ・ザ・イヤーを獲得しています。
国母さんのタトゥーは、「お守り」とコメントしていました。
常に安全やベストなパフォーマンスができるよう、祈りを込めているのだそうです。
国母さんが滑るのは、バックカントリーやフリーライディングと呼ばれる自然の野山を一気に滑り降りるという迫力のあるものです。
以前、スノーボードで滑っているときに転倒し、「膝が顎に入って、顎の骨と頬の骨が折れた」そうです。
「膝の靭帯もやって、脳内出血もしていた」といいますから、命に関わるような大事故だったのでしょう。
そのため、滑ってきた山への敬意や、家族、飼ってきた犬などをタトゥーとして体に刻んでいるのだそうです。
國母和宏選手のタトゥーの場所とは?
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国母選手は2009年に、21歳で一般女性と結婚、現在は二人の子お子さんのパパでもあります。
上のお子さんは一之介君、下のお子さんは六花ちゃんというそうです。
近所でも評判の子煩悩なパパで、保育園への送り迎えなど、イクメンで有名だそうです。
そんな可愛い子供や、奥さんをタトゥーで入れています。
右腕の前腕部分に「一之介」「六花」と、家族の名前と、生まれたときの足型が黒で彫られていました。
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そして、お子さんだけではなく、「妻の名前と結婚記念着」「2匹の犬の足跡」が彫られているそうです。
ちなみに犬は、バセットハウンドという大型犬で、家族と一緒にログハウスで暮らしています。
この犬は、スノーボードを始めるきっかけを作ってくれたお父さんが連れてきたそうです。
また、スノーボードを滑ってきた節目となった山の名前もタトゥーにして彫っているそうです。
普段は、海外遠征が多く、家族思いの国母さんも、たった2か月しか家族といられないそうです。
「オフは、いつもより子供と過ごす時間を増やそうと思っている」と語るなど、なるべく家族と過ごすようにしているそうです。
国母さんの年間スケジュールでは、7月半ば~8月半ばまでアメリカの標高の高い山を滑るそうです。
9月には、南半球のニュージーランド。10月からは、その年に撮影した映像作品の試写会を行うために、海外3か所ほどを回り、11月からまた滑り始めるそうです。
家族をタトゥーで体に刻むことで、離れている間も常に一緒にいられるようにしたんですね。
國母和宏選手のスノーボードに対する姿勢とは?
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見た目の「クールさ」を重視するスノーボードでは、ヘルメットなどはなく、まさに危険と隣り合わせ。
滑る山は、ヘリコプターで見て確認するそうです。
斜面というよりは、ほとんど崖のようなところも、多彩なトリックで巧みに滑っていきます。
崖からの巨大メソッド、ビッグマウンテンライディング…。
これこそが「世界の表現者」と、スノーボーダーからも高く評価されています。
命を懸けて滑り降りるという国母さん。
「キッカーでジャンプをやってるライダーにはジャンプで負けたくないし、パイプをやってるヤツにも負けたくない。パウダーでのジャンプだって、ビッグマウンテンでラインを刻むことだって負けたくない。それら全部がスノーボードだと思ってるし、自分からジャンルなんて作りたくもない。」
と語っていました。
國母和宏選手のスノーボード以外の活動とは?
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家族だけではなく、友人や周りの人間も大切にするという国母さん。
友人のプロスノーボーダーが難病にかかった時には、募金活動を立ち上げて手術費用捻出に尽力。
東日本大震災の時には、日本へのサポートやボランティア活動にも力を入れていました。
自然の野山を相手にしているために環境への意識も高く、バンクーバーオリンピックの際には、メダルを取ったら氷河保全活動に寄付する夢も語っています。
ソチオリンピックでは、平野選手のコーチとして活躍、平野選手も国母選手に敬意を表していました。
まとめ
・國母和宏はオリンピックの際に日本選手団公式服装着用規定違反をして批判された。
・國母和宏は体中にタトゥーを入れているが、「お守り」や「家族への思い」が表現されている。
・國母和宏はスノーボード以外にもボランティア活動に力を入れている。
現在では、グローバルチームに所属し、国内外のスノーボーダーと様々な活動をされている国母選手。
高いパフォーマンスを実現している裏には、愛する家族や犬たちがいるようでした。
また、山や氷河など、自然に対しても深い敬意を持ち続けているようです。
それをタトゥーに刻むなんて素敵ですね。
参考になれば幸いです。