ハゲ治療は自己流よりも専門機関で行うと、より効率的かつ効果的で安心感も得られます。
今回はハゲ治療方法4つ、治療薬3つと相場、AGA専門病院のメリットデメリット、病院を選ぶポイント3つ、治療効果の出る時期を紹介します。
目次
ハゲに効果的な治療法4つ!
ハゲや薄毛に悩んでいる男性のみなさん、治療方法にどのようなものがあるかをご存知でしょうか。
治療法の種類を知っておけば、どこの病院に行き、どれほどの費用が掛かり、どんなデメリットとメリットがあるかも知っておくことが出来ます。
ハゲや薄毛の対策するために、自分でできる改善方法などは既に知っておられる方ばかりでしょう。
もちろん生活習慣を改善し、地道にハゲを解消していくことはできます。
しかし、もっと効率よく効果を最大限に実感するためには、専門家による特別な治療を受けると良いでしょう。
最新技術を採用して実際に効果を上げている病院やクリニックは多数あります。
では一つずつご紹介していきましょう。
①発毛剤の使用
一つ目の治療法の一つは、発毛剤を使用したものです。
発毛剤を使用することによって新しく健康的な髪の毛を成長させていこうというものです。
発毛剤には薄毛治療薬が使用されます。
例えば、ミノキシジルやフィナステリドなど有名な薬です。
飲み薬であったり、塗り薬であることがあります。
薬の処方のされ方はクリニックによって異なります。
どちらの方法にしても、発毛剤を使用することにより血管を拡張させます。
そして必要な栄養素を細胞まで届け、脱毛の原因となっているホルモンの過剰分泌を抑えることができます。
しかし、残念なことに人によってはかなり強い副作用が生じることがあります。
勃起不全や性欲減退などの副作用を起こすことがあるので、使用前に必ず医師と相談するようにしましょう。
②メソセラピー
2つ目の治療方法はメソセラピーです。
メソセラピーは、独自で開発された発毛効果のある薬を頭皮に注射によって直接投入して、発毛効果を狙う、というものです。
頭皮に注射するなんて怖い!痛そう!と思われるかもしれませんが、実際はそれほど痛みを伴いません。
頭皮を冷却したのちに針を刺すので痛みを感じにくいように工夫されています。
とても細い針ですので、頭皮が痛すぎて、炎症を起こすという心配もないでしょう。
薄毛の進行度やプランの内容によって、使用する薬や量、頻度が異なりますので相談してみると良いでしょう。
③幹細胞再生治療
3つめに紹介する育毛のための治療方法には、幹細胞再生治療というものがあります。
幹細胞とは細胞の一種ですが、これは細胞を生み出すための細胞です。
体の痛んでいる部分を修復するにはこの種類の細胞が元気である必要があります。
クリニックでは独自に開発した幹細胞成長因子を散布させて、もともと体内に存在している幹細胞を成長させるというメカニズムを用いて治療を行います。
幹細胞が成長することで、髪の毛を成長させるための細胞の働きを促進させることが出来ます。
④植毛手術
4つ目にご紹介する治療方法は植毛手術です。
植毛というのは最終的であり、完璧な育毛治療と言えるでしょう。
髪を生やすための治療ではなく、直接髪の毛を移植して髪の毛を付けるというタイプの治療法です。
自分の髪の毛を植毛させることもできますが、化学繊維の髪の毛を植毛するという種類のものもあります。
自分の髪の毛を植毛するほうが、一般的に行われているものです。
まだ髪の毛が生えていて、元気な部分から髪の毛を持ってきて、薄くなっている頭頂部などに植毛するのです。
しかし、この手術は失敗のリスクや費用が高いので、あまりおすすめできません。
最終的な手段としています。
ハゲ改善の効果が認められている3大治療薬!
ハゲや薄毛を気にしている男性のほとんどはAGAを発症しています。
ですからAGAに効果のある、男性ホルモンや血行に影響を与える薬が必要です。
具体的には、どんな治療薬があるのでしょうか?
厚生労働省が認可し、日本人が主に薄毛治療薬として用いている3種類の治療薬を、一つずつご紹介していきたいと思います。
①ミノキシジル
一つ目の治療薬はミノキシジルです。
ミノキシジルはAGA治療薬として第一選択薬として推奨されているため、治療を始める方の多くはこの治療薬の服用を勧められることでしょう。
長期間の使用が必要ですが、発毛を促進してくれる確かな効果が確認されています。
②プロペシア
2つめの治療薬はプロペシアです。
これはフィナステリドという有効成分を配合しており、AGA治療薬として効果をすでに発揮しているものです。
フィナステリドを使用している薄毛治療薬として日本で認可されているのが、プロペシアです。
③ザガーロ
ザガーロも薄毛治療に用いられている治療薬の一つです。
これはデュタステリドという有効成分を配合しています。
比較的最近厚生労働省に認可された新鮮な治療薬、ということが出来るでしょう。
発毛成分ではありませんが、抜け毛を防ぐ効果が期待されています。
ハゲの治療には保険が適用されない!?
AGAの治療を行うときには費用が気になりますよね。
普段病院に行くときには保険が適用されているため、全額支払う必要はありませんが、AGAの治療を受けるときにはどのようになるのでしょうか?
なんと!AGAの治療には保険が適用されません。
AGAの治療には飲むための治療薬や塗るための治療薬、加えて、自毛植毛や発毛治療などが含まれています。
しかし、厚生労働省が保険適用されるものとして定めている治療には、これら4種類の治療は含まれていないのです。
AGAの治療は美容整形と同じジャンルに分けられています。
命にかかわるものではない為、保険適用外とされています。
そのため自分の選ぶ治療法によってかなり金額は異なりますし、すべて負担しなければなりません。
ハゲ治療の相場は?
AGAの治療法には4種類あるとご紹介しました。
発毛剤として使用される治療薬の処方と、発毛注射、幹細胞再生治療、植毛手術の4つでした。
ここでは飲み薬と塗り薬、発毛注射、植毛の4種類に分類して、治療の相場を考えてみましょう。
①飲み薬
まずは飲み薬の治療方法の相場を調べてみましょう。
飲み薬による薄毛治療は最も一般的です。
飲み薬を処方されるときには、フィナステリドを使用しているプロペシアという薬が処方されることが多いでしょう。
この薬は1カ月分で7000円~10000円ほどかかります。
AGA治療は長期間かかりますので1年ほど毎月10000円近くかかることになります。
ただし、飲み薬の種類によってはもっと費用を抑えることはできます。
ジェネリックの医薬品を使用しているクリニックもあります。
ジェネリックを使えば、2000円以下でも月々薬を処方してもらうことが出来るでしょう。
②塗り薬
塗るタイプの薬はどうなのでしょうか?
塗布タイプの治療薬にはよくミノキシジルが用いられます。
ミノキシジルを塗布することで、毛細血管を拡張させることが出来ます。
そのため細胞が必要としている栄養素をしっかり届けて、活発化させることが出来るという効果です。
リアップやロゲインといった塗り薬が使用されることもあります。
種類によって費用はまた異なりますが、一般的には1カ月60mlで約5000円~8000円ほどかかります。
ロゲインなら1カ月分2500円ほどで購入できます。
③発毛注射
発毛注射はどれほどの費用が掛かるのでしょうか。
今までにご紹介したプロペシアやミノキシジルなどなどに配合されている有効成分を注射で直接頭皮に注入するタイプです。
痛みは少なく、有効成分が直接入るので効率が良い、効果を感じやすい治療法と言えるでしょう。
しかしその分費用も高くなります。
病院ごとに配合される薬の量や頻度が異なるため一概には言えませんが、1回1万円~4万円ほどかかります。
安くても8000円ほどかかるので、発毛注射は高価な治療方法と言えるでしょう。
④植毛
最終的な治療法として知られている植毛手術はどれほどの費用が掛かるのでしょうか?
クリニックによって差が出ますが、一般的に相場として知られているのは、1本当たりの植毛費用が300円かかります。
そのためだいたい1000本を植毛するとなると30万円かかるということになります。
植毛範囲によって費用が異なりますが、だいたい3000本程度の植毛で治療が出来るといえるでしょう。
最大で150万円かかるということになります。
かなりの高額な治療になりますね。
保険が適用されないのでこれをすべて自分で払うことになります。
専門的なハゲ治療が受けられる場所2つ!
ハゲの治療を行える場所はどこにあるのでしょうか?
これまで自力で対策をしていた場合は、いざ専門的な治療を行うとなると何をどうしたらよいのかわからない、という方は意外と多いことでしょう。
ハゲの治療を行える場所は2つあります。
それは一般病院とAGAクリニックという専門的な治療施設です。
一般病院
一般病院で治療すれば、すでに処方される薬が決まっているので費用は安く済みます。
また、そんなに頻繁に通院する必要がなく、処方されたくするを飲んでおけばよい、というスタイルになりますので、楽ですね。
しかし、頭部を触診したり、撮影して診察したり、といった、自分の髪の毛の状態を細かく調べた上で最も適切な処置をしてもらう、ということはまずできないでしょう。
そのため現状維持ができるだけで、完全に薄毛が完治するということは期待できないかもしれません。
AGAクリニック
AGAクリニックは専門的な治療する病院であるため、現状維持ではなく発毛効果を重視して最適な治療を行ってくれます。
しかし、その分費用が高くついたり、通院頻度が高くなったりします。
そのため敬遠してしまう人も少なくないようです。
AGA専門病院でハゲ治療するメリット!
AGA専門のクリニックで治療することにはどのようなメリットがあるのでしょうか?
専門的な知識を持っている先生にカウンセリングをしてもらえます。
また、専門的な最新技術を取り入れた機械など設備の整った場所で治療が出来ます。
そのため、検査も診察も、効果測定も、自分の髪の毛の状態をしっかり見てもらうことが出来るでしょう。
よって、最も適した治療を選んでもらうことが出来ます。
安心してお任せできますし、無料のカウンセリングや割引を積極的に利用していくと良いでしょう。
AGA専門病院で治療するデメリットはある?
AGAクリニックで治療することにはデメリットもあります。
費用が一般病院で治療するよりもかなり高い、という点です。
これはそもそも治療の技術や知識が一般病院よりも専門的で、最適な治療をしてくれるので費用が上がるのはもっともなことと言えます。
また、できる治療方法も発毛注射や食藻なども含まれるので、値段は跳ね上がることでしょう。
さらに、通院頻度が高まります。
毎日仕事で忙しい場合この通院回数をこなしていくのはしんどいかもしれません。
ハゲ治療の病院を選ぶポイント3つ!
ハゲを治療するために病院に通うことを決めたのであれば、どこの病院に行くのかも決めなければなりません。
一般病院にしますか?それとも専門的なクリニックに行きますか?
病院を選ぶときのポイントを3つご紹介します。
①治療実績豊富
1つめのポイントは治療実績をどれほど積んでいるか、という点です。
薄毛の原因も適切な治療方法も人それぞれですから、100人中100人が同じ治療法をして、同じ期間で同じように効果が表れるわけがありません。
そのため、どれだけ多くの症例を見てきたのか、そして結果を出してきたのか、という点が良い病院を見定める大きなポイントとなることでしょう。
②事前の相談・カウンセリングの有無
事前に無料で相談できたり、カウンセリングを受けられるかも重要なポイントになります。
治療内容に関してほとんど知らなかったり、費用や方法に関して不安がある場合は相談しておくことが出来ます。
気になることはすぐに相談するようにしましょう。
治療が始まってから後悔しても後の祭りです。
事前のカウンセリングの時に、病院や医師の雰囲気、清潔感なども確認しておけば、その後の通院中のストレスを軽減することもできるでしょう。
③費用の明確な表記
ハゲ治療は保険が一切適用されません。
ですから費用はしっかりと確認しておく必要があります。
クリニック・病院によって費用がかなり異なります。
治療が終わった後にあそこのほうが安く受けられた、と後悔しないように、しっかり費用の説明があったり明記されている病院を選ぶことをお勧めします。
そしていくつかの病院やクリニックの事前カウンセリングを受けてみるのがおすすめです。
本当に自分が納得できる医師、スタッフ、設備、治療法、費用などがそろっているところで治療を受けるようにしましょう。
ハゲ治療の効果が出始める時期
ハゲの治療を始めてどれくらいの期間がたてば効果を実感出来るようになるのでしょうか?
これは個人差がありますが、最低でも半年は絶対にかかります。
少なくとも1年間は治療を続けなければ確かな効果は望めません。
途中で治療をやめてしまうとそれまでの努力や費用が水の泡になってしまいます。
ですから長期間どうしてもかかるのだ、ということを覚えておいて、最低でも1年間は続けましょう
年単位の効果観察となります。
ハゲ治療の効果には個人差がある
ハゲの治療法はさまざまですが、治療の効果が表れる期間や度合いは人それぞれです。
治療薬の効果が出やすい体質かどうかにも影響しています。
そのため、事前に遺伝子検査をして、どの治療法が最適かどうかを調べてくれるところもあります。
他にも血液検査で治療法の適合性をチェックすることが出来ます。
予算内におさまるのであれば、ドクターのアドバイスを受けて、個人差を感じさせない確実な効果を求めていくと良いでしょう。
まとめ
・ハゲ改善効果が認められている薬はミノキシジル、プロペシア、サガーロの3つ。
・ハゲ治療は最低でも6か月以上はかかる上に保険は適用されないのでかなりの費用がかかる。
ハゲの治療にはたくさんの種類があります。
自分で選ぶよりも専門的な知識を持っている医者に診察してもらい、最適な治療法を選んでもらう方が効率よく、治療が進んでいくことでしょう。
費用はかさみますが、効果を求めるのであれば一般病院よりも専門クリニックに受診されることをお勧めします。
あきらめなければ必ず、治療の効果が一年後には表れていることでしょう。