べたつきやテカリは肌トラブルの原因で、見た目も悪く不潔な印象をあたえがちですので清潔感を維持するためにあぶらとり紙は非常に有効です。
今回はあぶらとり紙の使い方、選び方、メンズにおすすめランキング15選を紹介します。
あぶらとり紙とは
あぶらとり紙、と聞いて即答できる男性は少ないかもしれません。
あぶらとり紙とは化粧用の和紙のことです。
この紙は、顔の皮膚から分泌される余分な皮脂や汗を吸収して取り除いてくれます。
京都の舞妓さんなどが最初に使い始めたものであると言われています。
化粧をしっかりしている状態でも、あぶらとり紙を押し当てるだけで余分な皮脂や汗を吸着し取り除いてくれるからです。
あぶらとり紙は、金箔を製造する過程で使用される和紙が材質となっています。
和紙は紙の繊維の密度が高いので、抜群の吸脂力効果があることを利用して、あぶらとり紙ができています。
あぶらとり紙の効果2つ
あぶらとり紙には抜群の脂肪吸収力があると言うことがわかりましたが、本当に効果はあるのでしょうか。
あぶらとり紙を使用したときに得られる効果を、詳しく2つご紹介したいと思います。
余分な皮脂の除去
1つ目の効果は、余分な皮脂の除去をしてくれると言うものです。
目に見えてはいませんが、空気中に漂っているゴミやほこり、ウィルスや雑菌、排気ガスなどの有害物質は肌に付着してきます。
ですから想像以上に、目に見えないレベルで肌が汚れてしまっています。
あぶらとり紙を使用することによって、余分な皮脂の除去とともに、汗や肌に付着してしまっているあらゆるほこりや雑菌も取り除く効果があります。
肌トラブルの防止
2つ目の効果は肌トラブルの防止です。
肌にはある程度の皮脂が必要ですが、過剰に分泌されてしまった皮脂を放置しておくと、空気によって酸化し、それが雑菌をおびき寄せます。
そして、肌の上で雑菌がどんどん繁殖し、その結果、毛穴が詰まってしまったり、黒ずみやくすみ、ニキビ、さらには嫌な臭いを発したりと、肌トラブルを引き起こします。
しかしあぶらとり紙で、余分な皮脂を定期的にとれば、雑菌の繁殖を防ぐことができます。
その結果、肌荒れや炎症などのトラブルを未然に防ぐことができるのです。
皮脂を取り除くことで、肌の新陳代謝を良好化することができるのです。
あぶらとり紙の使い方ポイント5つ
続いて、あぶらとり紙の正しい使用方法をご紹介したいと思います。
ただ、皮脂を取ればいいというわけではありません。
正しい使い方をしなければ肌に負担をかけてしまい、良い効果をもたらすもののはずが、肌の悪循環を引き起こすものになってしまいかねません。
そこで5つのポイントを押さえた、正しい使い方をご紹介したいと思います。
①必要以上に使わない
1つ目の使い方は、必要以上にあぶらとり紙を使用し皮脂を取りすぎることがないように注意する、と言うものです。
皮脂が取れなくなるまで、何枚も何枚もあぶらとり紙を使用したことがないでしょうか。
皮脂を必要以上に除去してしまうと、皮膚は皮脂が足りなくなったと感じ、さらに皮脂の分泌量を増やしてしまいます。
そのため、ニキビや乾燥肌になりやすくなり、肌トラブルを引き起こしやすくなります。
ですから、あぶらとり紙は最高でも1日2回程度に抑えるようにしましょう。
②気になる部分だけに使う
2つ目の使い方は、気になる部分にだけあぶらとり紙を使用する、と言うものです。
皮脂の分泌量は季節や体調、肌質によって異なります。
ですから、毎日同じ量だけあぶらとり紙を使用すると言うのはおかしなことです。
乾燥肌であれば、皮脂の分泌量がそもそも少ないので使用する必要はありません。
また、頰は乾燥しやすいのであぶらとり紙を使用しない方が良いでしょう。
ベタつきやテカリが特に気になる部分である、おでこや鼻、顎などにポイント使いするならあぶらとり紙を効果的に使用することができるでしょう。
③優しく押さえながら使用する
3つ目のポイントは、あぶらとり紙は優しく押さえながら使用する、と言うものです。
皮脂を完全に取り除きたいが故に、肌に強く押し当ててゴシゴシ擦り取るような使用方法は間違っています。
そのような使い方をすれば、肌に大きな負担をかけることになり、肌荒れを引き起こしかねません。
皮脂を100%取り除く必要はありません。
軽く押さえるだけで余分なものは取り除くことができますので、優しく使用すると言うコツを忘れないようにしましょう。
④肌が乾燥しているときは使わない
4つ目の使い方・注意点は、肌が乾燥しているときにあぶらとり紙を使用しないと言うものです。
肌が乾燥しているときには、皮脂は非常に重要な働きをします。
いつもいつもあぶらとり紙を使用することが習慣化している方にとっては、挑戦となるかもしれませんが、乾燥を感じた時は思い切ってあぶらとり紙を使用しないようにしましょう。
乾燥している状態で皮脂を取ると、水分が蒸発し、より肌が乾燥してしまいます。
肌が乾燥すればするほど、もっと多くの皮脂が必要だと勘違いさせる結果になり、肌トラブルを引き起こしかねません。
⑤保湿もする
5つ目のポイントは、あぶらとり紙を使用した後に保湿する、と言うものです。
せっかく皮脂を取り除いたのに、保湿をしては意味がないと思われるかもしれません。
しかし、余分な皮脂が過剰分泌されるのは肌の水分が足りていないからなのです。
ですから、あぶらとり紙を使って余分な皮脂を除去した後は、化粧水などを使って肌に潤いを与えてあげましょう。
スプレータイプの化粧水や加湿器等、自分のライフスタイルに合った保湿アイテムを使用すると良いでしょう。
あぶらとり紙の選び方のポイント
あぶらとり紙の選び方にもいくつかポイントがあります。
あぶらとり紙は、最近皮脂がよく取れるよう機能性がアップしており、皮脂を強力に取り過ぎてしまうタイプのあぶらとり紙は、要注意アイテムといえます。
ですから、「超強力」「皮脂をしっかりとるタイプ」などのキャッチフレーズがついたあぶらとり紙はあまりおすすめしません。
それよりも、保湿成分が配合されているものや、おしろいがついた機能性のあるあぶらとり紙を選ぶようにしましょう。
乾燥肌の方は基本あぶらとり紙を使用する必要はありませんが、もし使用したいときには皮脂を取りすぎない保湿効果のあるあぶらとり紙を選ぶと良いでしょう。
肌がより乾燥してしまう危険性を抑えられるはずです。
あぶらとり紙おすすめランキング15選
あぶらとり紙の選び方や使い方、注意点などをご紹介してきました。
ここで早速、あぶらとり紙のおすすめランキングをご紹介したいと思います。
男性専用のあぶらとり紙と言うわけではありませんが、男性にありがちな肌質を考えて厳選した15種類のあぶらとり紙をご紹介していきます。
①よーじや あぶらとり紙
第1位は、よーじやのあぶらとり紙です。
京都のお土産の定番となっているあぶらとり紙です。
よーじやのあぶらとり紙は皮脂の吸収力が抜群で、使用後の紙の状態を見ればどれぐらい皮脂がとれたのかがよくわかります。
緻密な和紙を厳選して作られたあぶらとり紙だからこそ、余分な皮脂のみをしっかり吸着してくれます。
繰り返し叩き込んで紙の繊維が活性化されていると言う、よーじやならではのこだわりが詰められたあぶらとり紙です。
②STF オイルクリアフィルム
第2位はSPFのオイルクリアフィルムです。
あぶらとり紙を使用しすぎると肌の潤いをなくし、乾燥肌を作り出してしまいます。
しかしこのあぶらとり紙は、肌の潤いはキープしながら余分な皮脂だけを吸収する機能性の高いものとなっています。
そのため、特殊なフィルムが使用されています。
あぶらとり紙の1つではありますが、紙ではなくフィルムタイプなので肌あたりがよく、肌が敏感な方や乾燥しやすい方にもおすすめのものと言えるでしょう。
③ギャツビー あぶらとり紙 フィルムタイプ
第3位はギャツビーのあぶらとり紙フィルムタイプです。
メンズコスメで大人気のブランドであるギャツビーのあぶらとり紙は、皮脂分泌が気になる男性に非常におすすめです。
ギャツビーのあぶらとり紙は、男性らしいモノクロなデザインとなっているため購入しやすいでしょう。
ギャツビーのあぶらとり紙のフィルム表面にはミクロの穴があり、毛穴の奥の皮脂まで絡みとってくれる効果があります。
④ディーフィット プロ業務用あぶらとり紙(普通・脂性肌用) 200枚入り
第4位はディフィートアプロ業務用あぶらとり紙です。
このあぶらとり紙は、機能性が高いのに価格が安く、コストパフォーマンス抜群なことで評判の高いあぶらとり紙です。
普通肌や脂性肌用に作られており、シンプルなあぶらとり紙となっています。
プロ業務用と書かれている通り、枚数が多く素早く皮脂をしっかり吸収してくれる機能性の高いあぶらとり紙として人気が高いものです。
⑤KOSE コーセー ローズオブヘブン あぶらとり紙
第5位はKOSEのローズオブヘブンあぶらとり紙です。
皮脂を取るだけではなくスムースパウダーが配合されていたり、オーガニック認証エキスが配合されていることによって、肌の保湿効果もあるあぶらとり紙です。
また、ふわりと香るローズの香りは皮脂を取り除くだけではなく、リラックスさせてくれるものです。
パウダーの効果により、あぶらとり紙を使用した後は肌がサラサラになります。
皮脂を取り除いた後に乾燥しないような機能が付いている、このあぶらとり紙は女性にはもちろん、男性の乾燥肌の方にも人気がある商品となっています。
⑥カタニ 京都伝統あぶらとり小町和紙 金魚
第6位はカタニ 京都伝統あぶらとり小町和紙 金魚です。
このあぶらとり紙は、京都の伝統的なあぶらとり紙として機能性に優れているものです。
京都の舞妓さんが昔から使っているあぶらとり紙と同じ伝統製法で長年作られています。
皮脂を取る吸収力に優れており、1枚ずつ取り出せるポップアップケースに入っているのも人気の理由です。
あぶらとり紙のほとんどはペラペラの薄いものですが、このあぶらとり紙は厚みがあり破れにくいのも特徴です。
⑦資生堂 あぶらとり紙 (プルポップ)011
第7位は資生堂のあぶらとり紙です。
シンプルなパッケージで取り出しやすいあぶらとり紙です。
しっかりケースがあるので持ち運びも簡単です。
天然パルプ100%の肌に優しい素材でできているので、敏感肌の方でも安心して使用することができるでしょう。
紙がツルツルしており、皮脂はそこまで取りすぎることのない素材なのが、人気の理由でもあります。
⑧オルビス(ORBIS) あぶらとり紙 5冊セット
第8位は、オルビスのあぶらとり紙セットです。
オルビスのあぶらとり紙はメモ帳のような形になっていて、30枚× 5冊組のセットでお得に購入できます。
オルビスのあぶらとり紙は、昔からの作り方で作られており、京都の高級のあぶらとり紙と同じ製法なのが魅力的です。
面積が広いので時間短縮で、素早く顔全体の皮脂を取り除くことができるでしょう。
⑨KOSE コーセー ソフティモ スーパーあぶらとり黒シート
第9位、はKOSEのソフティモスーパーあぶらとり紙黒シートです。
黒いあぶらとり紙と言うのは非常に珍しいものです。
油を取るとすぐに真っ黒になります。
ダブリュークレイパウダーが配合されており、毛穴の奥まで皮脂をしっかり密着させ吸収してくれます。
シートは天然フィルムタイプで使いやすく、肌なじみもよく敏感肌の方でも安心して使用できます。
吸収した皮脂が肌にまたついてしまう事はなく、さらさらの仕上がりになるのも人気の理由でしょう。
⑩アナスイ オイル コントロール ペーパー ケース付き
第10位は、アナスイのオイルコントロールペーパーケースです。
紙1枚1枚にアナスイのロゴがプリントされている、デザインにこだわりのあるあぶらとり紙となっていますが、それだけではなく皮脂もしっかり絡みとってくれます。
機能性に優れているだけではなく、おしゃれなのも1つの特徴でありおすすめな理由です。
このパッケージが苦手、恥ずかしいと言う男性の方はケースを変えると良いかもしれません。
⑪高級あぶらとり紙【ふろやかみ】 業務用
第11位は、高級あぶらとり紙ふろやかみです。
1000枚入って610円と言う、非常にお得な業務用あぶらとり紙になっています。
100%の天然パルム紙を使用しており、皮脂の吸収性に優れている機能性の高いあぶらとり紙です。
脂性肌で、しょっちゅうテカリやべたつきが気になると言う方におすすめのあぶらとり紙です。
⑫加美屋 あぶらとり紙 「パウダー付」
第12位は加美屋 あぶらとり紙 「パウダー付」です。
このあぶらとり紙はパウダーがついている面で皮脂を吸収し、サラサラな状態に仕上げることができます。
パウダーは誰の肌にも合うオークルタイプのもので、肌の状態を綺麗に見せてくれます。
指などに皮脂やパウダーがつかないようにクリアコートされているのも、便利な特徴の1つといえます。
メイクをする男性の方には特におすすめのあぶらとり紙です。
⑬京都東寺のあぶらとりがみ 大判サイズ
第13位は京都東寺のあぶらとりがみ 大判サイズです。
このあぶらとり紙は、純正和紙仕上げの高級なあぶらとり紙です。
天然マニラと言う素材を使用しており、皮脂の吸着力が何倍も高められています。
両面どちらも使用することができ、大判サイズもあります。
⑭【マンダム】ギャツビー 薬用あぶらとりペーパー ウェットタイプ
第14位は【マンダム】ギャツビー 薬用あぶらとりペーパー ウェットタイプです。
このあぶらとり紙は50枚入りで250円というコスパ優秀なあぶらとり紙です。
ウェットタイプのあぶらとり紙で、シールが付いているので持ち運びすることもできます。
脂性肌に悩む男性が肌を清潔に保つために、このギャツビーのあぶらとり紙は非常におすすめです。
ニキビ予防にも効果的と言う口コミもあります。
⑮資生堂 汗もスッキリあぶらとりフィルム
第15位は資生堂 汗もスッキリあぶらとりフィルムです。
汗もスッキリとってくれる資生堂の油とりフィルムは、無数のミクロの穴によって汗と皮脂を素早くしっかり吸収してくれます。
ベタつく夏の時期には特におすすめのあぶらとり紙となっています。
まとめ
・メンズあぶらとり紙は使いすぎると逆に皮脂の分泌量を増やしてしまうので使い過ぎには注意する。
・メンズあぶらとり紙の選び方は保湿成分が配合されているものや、おしろいがついた機能性のあるものを選ぶと良い。
・メンズあぶらとり紙おすすめランキング1位は「よーじや あぶらとり紙」。
男性でもあぶらとり紙を使用するのは全くおかしなことではありません。
ただし自分の肌質をよく吟味して、本当にあぶらとり紙が必要かどうかを正しく判断するようにしましょう。
皮脂の吸収力が強いだけではなく、肌をしっかり保湿してくれるタイプのものが1番おすすめです。
これからの時期は特にベタつきやテカリが気になりますが、自分にぴったりのあぶらとり紙を見つけて、いつも清潔感のある肌の状態に整えられるといいですね。