髪型や前髪同様「もみあげ」も顔の印象に大きく関わっており自分のイメージに合った長さや形で整えることが大切です。
今回はメンズのもみあげの整え方として長さ3種類&形2種類、自分での整え方、おすすめのもみあげを紹介します。
目次
メンズのもみあげは非常に重要!
「もみあげ」がどこを指しているか、そして、もみあげの存在価値を理解していないメンズの方はたくさんいます。
全体的な髪の長さを同じで同じヘアスタイルにしていたとしても、もみあげの長さや形が変わるだけで顔の印象が変わることをご存知でしたか?
ですから、もみあげを整えることは非常に重要です。
美容室で「もみあげをどうされますか?」と聞かれたことがあるのではないでしょうか。
今まで「お任せ」としていたもみあげのスタイルを、自分で決めてみるのもおすすめです。
もみあげを自分でセルフカットする方法も解説したいと思います。
メンズのもみあげの整え方① 長さ3パターン!
もみあげの長さと形によって顔の印象はずいぶん変わります。
全体的なヘアスタイルや髪の長さとは違い、もみあげは手軽に整え、調整できる部分です。
そのように簡単にイメチェンを図れるパーツだからこそ、もみあげによって変わる印象を知っておくべきです。
自分のもみあげの長さがどんな印象を与えているのか、考えたことはおありでしょうか。
もみあげの先端をどの位置まで伸ばすのか、ということは重要なポイントです。
美容業界では、「小鼻の付け根と耳たぶを結んだ線よりも上に生えている毛」をもみあげ、と呼んでいるようです。
それより上で切るか、それより下まで残すのか、によって印象は大きく変わるのです。
少し短め
基本は先ほども述べたように、耳たぶの位置がもみあげの長さとなっています。
それよりも少し短めにカットするとさわやかなイメージになります。
例えば、耳の中心くらいまでの長さのもみあげです。
この長さにすると、くどくなくさわやかですっきりとしている印象を与えることができます。
清潔感を感じさせることができるのです。
女性にモテたい、職場で良い印象を持ってもらいたい、という方におすすめの長さです。
耳たぶより長め
次に、耳たぶよりは少し長めに残すもみあげの場合です。
この長さのもみあげは男らしい、ワイルドな印象を与えることができます。
耳たぶよりも伸ばしているもみあげは、人によっては髭とつながることもあります。
顎までもみあげをつなげるとよりワイルドで、男の魅力を最大限引き出した印象になるのではないでしょうか。
大人っぽく見られたい、男をアピールしたい、髭ともみあげを組み合わせたい、という方におすすめのもみあげの長さです。
耳より上
耳たぶよりも耳よりもさらに上の部分でもみあげを作ると、どんな印象になるのでしょうか。
それはかなり個性的なイメージです。
周りにはなかなか見られない、すっきりさが個性を象徴しています。
もみあげを一切のこさず、水平に切り込んでしまうともみあげを整える手間は省けますが、かなり個性的です。
最近ではこうしたカットをする方はなかなかいません。
しかし、ほかの人と一緒は嫌だ!自分ならではの印象にしたい!という方はチャレンジしてみてもよいかもしれませんね。
メンズのもみあげの整え方⓶ 形2種類!
もみあげの長さだけではなく、形も顔の印象を左右する一つのポイントとなります。
顔をシャープに見せたい、小顔効果が欲しい、力強く見せたい、男らしくありたい、など自分の理想の印象を考えて、それに合わせたもみあげの形をオーダーするとよいでしょう。
ここでは2種類の形を取り上げて解説したいと思います。
先をとがらせる
一つ目は、先をとがらせたシャープな印象のもみあげです。
逆三角形になるようにもみあげの先端をとがらせてカットします。
このもみあげの形は男性たちの間で最もポピュラーな、抵抗のない形でしょう。
どんな顔でもどんなパーツでも、どんな印象でもこのもみあげの形なら相性に問題はありません。
三角形に切りそろえるときも顔の輪郭に合わせて整えていくことがポイントです。
そうすることで、小顔効果やあごのラインをシャープに見せる効果を期待できます。
四角く整える
先をとがらさずに四角に整える形のもみあげもあります。
このもみあげはポピュラーではありませんが、男性らしくワイルドな印象になるので好む男性は少なくありません。
四角に整えることで、もみあげの存在感が増し、力強い印象を与えてくれます。
逆三角形の形に整えたもみあげよりは、少し堅く近づきにくい印象になるかもしれません。
また、どの髪型にも似合うもみあげとは言えないかもしれません。
しかし男らしさ、ワイルドさを演出したいのであればおすすめです。
もみあげを自分で整えるために必要な道具とは?
もみあげを美容室に行ったときに整えてもらうこともできますが、セルフカットができれば便利なのに…と思われませんか?
もみあげを自分で整えることができたら便利ですよね。
何度も美容室に通う必要はなく、自分のなりたい印象に合わせてもみあげを整えることができます。
髪の毛全体の伸びるスピードと、もみあげの部分が乱れてくるスピードは違います。
もみあげが不ぞろいになってきたり、伸びてきたな、と感じたら自分でいつでもお手入れできるように、もみあげ整えるための道具を用意しておくとよいでしょう。
もみあげのお手入れに欠かせない道具はこちらです。
・鏡
・はさみ2種類
・シェーバー
・クシ
おしゃれな男性であれば、誰でもすでに持っているもののはずです。
鏡は手鏡ではなく、両手が使える鏡を用意しましょう。
また、はさみは普通のサイズとまゆカット用のはさみを2種類用意します。
剃刀ではなくシェーバーを使ったほうが肌に優しく、簡単に整えることができます。
丁寧に整えていくために目の細かいクシがあると便利です。
さらに、もみあげが長い方はスキばさみがあると整えるのがさらにやりやすくなります。
そして左右の長さを均等にするために、もみあげの理想の範囲を眉ずみなどで書いておくと整えやすくなるでしょう。
自分でのもみあげの整え方は2ステップ!
もみあげを整えるために必要な道具がそろったら、さっそく整えていきましょう。
2段階で説明します。
①飛び出した長い毛をカット
もみあげを放置しているとどんどんくせ毛が伸びてもじゃもじゃとしてきます。
それを放置しているままにすると、清潔感からは程遠い印象を与えることになってしまいますので注意しましょう。
まずは、その伸びてしまっている必要のない長い毛をハサミでカットしていきます。
この時、クシで毛の流れを一方向に統一させながら、クシからはみ出ている部分をカットするようにするとよいでしょう。
くせ毛が強いと、毛の量や向き、長さが不ぞろいになってしまうことがあります。
そうならないように、このはさみでカットする過程は重要なのです。
②はみ出した部分を剃る
2番目に、はみ出している部分を剃っていきます。
もみあげを残したい自分の理想の長さと形をまずは決めておき、その部分を眉ずみなどで印をつけておくと整えやすくなります。
その形や長さからはみ出ている部分をシェーバーで剃って行きます。
もみあげの顔側の部分をきれいに整えるようにするのがポイントです。
そうすることで非常に清潔感がアップし、見た目がスマートになります。
耳側の毛は自分では見えにくいので、鏡を使って必要のない毛をカットしていくといいでしょう。
メンズのおすすめもみあげ① ナチュラル系
もみあげの長さや形によって、普通のメンズにも男らしいワイルドな印象にもなれるとおわかりいただけたと思います。
しかし、ほとんどのメンズはナチュラルな雰囲気を好むことでしょう。
整いすぎているもみあげも、放置されすぎているもみあげもちょっと…という方は、このナチュラルな形に整えていくとよいでしょう。
①耳たぶのところでそろえる
もみあげの先端を耳たぶのところでそろえると、自然な形になります。
先端の形は逆三角形が最も一般的で目立ちません。
この形が最もオーソドックスで「普通」を好むメンズには一番おすすめです。
この形であれば、どんな顔の形でも髪型でも似合うため、いろいろなヘアスタイル、ヘアアレンジを楽しみたいという方にはおすすめです。
前髪からもみあげ、そして髭へとのラインをつなげるまではいかなくても、直線状に置くことでかっこよく見えるようになります。
②耳の中心に先端を合わせる
すっきりした印象を与えたいのであれば、耳の中心に先端を合わせて整えるとスマートでナチュラルなもみあげになります。
耳の穴の位置が一番ベストでしょう。
非常にさわやかですっきりとした印象を与えることができます。
特に短髪の方はもみあげだけが長いと不自然な仕上がりになってしまいます。
その場合、もみあげも短く整えることでバランスの整った髪型になるはずです。
もみあげの長さではなく毛の長さも短く整えることで、よりさわやかになれるでしょう。
メンズのおすすめもみあげ⓶ 男らしいワイルド系
男らしいもみあげになりたいのであれば、普通のナチュラルな長さや形で満足していてはいけません。
かっこいい形のもみあげに整えて、男らしさをアピールしましょう。
とにかく男としての魅力をもみあげでだしたい!という方はもみあげの存在感を上げるようにしましょう。
先端はまっすぐ四角に整えれば、力強さが感じられます。
もみあげと髭をつなげることでさらなる存在感を出すことができます。
野性的な攻撃的な男らしさをアピールできることでしょう。
ただし、もみあげ自体は髭とつながっていても、清潔感を与えるためにはもみあげの厚みはあまりひどくならないようにしましょう。
もみあげの部分の毛の長さは短めがおすすめです。
バリカンやシェーバーを使って短く整えましょう。
メンズのおすすめもみあげ③ 小顔系
もみあげの形や長さによっては小顔効果を期待できるものもあります。
もみあげは顔のサイドラインを形成しているといっても過言ではないものです。
ですから上手に整えれば顔が小さく見えるのです。
そのためには、もみあげの先端を前よりに整えるのがポイントです。
まっすぐ下に向かって整えるのではなく、顔の前方にカーブさせるように整えるのです。
そうすると前から見たときに顔のサイドがもみあげで隠れることになります。
ですから、顔のラインがスマートに見えるのです。
顔の形のタイプ別おすすめのもみあげ&NGもみあげ!
もみあげを作ることが似合わない顔の人も確かにいます。
自分がどんな顔の形なのかをよく把握しておいて、それに合った前髪を作るようにしましょう。
面長
面長の人は長いもみあげを作らないようにしましょう。
もみあげが長いと、サイドが意識されすぎて余計に面長が目立ってしまいます。
短めのもみあげのほうが顔のバランスがよく見えるはずです。
どうしてもみあげを長く伸ばしたいのであれば、前側のラインを斜め後ろに持っていきましょう。
小顔効果を狙うもみあげの形の反対バージョンですね。
そうすること顔の縦の長さが目立たないようになるでしょう。
下膨れ
下膨れの顔の方も、もみあげを注意しなければなりません。
顔の下部分が張っているような顔の大きさをコンプレックスにしている方は、もみあげを長くするとその輪郭が余計に強調されることになります。
ですから、できれば短めのもみあげ、長くするにしてももみあげの毛をできるだけ薄くして目立たないようにしましょう。
この場合は、もみあげを短くしたほうが縦のラインを作って顔のバランスをよく見せることができます。
もみあげもおしゃれにしたいメンズにおすすめの髪形5選!
もみあげによって本当に印象は変わります。
最後にもみあげがおしゃれになる髪型を5種類ご紹介したいと思います。
このもみあげの形や長さとヘアスタイルを美容室で注文するときに参考になさってください。
①フレンチマッシュパーマスタイル
まずは、フレンチマッシュパーマです。
もみあげはしっかり刈り上げて、耳の中央の短さになっています。
一般的なもみあげよりは短く、量は多めです。
トップはパーマをかけてボリュームが出ています。
トップのふんわりとしたボリュームと、もみあげの力強い印象のメリハリがよく出ていて、男らしいおしゃれなヘアスタイルといえるでしょう。
②ブロックマッシュ
ブロックマッシュも、もみあげがおしゃれにセットできるヘアスタイルです。
少し短めのもみあげがさわやかな印象を与えるツーブロックスタイルです。
耳周りやもみあげはくせ毛が出やすい部分ではあります。
ですから、その部分を刈上げたり、細くしたり、毛の量を少なくすることでスマートに見せることができるでしょう。
しかし、短くしすぎることに抵抗があるのなら、このさわやかなソフトツーブロックがおすすめです。
③さわやかナチュラルツーブロック
大人な印象のさわやかなナチュラルツーブロックもおしゃれな髪型です。
もみあげと襟足は浅めにカットしてあります。
青く見えるほどの薄さではありませんが、できるだけさわやかに見えるように刈り上げてあります。
ツーブロックはワイルドな印象が魅力的ですが、このソフトなナチュラルなツーブロックなら、男らしさと一緒に清潔感や優しさが醸し出せます。
④大人グランジ・ツーブロック
大人メンズのヘアスタイル、グランジショートもおすすめです。
毛先はランダムに整えて、襟足やもみあげはすっきりと刈り上げることでさわやかな印象を与えています。
黒髪にすることで若い印象になりますし、清潔感も増しています。
ワックスを毛先につけて動きをつけるだけの、とても簡単なヘアスタイリング方法です。
ビジネスシーンにももってこいですね。
⑤ナチュラルショート
乾かすだけでスタイリング完了のナチュラルな雰囲気が魅力のヘアスタイルです。
トップの髪の毛は短めに切って動きを出します。
前髪はソフトアシメカットにして横に流せば、とっても自然な印象になります。
もみあげも一番一般的な印象である、耳たぶ付近で逆三角形に柔らかい印象で整えています。
このヘアスタイルは少し伸びてきたときでもナチュラル感が消えない、素敵な髪型です。
まとめ
・もみあげを耳たぶより長くしたり、四角く整えると男らしくワイルドに見える。
・自分でもみあげを整える場合はシェーバーを使ったほうが肌に優しく簡単に整えることができる。
今までもみあげを意識したことがなかった、というあなた。
ぜひこれからはもみあげの形や長さにもこだわりを持ってください。
あなたが人に与えたい印象に合わせて、もみあげも整えていくといいですね。