PENICILLINのボーカルなど多方面で活躍するHAKUEIさんの体には多くのタトゥーが刻まれており非常に目を引きますね。
今回はタトゥー上級者のHAKUEIさんのタトゥーの場所、それぞれの意味を紹介します。
目次
HAKUEIさんのプロフィール!
HAKUEI(ハクエイ)
本名:田中博英(たなか はくえい)
生年月日:1970年12月16日
出身:宮崎県串間市生まれ、青森県弘前市育ち
身長:183cm
体重:58kg
血液型:O型
学歴: 東海大学教養学部生活学科(生活経済学課程)卒
PENICILLINおよびmachine、ライチ☆光クラブのボーカリストとして、1990年代のビジュアル系ミュージシャンとして活躍されていたHAKUEIさん。
1992年にPENICILLINを結成、1996年3月にシングル「Blue Moon / 天使よ目覚めて」でPENICILLINのボーカリストとしてメジャーデビュー。
瞬く間に人気に火が付き、9月にリリースしたシングル「ZEUS」でソロデビューしてオリコンチャート9位になるなど、1990年代のロック界でひときわ光っていた存在でした。
1997年には映画「30-thirty-」で初主演し、俳優としても活躍されていました。
モデルやヴォーカルとしてだけではなく、ファッションモデルIVANのプロデュースを手掛けるなど、活躍の場を広げています。
そんな尖った存在のHAKUEIさんですが、くめ納豆の名誉会員であったり、クワガタマニアで、あふれるクワガタ愛をブログで熱く語ったりするお茶目な面もあります。
HAKUEIさんのタトゥーの場所とは?
出典:https://news.walkerplus.com/
2000年ごろに、両腕の上腕部分に入れたのが最初だそうです。
それ以降、首、胸、肩、腕、手の甲、小指まで入っています。
モノトーンではなく、左腕には牡丹の花や蝶のモチーフがカラーで彫られています。
それ以外にも焔やイバラなどが見えますね。
両胸には鳥が彫られています。
和と洋がミックスされた芸術的なタトゥーと鍛え抜かれた筋肉が美しいです。
胸のタトゥー「ツバメ」の意味とは?
アメリカントラディショナルのタトゥースタイルで、両胸に左右対称になる様に「ツバメ」が彫ってあります。
ツバメ(スワロー)モチーフは、アメリカントラディショナルのスタイルではとても人気があるモチーフの一つです。
水兵では、一羽のツバメのタトゥーがある水兵は5000マイル、2羽のツバメは10000マイルを航海した英雄であることを示したそうです。
タトゥーは海の男のシンボル
もともと海の男の間では、タトゥーを彫ることが一般的です。
事故にあった時の識別が目的でした。
航海は現代のような海図やレーダーなどもなく、気象によって命を落とすことも少なくない、危険なものでした。
そんな危険な航海の中で、ツバメが見えたら港が近い印だったそうです。
航海から無事に戻って来たときに、最初に見る鳥がツバメであったことから、勇気ある航海を乗り越えた水兵はツバメのタトゥーを彫り、自分の経歴を誇ったそうです。
また、ツバメは冬の間には温かい地域に渡って、春に同じ場所に帰ってくることから、安全に家に帰ってくることの祈りも含んでいます。
日本でもツバメは人が集まる所に巣を作ることから商売繁盛のしるしとして大切にしている地域があります。
このように富をもたらす象徴の意味もあります。
右腕のタトゥー「登竜門」の意味とは?
次は、ジャパニーズスタイルで「登竜門」が右腕の肘から下に描かれています。
その他に、鯉のタトゥーも入っています。
鯉(カープ)のモチーフは、アジアで好まれています。
日本ではこどもの日に「こいのぼり」を掲げる風習が残っています。
日本の和彫りによる鯉のモチーフが、海外に広まっていったため、英語で鯉を表すcarpではなく、「koi fish」と呼ばれています。
鯉の滝登り伝説になぞらえたタトゥー
HAKUEIさんの場合、登竜門と鯉のセットですので「鯉の滝登り」伝説を表現しているのでしょう。
この伝説を紹介しましょう。
中国の北部を流れる黄河の上流に、龍門山を開いてできた激しい「竜門」と呼ばれる滝がありました。
この竜門を登ろうと、様々な魚が挑戦しましたが、どんな魚も竜門を超えることができなかったそうです。
その中で鯉だけが竜門を登りきることができ、竜門を登り切った鯉は龍になったのでした。
この伝説になぞらえて「後漢書」には、李膺と言う人物に才能を認められれば出世間違いなしと言われ、「竜門に登る」と言われたそうです。
鯉は生命力が強い魚で、長生きする個体では70年ほど生きると言われています。
伝説によると200年以上生きるものもいるとされ、長寿や健康の象徴でもあります。
このような力強い鯉の滝登りの伝説を右腕全体に彫りつつ、右手の甲には桜の花がデザインされるなど、可愛らしい雰囲気もあります。
左腕のタトゥー「蝶&牡丹」の意味とは?
左腕の肘から下はカラフルな蝶と牡丹の花のタトゥーがあります。
牡丹の花は、中国をはじめとするアジアで人気があり、日本でも、源氏物語の中で百花の王として登場しています。
牡丹の花は、奈良時代に中国から伝えられ、葛飾北斎や狩野派でもよく描かれています。
「立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花」という言葉があるように、美しさの象徴である牡丹の花は、美しいだけではなく魔を退けるとも言われています。
タトゥーの組み合わせによる意味も
「獅子身中の虫」という言葉があります。
百獣の王である獅子には、向かうところ敵なしでありましたが、唯一の弱点が体内に寄生する害虫だったといわれています。
獅子の体の中に入り込み、内側から獅子の体を食い破ってくる恐ろしい虫ですが、牡丹の花から滴り落ちる夜露に当たると死んでしまうという伝説があります。
唐獅子牡丹などの組み合わせは、百獣の王である獅子と、百花の王である牡丹が、お互いを守りあっているものなのですね。
これらのことから、牡丹のモチーフには「王者」「高貴」「富」「幸運」などの意味があります。
さらに、HAKUEIさんの左手の甲にはバタフライのタトゥーが入っています。
牡丹の花と組み合わせて「自由」や「愛」などの意味になります。
首のタトゥー「トライバル」の意味とは?
首にはトライバルタトゥーが見えます。
どちらかというと女性的で美しいタトゥーが多い中、比較的外から見えやすい首に男性的なタトゥートライバルを施すことで、コントラストが生まれています。
ちなみに、トライバルタトゥーとは、民族的由来や文化的意味合いが強い、幾何学模様などのデザインが多いタトゥーです。
その迫力ある男らしいタトゥーに心惹かれる男性も多いようです。
まとめ
・HAKUEI右腕のタトゥー「登竜門」は「出世間違いなし」や「長寿や健康」の意味がある。
・HAKUEIの左腕のタトゥー「蝶&牡丹」は「自由」「愛」などの意味がある。
いかがでしょうか?
HAKUEIさんのタトゥーについて調べてみました!
ぜひ参考にしてみてください。